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春の星に生まれたBIRD・下

昨日からROSSOの1stEPについて考える。ヘッダ画像をお借りしています。

ROSSOの1stEPは春にリリースされた。シャロンは冬の星を想像する歌。春に歌われた。ROSSOの歌は、季節が変わるタイミングで新しい環境に適応しようとする人々に響くメッセージを含んでいるわけではない。
新卒が社会に出る春の季節にリリースされた。特に日本では3月の終わりに多くの変化があるす。たとえば、新しい学校年度が始まり、新社会人が職場に入る。
冬の終わりが自然な休息の時であるべきだ。つまり、人間が冬に活動的であることの不自然さや、社会が時間を重視しすぎることなどが問題。
冬にリモートワークやベーシックインカムなどがあれば人々が冬の間、無理なく休めるようにすることができる。
私たちが日常生活で受け入れている社会規範に疑問を持つべきである。季節に合わせた生活リズムにより、より健康で持続可能な社会構造へ転換する可能性がある。

本来大学2年生とはそのような新しい季節の影響を受けづらい生き様だったはずだが、ここ数年だけ例外があったことは認めよう。

自分がいなくても回る世界に価値があるのだろうか?それまで自分が世界の中心にいたのであればそのような世界観ギャップに侵され、自死を考える人もいるんじゃないかと思った。だがそのような舐めた価値観を大学までに捨てろと世界はまた言っているような気もするが……大学までにその価値が矯正され得なかったのであれば、治せというほうが酷な気もしてくる。それは個性だと。

つまり治せ、ではなく直せが正しいのであり、もはや当人にすらどうにもできない気質なのであればその個性を忠実に守り、デザイナーとか唯一無二性が発揮できる生き方をすればいいだけのことだっていうことですね。

それは下記のリンクでお話した。

特に日本の企業における伝統的な「宴会文化」は批判の対象、新入社員が自身の本来の業務とは異なる「エンターテインメント」のスキルを求められることは問題。このような状況は、彼らが自己の能力を正しく発揮する場を失わせ、精神的な圧迫感を与える。

新社会人が企業文化に適応しようとする中で、本来の職務以外の役割を強いられることが「心を殺す生き方」となる。また、企業が新入社員に対して「宴会芸」などの非公式な役割を期待することの是正が求められる。より健全で公平な職場環境の構築が必要である。

さらに、企業は従業員が持つ異なる才能や適性を認識し、それに応じて適切な職場環境を提供する責任がある。適性が違う場合には、適切な職種への転職支援を行うことが提案されており、これにより従業員が自分の能力を最大限に発揮できるようにすることが重要だ。

この文の概要

  • 新社会人の状況: 新社会人が伝統的な企業文化に順応する過程で、彼らが不合理な要求に直面している

  • 体育会系の言及: 体育会系出身者がリーマン(ビジネスマン)として好まれる一方で、その他の人々が適性を発揮できない現状が問題

  • エンターテインメントとしての営業: 営業活動がエンターテインメント化している現実があり、それに精神的な負担がある

  • 個人の価値と企業文化: 企業が個人の価値や可能性を無視し、単なる利益追求の手段として従業員を利用している

考察

労働市場における現代の若者と既存の企業文化との間のミスマッチが浮き彫り。特に、日本の厳格な企業文化と新しい世代の価値観との衝突が精神的なストレスや個人の才能の浪費につながっている。

労働市場の改革や企業文化の革新を促す。社会がどのようにしてより包摂的で、個々の才能を尊重し、発展させる環境を提供できるかが今後の政策や企業戦略の策定を左右する。

これももちろん新卒とかに向けた、向けたといいますか新卒のその後を勝手に不安視する(不安視はするが、別に助けない)ものであり、大きなお世話である。

不安しかない世界の中で真っ春にリリースされたシャロンはその当時の大学一年生とか新卒の肩をほぐしてやれたのだろうか?少なくともぼくが初めて聴いた時、春かどうだったか忘れてしまったが……楽器屋みたいな場所で女の人がシャロンを聴いていたのか、まるでTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTじゃんと笑っていたら、ぼくの友達が全然ちげえわボケが、とひとりごちていた。

ぼくはシャロンのイントロの照井のベースを聴いて、一体どうすればこんなフレーズが思いつくのか……と膝から崩れ落ちそうになった。といいますか、このEPを聴いてそれ以外の感想がいだけるのであれば知りたい。どの歌の才能も恐ろしい。そして人が抱きがちなただ叫んでるようなそれでは決してないのだ。すべての歌にメロディがあり、例外があるとすれば惑星のLOUIS VUITTONとかシケインのあたりだろうか。

しかしこれは後期THEE MICHELLE GUN ELEPHANTといいますか最後のシングル(コンセプトシングルはエレクトリック・サーカスだが)であるGIRLFRIENDでもALCOHOL DRUGS ROCK'N'ROLLというフレーズがあるが、それに通じるラップ現象みたいなものである。

つまりBIRDの前が赤毛のケリーという恐ろしくメロディのある歌で終わり、(サンダーバードヒルズというクッションはあるものの)次にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとしてリリースした太陽をつかんでしまった、およびSABRINAHEAVENの冒頭ブラックラブホール、そして赤毛のケリーにとって(たまたま、別途書くべきだろうがぼくが赤毛のケリーにとって姉妹みたいな歌だと思っている)マリオンあたりと接地する歌の一種なんじゃないのかな、みたいな考え方ですね。

となるとこれは千葉のインタビュー集にも通じることになってしまうのだが、「どこでリリースするかの違い」だけでしかないのかも。先の女の人の感想は間違っていなかったのだろうか?という考えが頭をもたげるが、そちらについてはまた次回。

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