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放浪カモメはどこまでもを素人がカバーする時のアレンジを考える

素人とはぼくのことであり、ぼくはこの歌が好きです。ヘッダ画像をお借りしています。

ぼくはこの歌をよくコピーしてたことがありますが、歌もギターもどへたくそなので瀕死だった。そもそもぼくはラッパーなので

そしていつか、スピッツのコピーを集めたCD 一期一会 がリリースされたことがある。でもその中には放浪カモメが入ってはいなかった。せいぜい確か三人組グループが田舎の生活をドラムンベースなコピーしたのがロックだっただろうか。まさか椎名が別んところで出したコピーをそのまま提出してくるとは思わなかった記憶がある。

そして次にこのコピー企画 一期一会2 があった際にぼくはどのようなカバーをすべきか想像していたことがあり、その結果をここに出力しています。ぼくはラッパーなので呼ばれることはないんですが

世間にこの歌が初披露されたのは2000年……あたりでしょうか。カバーを考えるにあたって、ほかにもぼくはこの歌に関する豆知識を独自に揃えたので見てみましょう。

・テレビで販促のために歌われる時は両A面のメモリーズではなくこっち
・そもそもCDには順番があり、両A面といっても順番的にこの歌は二番目であった
・PVはメモリーズと地続きになっていて、男だけを集めて開催したステージの映像が主体であり、その絵はメモリーズ内でも使われている
・狙ったのかはわからないがメモリーズとキーが同じ(E)
・狙ったと思える理由として、三輪のギターがシングルバージョンのメモリーズのイントロにあり、放浪のエンドでそのイントロを終わらせるようなギターが弾かれる。つまりこのシングルはスピッツ史上唯一のソナタ形式である(イントロ→メモリーズ→放浪カモメ→アウト)
・メモリーズがラップ主体であったのに対し、こっちは純然たるギターロック
・仮題名がギターポップNo1だった(ロックでしたっけ?)
・そしてこの歌があるARUBAMUの題名も当初ギターポップNo1だった
・つまりこの歌が隼におけるキーだった(のだろうが結局題名は8番目あたりに入っている隼になっちまった。それ自体は別によい)
・隼では二番目に収録
・隼ではARUBAMU MIX(なんかギター音がぴんぴんしてるきがする)
・隼では次の詩がいろはであり、いろはもラップ色が強い歌といいますかプログラミング系音飾が強くメモリーズとのカップリング感を思い出さす。つまりは隼自体がスピッツ内におけるデジタルロックの魁といったところでしょうか
・放浪といろはのつなぎが一瞬である。これは放浪が歌の特徴として最後Bの連射で終わるんだが、シングルと違って三輪のギターがカットされてフェイドアウトとかリバーブとかなしで終わる珍しいアレンジだからか(確かいろはもE?だとするといろはのイントロはD→Eなので合うわけです)
・関係ないけどいろははスピッツの中でEキー骨太ギター三部作(とぼくが勝手に呼んでいる)中で次女である。センチメンタル→いろは→おけら
・だから今センチメンタルを自分たちで演奏してくれたらかなり完成度が上がる気がするんだが、スピッツはたまにしかそういうことをしないし再録とかもステージ音源以外でしないので切ない
・放浪の歌構成はイントロ→A→B→コーラス→Aをピアノで表現→B→コーラス×2→アウト
という、当時尾を引いていた「一番しかない」歌構成になっていてもったいない。これはぼくが知る限り(ギターの修行中に各時代の流行った歌を必死でコピーしてて知ったんだけど、1996年頃の冷たい頬を筆頭として一番しか造らない歌ブームがこと日本のロックシーンにおいて流行っていたっぽい。それってどうなんスかね……と思う。だって一番しかないんスよ?不完全燃焼じゃないすか……)

……こんなところでしょうか?この前置きでかなりの体力を失ってしまった。

肝心のアレンジですが、最後に書いた「一番しかない」ことを修正するアレンジをしたい。つまり

イントロ→Aをピアノで表現→B→コーラス×2→A→B→コーラス→イントロのB

という鬼変則的な偏愛的アレンジを提案したい。魔改造も甚だしいと思う。だって2番を前に持ってきて、一番につなげるわけです。こうすることで擬似的に無理やり2番を作った。

そうなると歌詞カードに書くべき字も公式のものじゃなくなるんだけど、そういうのってレコ社的にどうなんだろう。ああ、ぼくがラッパーじゃなかったら次の一期一会でこのアレンジで歌うのに……

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