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久 し ぶ り に 映 画 を 観 ま し た 。

感覚日記ver.でお届けします。
ネタバレするので「怪物」を観る予定の方は気をつけて下さい。

今日は、久しぶりに映画を観てきた。
インド映画「RRR」ぶりの映画館。
うちの近くにある映画館ふたつは、早朝、もしくはレイトショーしか選択肢が無かったので、少し遠い映画館まで行って観てきた。(時間は14時半スタートでちょうど良かった)

前回観ようとして、映画館を間違えて予約していたために観れなかった「怪物」。今日再び観に行くまで「ほんとに私、観たいかな?」と疑問に思えてきていたけど、職場のパートさんに観に行こうと思ってる話をしたら「最後モヤッとするけどいい映画やよ」と言っていたので、結局気になって観に行く事に決めたのだった。(最後モヤッとする、と言われたのでややネタバレだったけど。笑)

そんな訳で「モヤッとする」覚悟は出来ていた。
観終わって、結果・・・ 想像以上にモヤッとしてた。
「自分で考える」「考えさせられる」映画と感じた。

結局「怪物」って誰?
って事だよね?きっと・・・

わたしが思ったのは「怪物」は、やっぱり「その他大勢」な気がした。特定の一人では無い、というか。

この映画は視点がどんどん変わり、
「こう思ってたけど違った。そうだったのか!」
の連続が続く。

私はというと、最初「先生コノヤロー」だったのが「あれ?いい子だと思ってた子が実は違った?」「学校も悪いじゃん!」「えっ?!結局誰が悪いの?!」という感じになっていった。

わたしはいつも、ストーリー以前に俳優さんの演技に吸い込まれる事が多いのだけど、今回は永山瑛太さんの演技に心を揺り動かされた。上手すぎないですか・・ 最初悪いヤツだと思ったのに、実はいい先生だったなんて。あと、瑛太が演じる先生の恋人役が高畑充希さんなのだけど、二人の恋人の感じがリアルすぎて。また充希ちゃんの明るめの髪とショートが大人かわいくて綺麗で似合ってた。結局二人はどうなったんだろう・・・
あと、子役のお二人が良かったな。星川依里役の柊木陽太くん。女の子みたいにかわいい・・・ 成長したら絶対美男子になりそう。どんな俳優さんになっていくのだろう。あと、田中裕子さんも良かったなあ。安藤サクラさんは言わずもがなで。(ちなみにサクラさんは「愛のむきだし」の時の演技が印象に残ってて。すさまじい役どころです)

映画を見た後に、youtubeでいくつか検索したら、感想としては「言葉にならない」とか「もう一度観たくなる」というのが多かったみたい。
それ、すごく分かるなあ~、と、思った。
まだ自分が気づいていない何かがありそう。

久しぶりの映画を観たからか、帰りは音楽がスーと心の中に入ってきました。というか、最近ちょっと心がかなり繊細になってるみたいで。常に泣きそう、みたいな。なんなんでしょうか。
あんまり詳しく語れないのですが、ここ最近、連日ある媒体で喋っている自分がいて。なんかそういう自分を止められなくて。映画を観る前日の夜に配信した時に、全然うまく喋れなくて。ああ、一番お話したかった事が話せずに終わっちゃった、なんで?ってなって自分に凹んで。ますます繊細な気持ちになって。なんかよく分かんなくなって穴の中に入りたい気持ちになって。傷つけるものから守るためにまとっていた分厚い皮が今はがれそうになってるというか、薄くなっちゃってるんだよね。だから泣きたくなるし、音楽もいつも以上に入ってくるし、あと、すごい歌いたくなる。
この状態がよく分からない。

今まで自分と思ってたものがやっぱ本当の「自分」ではなくて。
はがれてしまった後の自分が本当の自分なんだろな、って。

もぞもぞしすぎて居心地が悪く、心がざわざわしています。

でも、映画を観てる時は、意識は映画の方に行ってたから。
良かった、すこし自分から離れれて。
一定の時間だけでも自分から離れれるとちょっと気持ちがラクになる気がする。やっと息ができたー、みたいに。

次回は、宮崎駿さんの新作の映画を観に行く予定。
また、一人で。(パートナーのKさんはあんまり映画好きじゃないらしく)
どんな感想を持つのかなあ。
たのしみ。
てか、映画はやっぱ、たのしい。(怖いのじゃなければ)
気になるものがあれば、これからも観に行くようにしたいなと思いました。

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