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休職中の「仕事を忘れて休む」という休み方がよくわからない

休職してから、ほぼ毎朝、仕事の夢をみて目が覚める。
悪夢というほどのものではないが、快適な内容ではなくて、例えば甘えたで有名な隣の課の責任者から困りごとの電話が12時間ぐらい続いている(という設定)とか、テレビ会議で音声が出ない(Web会議ではないところが笑える)とか、部長からパズルのピースが合わないことについて論理的に説教される(意味不明)とか。
どんだけ仕事が気になってるんだ、私。

と、呆れていたら、本当に大事件が起きて、今日、同僚から申し訳なさそうに電話が入った。
もしや予知夢? 

休職するにあたって、私が不安だったのは、こうしたトラブルが起きることだった。だから、替わりの窓口もフローやパターンを決めて複数部署にお願いしてきたし。
それでも不安は払しょくできず、夢になって表れたのだろう。
しかし私の準備を軽々と上回る事件が起きるとは。

事件自体は大きすぎて、結局はうちの課の手から離れることになったのだけど、事件の背景にある仕組みを総合的に説明をできる人間が私しかおらず、それで電話が入ったというわけで。
休職中でなければ渦中にいて、説明のためにあちこち奔走していたのだろうと思うと、同僚には悪いが正直ホッとした。

一方で、なんとなく、その問題に関わることができないことを、少しばかり面白くないなあと思う自分も確かにいて、そんなことで本当に私は休めるのかよ、と突っ込みを入れていたりもする。
医者は、休職中は仕事を忘れてまずは休んで、と言ったが、こういうことを繰り返していたら、100%仕事を忘れて休むなんてできるのだろうか。

本気で思うのだが、私の場合、まずは仕事を忘れる練習をする必要があるんじゃないだろうか。
休職とは、休み方を、頭と心と体が覚えていくための修行のような気がしている。

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