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バックヤード:『湯島陰間屋育ち』を公開しました

 Amazon Kindleで、『湯島陰間屋育ち』という時代小説の中編(86ページくらいです)を公開しました。Kindle Unlimitedにも対応しています。どうぞお試しください。

『湯島陰間屋育ち』

 この小説、随分前に書いて、「んー、ちょっと座りが悪いかな?」と考え、一旦、オクラにしていたんですよね。今年の夏くらいから推敲を再開し、色々と手直ししてようやく公開にこぎつけました。文章のスタイルも、齢を取ると変わってくるもので、「いや、こんな回りくどい文章、ないよね。うわっ、ひどい」みたいに、かなりの割合で手を入れたかなあ。

 あらすじとしては、主殺しの汚名を着た、お浜という妾が遺した子供、幸助が陰間として生き、ある事件をきっかけに茶屋を出て、目明かしの手下となり、女房になる女と知り合ってというスパン長めの小説です。一種の成長小説ですか。短い期間の物語ではなく、一生まではいかなくてもひとりの人間の長期間の話を書いてみたかったんですね。
 なんか私、この手の紹介文が下手ですね。当たり前か? 器用な人間だったら、小説なんか効率の悪いものを書いたりしないでしょう。

 陰間に関しては、Wikipediaなどに説明があります。
 タイトルも正しくは『湯島陰間茶屋育ち』なんでしょうが、語感とかゴロの面で、「陰間屋」としています。まあ使用法として間違いではないみたいですが。元々は、もっと地味なタイトルだったんですが、さすがに誰も読まないよねってことで、若干、派手な(?)タイトルに変更。

 価格設定的には、いつもの通りエイヤっ、ですね。Unlimitedが登場して以来、購読いただくメインはそちらのほうに移っている状態なので、個別の価格設定って積極的な意味が減っている感じだな。

 物語としては面白いとは思います。長い時間をかけて推敲していると、自分でも段々分からなくなるんですよね………。

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