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タメ口VTuberカフェ作れないかな的な字

日クロ読んでたらタメ口喫茶があることを知り、VTuber文化に輸入できひんかと考えてました。ヘッダ画像をお借りしています。

タメ口カフェとは

輸入できひんかと思った理由はVTuber文化がアイドル文化のそれを踏襲し始めているから。例えばファンミという文化をぼくはずっと知らなかったし(という意味ではアイドル文化のアの字すら知らないといえてしまう)、バーチャル文化がそれを輸入した時に初めて知り、残念ながら行く気にはなれなかったけどなるほどと思った。

なるほどの理由は合理的だからです。あんま効率的という単語をバーチャルに持ち込みたくない。合理とは、タレントの時間給さえ確保できれば集客ができるから。時間でファンミ一回あたりの分数を区切って金を取れば割と利益が左右できてしまう。こんな話したくないのでやめる。

そこへ来てタメ口カフェが造られたことを知る。仕掛け人が電通出自だということだけど、現代において電通の名はデメリットしか呼ばないんじゃないだろうかと心配になる。ことエンターテインメント領域においては余計に、である。これは杞憂だし、別にぼくはそこまでタメ口カフェにエンゲージメントを感じていない。盛り上がってくれとも思わない。成功事例とかロールモデルになってくれとも思ってはいない。勝手にいま考えていることのロールモデルになるかもと思っているだけです。

もっと杞憂するならぼくはマフィア映画ばっか見てるので、そういう反社会客が来たらどうすんだろ?と想うのです。ワレ生意気な口聞いとんのう?慰謝料よこせやとか言うカスが来たらどうするのか?と。

そこは監視カメラとかでなんとかするでしょうか?さらにはデジタルネイティブな設計になっており、そういうカスハラ(カスによるハラスメントの略称ではなく、カスタマーハラスメント)が起きたときにも手元の社用携帯で即座にライブ配信したりする仕様になってたりするのかもしれない。

マジでそんなことしてほしいとまでは流石に思わない。犯罪実況行為みたいなものって、たとえしてる側が被害者でも問題だと想う。配信文化がある以上、今までまるでなかったとは思わないけど忌避すべき文化だと想う。でも何らかの事情で警察に連絡ができなくて、ライブ配信するしかなくてもそう言うのか?と言われても困ってしまう。現代は子どもでも気軽に配信プラットフォームにアクセスできる以上、何がどんなトラウマを植え付けるかわからないのだから、その母数を次の時代のために減らしてやってもいいんちゃうか?みたいな考えが根幹にあるだけです。

タメ口バーチャルYouTuber喫茶

タメ口バーチャルカフェが作れないかと思った理由はこのモデルカフェの店員の採用条件にある。素人がやっていないんです。役者の卵とかWワークなわけです。

確かに客にいきなりタメ口で話しかけろ、なんていう就労条件に一般の人がコミットするとは思えないのでなるほどと思う。「客にタメ口で話すなんてありえないんだから、これは演技なんだよ」という自己暗示をかけてこの店員ちゃんたちは接客に及ぶのだろう。自分でもわからないけど今週ずっと言い続けている日本の敬語文化がこれを阻害している。

ぼくはバーチャルの住人たちが演技でエンターテインメントを提供しているとは思わないけど、店員という役割を演じる適正は充分にあると思う。普段の実況なり生活垂れ流しはタメ口でしてるし(タメ口じゃない人もいて、むしろぼくが過去に取り上げた人の大半はそういえば敬語ばっか使ってたことを思い出したけど、話してる内容が余裕で18禁なことばっかりだったり物騒なことだったりもするので同じことでしょう)、そもそも仮想生命によるYouTuber文化とは「その人の素が受けて発展したんじゃね」みたいな偉そうな見解が2018年頃に得られてた気がする。

単発ムービーリリースというそれまでのYouTuberのスタンダードが仮想生命においては面倒だったのかどうかまでは知らないけど、圧倒的にライブストリームが増え、ライブストリームが増えたということは場当たり的に生きなきゃいけないということを意味してます。

演技なんてしてる場合じゃない。タメ口で話すし素が出る。乱暴な言葉が遣われる。乱暴な言葉に限って言えばぼくはまったく受け入れがたいけど。エンターテインメントをご提供なさるプロとしてやらないでほしいとかじゃなくて、単純に聞きたくないという理由です。こんなこと書く必要ないんだけど、こんな奥地まで読まれる方はいないだろうと思い書いた。

あとはもう説明するのは野暮でご理解頂けると思います。このファンミ+タメ口文化をサ店というスペースにおいて踏襲すればいいだけです。

タメ喫茶の完成形とは

ただ店舗経営にはそれなりの資本が要るだろうから、個人どころか普通のMCNでも飲食系と業務提携しないと初期投資だけで失速してしまわないか心配になる。居抜きで始めればいいだろうけど土地買って建物建てたらやばいですね。しかも少なくとも1店目は多分都心とかに建てないと投資回収的にいけなさそうです。

メリットのひとつは店員は全員例外なくリモートで就業でき安全なこと。かつてにじさんじのくじじゅうじという番組でメインのタレントが仮想存在だから、町にアンケとかしに行く時にディレクタが巨大タブレットを持ってタレントの姿を写して人と話させていたけど、市井の人はその姿をみて虚無と称していた。

虚無とは一見、仮想存在のために人が遣わされていて人権がどうのみたいな思想が想起されてしまいそうだが、虚無とか言って馬鹿にしてるどころじゃなくてこのタメ口カフェにおいては重要な役割を果たすんじゃないかとも思える。

注文というファンミを経てタレントが遠隔から複数のボタン操作とかで飲み物を配合して自動的にリリースする機能が店舗に備わっていればいいだろうし完成形はそれだろうけど、そうなるまでは実際の飲食物を人間が出すしかない。接客の折にこのタブレット持ち人が活躍するわけです。

ガチ理想は質量のあるホログラムが開発されることだろうけど、そうなるとセクハラとかどうなるんだろうとか(曲がりなりにも偶像業だ)、そもそも技術開発に世紀を要するかもしれないのでここに書いてある字まるごと杞憂かもしれない。

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