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【FOMC終えて年末にかけて買い場くるか?】9月18日週振り返りと9月25日週シナリオ

お世話になります。
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9月18日週振り返り

今週はFOMC/BOE/BOJ
金融政策で忙しい週となりました。

それらの内容を踏まえて、
考察とこれからの相場について
お伝えしていきます。

振り返り前に先週振り返りや
シナリオ見ておくと理解しやすいです。


FOMC

金融政策 5.50%⇒5.50%(据え置き)

市場予測通りでしたが、
注目のドットチャートは以下でした。

画像参考:三井住友DC

年内はあと1回の利上げ
2024年は2回分利下げ後退の上方修正でタカ的となりました。

最近は金利上限も見え、
あとはどのタイミングで利下げとなるかを
物価見通しよりリスクオンを探る相場でございました。

しかし今回のFOMCでは、
年内利上げ余地も残し、
来年4回利下げできるつもりが、2回になってしまった

つまり、利下げ見通しが先送りとなりました。

最近ずっとお伝えしておりました
原油高も相まって、
さらに金利安は折り込みづらい
が形となって表れた次第です。

パウエル発言をかいつまむと、
「インフレ目標2%を変えるつもりはなく、道のりは未だ遠い」
「自然利子率が高くなった可能性がある」
「ソフトランディングは基本シナリオではない」
「追加利上げの準備がある」
「次回PCEは上昇している予想」

全体的にタカ的なスタンスです。

そして発表後の相場反応としては、
金利高株安のリスクオフでした。

短期的な相場の反応としては妥当です。



では今後の相場方向性はどうでしょう。
その参考としてインフレと経済成長があります。

まずはFOMCの経済成長率は以下です。

画像参考:三井住友DS

これを見る限り、
2024年成長率はやや低迷気味で
失業率は若干高めな水準です。

パウエルさんの基本シナリオとは異なり
ソフトランディング予想になりますね。

ソフトランディングとは、日本語で軟着陸を意味し、本来飛行機が緩やかに地面に降下する意味を表します。 これは景気循環にも使われ、好景気が最終段階を迎え調整に入ったとき、成長の速度を少しずつ低下させることを表します。急激な景気後退や混乱を招くことなく、緩やかに減速させて安定成長へと移行させることを指します。

しかし米経済は未だ堅調傾向であり
ソフトランディングもレベルは低いと想定します。


次にインフレ率推移はこちらです。

総CPI 前年比
コアCPI 前年比

ざっくり見ると
インフレは低下傾向にあります。

特にコア指数は前回-0.4%と
かなり順調に思えます。

しかし7,8月の総CPIは
3.0%⇒3.2%⇒3.7%と上昇気味です。

この大きな要因は原油の高騰です。

7月~9月の原油価格推移

金利上昇による景気後退の終焉や
原油減産報道を切り目に
この2か月で約30%以上も高騰しています。

これはインフレにとって上昇圧力です。

コア指数にも遅れて影響が出てくるはずです。
(およそ2,3か月後に影響します)

ここが現相場の厄介事です。

どこまで影響するのかは不透明であり
数か月のデータ確認が必要でしょう。

以上、経済見通しとインフレを材料とすると
しばらく高金利水準の維持は必要です。

やはり年内利上げや金利下げ後退は
妥当な判断と考えます。


では株もソフトランディングしていくのでしょうか?

私の意見は、違うと思います。

相場は想定できる範囲内のことは
折り込んでしまう傾向にあります。

例えば昨年の10月~12月にかけて
金利安を折り込んでいったことも同様です。

FOMCはインフレ目標2%姿勢は変えませんが、
経済に痛みを与えるフェーズは終了しています。

今後経済に打撃を与えるような
金利上昇があるとすれば
インフレがまた加速してきたときです。

つまり相場が上昇志向になる材料は、
・金利高の折り込み
・インフレ懸念の折り込み

の2つが必要と考えます。

現在金利高は、ある程度折り込み中と考えます。
それは2年~30年の債券市場の買いで見てとれます。

インフレ懸念は先ほど記述した通り、
CPIや原油高の影響で拭いきれません。

よって想定以上のリスクオフはなく
年末にかけて相場の上昇志向推移を想定します。

ただし探り探りで徐々に上昇するので
+1%/日で連続して上昇するには情報不足なので
ゆっくり上がっていくイメージが丁度いいでしょう。

dau30 推移イメージ

まとめますと、

インフレ懸念は残るものの、
金利高の天井も見えてきたことから
年内の下げ相場の底を探る展開です

短期的にはもう1段下げるかもしれませんが、
33600は強い抵抗ラインと想定します。


為替に関しては、ドルは強いです。

欧州は経済的な不安が残り、
円は金融緩和継続中ですので、
ドルを売る要素は少ないです。

10月失業率やCPIが重要になるでしょう。

金利安の折り込みはまだ先ですが、
株上昇志向になる想定しております。

ドル高フォローで立ち回るのが
無難なシナリオは変わりません。


BOE

金融政策 5.25%⇒5.25%(据え置き)

イギリスが金利を上げ始めてから
初めての据え置きとなりました。

市場予測は25bpの利上げでしたので
少しサプライズとなりましたね。

参考になったのは、
直前の物価水準があります。

英国 CPI


英国 コアCPI

物価水準はやや低下傾向ではあります。

BOEベイリー総裁も
「インフレ低下が据え置きの材料になった」
と発言しています。

しかし、メンバーのうち
9人中4人が利上げを指示しました。

「利下げは時期尚早」
とのコメントありますが、
まだ利上げは必要だと思います。

インフレ率もまだ高く、
原油高も影響してくると
苦痛を伴う利上げも考えられます。

ユーロ圏同様、
今年の冬も厳しいかもしれません、、

対ドルではポンド安が
暫く続くことを想定します。


BOJ

政策金利 -0.1%⇒-0.1%(据え置き)

変わらず金融緩和継続です。

インフレはしているものの、
賃上げができておらず、
利上げにいたるのはまだ先のようです。

「本当に先なのか?」
については別記事で詳細書きます。

植田総裁は
「基調的なインフレに確信が持てれば
 マイナス金利の解除も検討する」
としています。

さらには為替介入もチラつきますので、
円売り勢力も前よりは弱いでしょう。

米金利を考慮しても
高水準のドル円相場は続きそうですが、
上昇率は落ち着くと思います。

ただ積極的な円買いには早いので
引き続き円安フォローが無難でしょう。

日本株に関しては、
今後の相場方向性を加味すると
上がりやすい想定をしております。


振り返りまとめ


相場方向性はレンジの中でも
やや上昇シナリオを想定します。

短期的には相場の反応、
特に米相場は注目です。

為替に関しては
ドルが引き続き強いでしょう。

これらを踏まえて、
来週のシナリオ考えます。



9月25日週シナリオ


注目指標は以下です。
9月28日(木) GDP
9月29日(金) PCEdeflator、ミシガン
FEDメンバー発言も多く控えています。

週の前半は目立った指標はなく、
底を探る相場になりますので、
ややリスクオンを想定します。

ただし月曜くらいは
先週の米株売りの様子見が無難です。

もし今週ダウ33600に来れば買います。
⇒安値抵抗ライン、フィボ50
ここ抜けるとテクニカル的にも厄介です。

ダウ30チャート

月末期末の動きも考慮したいですね。
ただいつものようにポンド買いには注意です。

ポンドドルだとドル高ありますので、
月末フローで買われたポンドドルを
上から叩く売りがよさそうです。

先週BOJで緩和継続もあったので
ポンド円の買いもありと思いますが、
日本時間に円買いが起これば検討します。

月末期末、特に9月末は
年末を意識した動きもあるので
少しややこしいことが想定されます。

今週ドル円レンジは
146.000-149.500 です。

9月24日週ドル円レンジ

今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄

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