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ぼくらは「女同士の友情」を餌にして生き続ける怪物なのだらふか

いまぼくはドロヘドロという漫画を割と前のめりに読んでいます。ヘッダ写真をお借りしています。写真を借りる機能の中で「カイマン」と調べてもはたしてとかげはヒットしなかった。

そのためこのnoteはドロヘドロのそれなりの内容のばれを含みます。だいたい10巻までぐらいでしょうか。ドロヘドロは巻数表示をしていないため正確には10集と言わなければならない、当時連載していたというcomic IKKIから出る漫画が全部そういう表記なのかどうかぼくは知りません。

連載していたという、と言いましたが、ぼくはまだドロヘドロが完結したかどうかすら知りません。それを知ること自体、内容ばれになってしまうと思っています。それぐらいぼくは内容を知らされてしまうことについて抵抗があるし、もったいないから先を読み進められなくなるという症状を同時に発現させられるという特殊能力を持っていて厄介だなあと思う。

最近で言えば「月ノさんのノート」というYouTuberが書いたエッセイを「読み止めて」いる。全部読んでしまうのがもったいないのと、読んだらnoteに書きたいから気持ちが熱くなっている時に読みたいのでしょう。だから気持ちが定まっていないうちには読み進められない。それがドロヘドロも同じ。

前回述べたように、ぼくは幼き頃にしかも途中から読んでしまったため、めちゃくちゃ暗い漫画だなあと思っていた。さらにカイマンと二階堂がホール(一般的な現実世界?)から魔法の国に飛んでしまっており、話がよくつかめない上に二階堂というほぼ唯一の女の子が割とひどい目に合わされていて、ひどい目に合わせている側の連中をほぼほぼ嫌いになった。よもや作者の林田球が「ひどいことする要員」として敵側つまり煙側の処遇を決めているんじゃないかと思うほどだった。

だから幼きぼくは割とガチ目に煙がさっさと死なないかな?と思ってたし、久しぶりに読み進めてガチで死んだから普通に嬉しかった。当時はお下がりみたいなIKKIでも読んでいたから、漫画の枠外に担当編集が書いているような無駄な世界観の感じも嫌だった。煙にさん付けしている感じとかですね。

ただそれでも、煙が死んでなお露悪的な敵側の行動は鳴りを潜めなかった。特に鳥太が人格をかっさらわれた二階堂を虐待する感じは猛烈な尊厳破壊で観ていられなかった。ぼくは軽度の尊厳破壊しか好きじゃなかった。

鳥太についてはカイマンが襲撃にきたあたり……?かで見直したときもあっただけにがっかりだった。煙ぐらい早く死なないかな?と思っていたような気がする。で割とひどい目にあったので嬉しい。

同じぐらい露悪的で今でもきつかったのが恵比寿と藤田まわりだった。林田さんが恋愛描写とかをしたくないように見えるのは全然構わないんですけど、説得力がない男と実力があるけどこれもまた薄く二階堂みたいに人格改変みたいなことをしかも何度もされた上に、物理的にも命を弄ばれた薄幸の美少女である恵比寿みたいな構図のどこらへんにロマンスとか、ロマンスじゃないのであればコメディを求めればいいのかが全くわからなかった。

それもこれも魔法がある世界の話だから、回復できる能井みたいな存在のおかげで命があまりにも軽くなってしまうのかも知れない。ただそれでも……という思いで、ぼくは

続きを書くには紙面が足らないためまた明日おやすみなさいまし。

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