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番外編:インナービューティープランナーになるまで (4)

綺麗になりたい
幸せに過ごしたい
痩せたい
食べたいのに食べたくない

(全部、ついこの間までのわたし)

ダイエットを気にしている人に、
いまは毎日幸せで
ダイエットも楽しみながらできるようになった私から、
少しでもなにかメッセージが届くといいな。

今日は番外編、だいぶ真面目な内容です。


前回まではこちら
インナービューティープランナーになるまで (1)
インナービューティープランナーになるまで (2)
インナービューティープランナーになるまで (3)

そしてこちらも
インナービューティープランナーって?


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“管理栄養士”になるまで

ダイエットがきっかけで、
もっと食のこと、栄養のことを知りたくなって、管理栄養士のコースに進んだ先は、
もちろん知りたいことばかりを学べるわけではありません。


そもそも管理栄養士は

厚生労働大臣の免許を受けて
傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導、
並びに特定多数人に対して利用者の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理、栄養改善上必要な指導等を行うことを業とする者

です (本物の定義はかなり長いので省略しています)。


学ぶなかでおもしろかったのは
栄養学や食品学、調理学、給食経営学をはじめ
公衆栄養学 (食に関わる社会問題や法律など)
公衆衛生学 (例えば感染病や災害時等非常時食の対応など)、
栄養教育やライフステージ栄養、
カウンセリング論、スポーツ栄養
のあたり。


そして医療職でもあるので、
生理学、解剖学、
疾病治癒、微生物学や
臨床栄養学などなどもあって、
この辺は私のニガテ分野でした。


いま思えば管理栄養士の学問の中で
私は文系科目の方が好きだったのかもしれません。
(最後の卒業研究は、かなり真面目に
ポリフェノールの抗酸化作用関係の
ほぼ生理学と化学分野の研究をした (動物実験もアリ)ので、
最後まで思いっきり理系だったのですが。)



管理栄養士って、例えば
すでに生活習慣病である方・疑いのある方に食事指導をしたり、
病気の方の食事の対応や指導をする。

つまり病気を治すための役割が大きいです (医療系)。

もともとの定義の最初に傷病者療養、とでてくるし
私が大学生の時がちょうど、
医療職としての管理栄養士の立場を上げようとする勢いが強い時期だったからかもしれませんが。


食育や予防についても
管理栄養士が関わることは重要で、
もちろんそういう役割もたくさんあります。
(保育園や学校給食などがその代表かと)


私は病気になってから、ではなくて
病気になる前になんとかしたいから
予防・健康増進に関わりたいし、
“健康のために”と頑張るより先に、
自然と健康でいられる状態を作りたい。
理想論かもしれないけど、理想は高いから。


ただ、こんなにダイエットや美容で悩む人がいる (私の感覚)のに、
その辺りは実際の管理栄養士課程では
学べないことが多かったのです。


こういう風に感じるのは、
私が大学生だったし、20代だから。
同世代やよく会う人でダイエットや美容に興味を持つ人が多いからかもしれない。


歳を重ねたら自分も家族も病気になる可能性だって大いにあって
そうなったら当然病気や治療の食事に興味を持つだろうし。


あと大学教授や、さらに大学のカリキュラムを決めている方々は
経験を重ねたベテランの方がほとんどだから、
そのような方々はダイエットや美容についての科目は当然いれないだろうなあ、
と思った。
そりゃ、体が健康な人に対してよりも、医療費削減とか社会問題に関わる
生活習慣病対策のためになる方を優先しますよね。
まあ栄養士法で定められてるのだけど。



なんだかすごく、
管理栄養士課程を悪く書いた感じがしてしまっていたら申し訳ないのですが、
大学でこれらを学んだことはものすごくよかったと思っているし、
全く後悔していません。
楽しい思い出もたくさんたくさんあるし、先生方や友人には感謝しかありません。

管理栄養士という職や役割も、
社会の中でとてもとても必要で、
誇り高く、活躍している方々にもっとスポットが当たって欲しい、というような気持ちもあります。

そして、予防の分野の研究や実践も
私なんかが何かちょっと言うなんておこがましいくらい
ものすごく進んでいっているし、
そこで果たす管理栄養士の役割や活躍、発展が素晴らしいことも付け加えておきます。

個人的な見解として、
読んでいただければ幸いです。




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