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映画「イザイホウ」にみる久高島の原始共産制のすがた

念願果たして やっと観られました
「イザイホウ」
(上映してくれたシアタードーナツさんに感謝☆)

タイトルにもなっている イザイホウ(神女(みこ)の儀式)の映像もさることながら
「板一枚下は地獄」の言葉と
久高島沖の荒々しい海で たったひとりでサバニを駆り 魚を捕る
島の男たちの過酷ななりわい
(16歳になったら男は全員漁師になる)

そして そんな男たちをひたすら待ちながら
畑と子どもを世話し 年寄りと島を守り続けた
島の女たちの 深くあらざるを得なかった神信心のありよう
(30歳以上の女は儀式を経て神女になって初めて 漁に出た夫や島の安全を神に祈る資格を得る)

そんなものに 心をつかまれました

そして 1966年当時もまだ続いていた
原始共産制のくらし
土地の所有については 儀式が途絶えて40年が経ったいまも
一部の国有地などを除いては 島民みんなで共有するスタイルが続いているはず

乱開発を防げた一方で 若い世代の流出に歯止めがきかず
2060年には20-30代が0人になる予測もあるのだとか…

そんな久高島のいまと むかしをつなぐ貴重な記録映像
見えてくるものから感じること 思うことが多すぎて…

もう一回観たい衝動に駆られてます

作品について
http://www.kaiensha.jp/archive.html

シアタードーナツさんでの上映情報
https://www.theater-donut.okinawa/

「『イザイホウ』
ドキュメンタリー映画

【上映期間】
5/9(木)〜5/22(水)
①15:00〜

特別料金:1,000円(小学生 650円)

【内容】
沖縄県南城市の久高島は、昔から神の島として知られ、年間三十に及ぶ神事が、島の暮らしに組み込まれており、今でも島人によって厳粛に受け継がれている。これは1966年の「イザイホウ」の記録作品である。「イザイホウ」はその後一回行われ、1978年を最後に消滅した。
 多くの祭りや神事が時代の波とともに形骸化し観光資源に変身したケースも多いなかで、「イザイホウ」は厳粛な神事の心を失わず生きたまま消え去ったのである。今は、この記録映像で、その魅力の一端を感じてもらうしかないのである。」

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