ファッキンフェミニスト

架空の存在である初老の女、ファキ田フェミ子が徒然なるままに考えたり思い出したりしたこと…

ファッキンフェミニスト

架空の存在である初老の女、ファキ田フェミ子が徒然なるままに考えたり思い出したりしたことを書いてます。博物館と電車が好きです。お酒と甘い物も好きです。趣味はお絵描きと読書。

最近の記事

女が大学に行く意味なんてない

今回も、架空の話をしようと思う。 「女が大学に行ったって、四年間遊ぶだけだから」 先日、ある集まりに行った際、そんな言葉を耳にし、私は驚愕した。 この令和に、お酒の入る席とはいえ、このような文言を聞くとは!私は即座にその言葉を発した主を確かめた。バブルの亡霊みたいな女性がそこにいた。私もそこそこ年齢を重ねているが、彼女はほんの少し年上のようであった。どう考えても私とは違う世界にお住いのようだ。生き方が違うのだから、主張が違うのも理解できるというものだ。私は納得した。

    • やばいファンの存在と労働価値説

      今回も、架空の話をしようとおもう。 こんな感じで今回も進めてしまったが、今回は実際に起こったことをベースに書いていこうと思う。この文章は、誰かを傷つけるつもりで書いていないことを先に述べておきたい。本人がエゴサーチの果てに読んでしまうことを避けるため、固有名詞は避けて説明する。 とあるコンビのファンの文章がSNSで話題となっていた。ざっくりいうと、以下のことが起きた。 1:Sさんは、音楽活動とお笑い活動を両立しているコンビを応援していた。 2:Sさんは熱烈なリアコ(ガ

      • 心が震える経験

        絵を描くのが趣味である。2021年から本格的に始めたのだが、先日、クリエイターズイベントなるものに参加してきた。 とにかく、最善を尽くした。その結果、ある朝ぎっくり背中?のような状態になり、布団の中でのたうち回った。辛すぎて、髪を結ぶことすらできなかった。いつもはまとめ髪をしているのだが、最近はアジアンビューティーからビューティーを抜いたような髪型をしている。一言でいうと貞子である。 一応は完成したが、とんでもない低クオリティ。額縁くらいはいいものにしようと画材屋に駆け込

        • 人生初の経験

          ある日のことである。ピンポンピンポンというチャイムで熟睡していた私は目が覚めた。宅配を頼んだ覚えもなく、また寝ようとすると、しつこくチャイムはなり続ける。 仕方なく私は起き上がり、部屋の受話器を取った。 「西中奏多をさがしてます。ここにいますか?」 若い男性の声だった。西中て誰やねん。もちろん西中奏多は仮名なのだが、たまたま我々の苗字は西岡(こちらも仮名)だったのだ。そういう人はいませんと答えたが相手は引き下がらない。時計を見たら4時台である。早朝にもほどがある。だんだ

        女が大学に行く意味なんてない

          ほんの少しだけバズッた、という話

          今回も、架空の話をしようと思う。 別アカウントでかわいい動物のイラストと描いている。特に、飼い主が撮影した写真を見て描くのが好きだ。特に犬はいい。飼い主が好きすぎて犬が近寄りすぎて、目と鼻しか映っていない写真など、尊いが過ぎてこちらの目がどうにかなりそうだ。 撮影するのが飼い主なので、犬の目に映るのは飼い主である。こういう時の犬の表情はいい。見返りを求めない愛であふれている。見ているだけでも癒されるが、絵にするともっと癒される。人間社会で心が擦り切れている私にとって、可愛

          ほんの少しだけバズッた、という話

          かわいい絵を描いているから優しい人とは限らないんやで、という話

          今回も、架空の話をしようと思う。 イラストが趣味で、たまにSNSに載せている。基本的に犬や猫など、かわいい動物を描いている。心がすさんでいてかわいいものしか描きたくないのだ。 人様のお宅のかわいいお犬様やおキャット様を、夜な夜な「か、かわいい」とつぶやきながら絵にしている初老。なかなかの地獄であるが、SNSにはかわいいイラストしか載せていない。 そんなわけで、たまに「こんなかわいいイラストを描く人だから、きっと心のきれいな優しい人なんでしょうね」とお世辞を言っていただく

          かわいい絵を描いているから優しい人とは限らないんやで、という話

          自分用メモ:海外旅行のTips

          今回も、架空の話をしようと思う。 円安が問題ではあるが、ようやく海外に行きやすくなってきたように思う。海外の博物館に行くのがものすごく好きなので、せっかくなので海外旅行の準備で気を付けることを書いておきたい。 自分用メモなので、ほかの人にどの程度役に立つかはわからない。特に海外でアウトドアを楽しみたい人にはほとんど役に立たないような気がする。英語力に関してだが、ホテルや税関での英会話はなんとかできる程度で、博物館の説明パネルは辞書を使いながらであればほぼ読める。TOEIC

          自分用メモ:海外旅行のTips

          げに恐ろしきはトコジラミ、という話

          今回も架空の話をしようと思う。写真はないが、虫の話である。故に注意なのである。 スーパートコジラミというものが世界中で猛威を振るっているらしい。病気を媒介するものではないけれど、とにかく繁殖力がすごくてかまれるとたいそうかゆいとのこと。海外で大発生したというニュースに仕事でちょくちょく海外に行く私は恐れおののいた。 実は今も海外出張中なのである。この国でも大発生しているニュースはすでに見た。もちろんホテルについてすぐにマットレスの点検はしたし、念のため電気をつけっぱなしで

          げに恐ろしきはトコジラミ、という話

          世界の車窓から愛を叫ぶ:サンディエゴ

          今回も架空の話をしようと思う。 アメリカの記事をアップするのを忘れていた。西海岸を中心に、アメリカもいろんな都市に行っている。NYは残念ながらまだ行っていないが、いつか行ってみたい。 何度も申し上げたいのだが、路面電車が好きなのである。 サンディエゴに行った時に、路面電車に乗った。サンタフェ駅というすごく可愛い駅が印象的だった。 実は仕事で行ったのだが、ほんの少し観光に行く時間があった。この電車に乗ればメキシコとの国境も出行けるらしいので、仕事仲間に「この後、ちょっと

          世界の車窓から愛を叫ぶ:サンディエゴ

          初老のコイバナでも聞いてくれ

          今回も、架空の話をしようと思う。 ものすごい昔になるのだが、めちゃくちゃ好きな人がいた。仕事関係の先輩だったのだが、外見も中身もものすごく好みだった。 それまで、高校生の頃の片思いを超える人はいないと思っていたのだが、それ以上、いや完全に私の理想が形になったとしか思えない異性がそこにいた。 私は学生時代からのつきあいの、同業の友人にその人の話をした。「あの先輩かっこいいよね、でも彼女いるんだろうなああああああ(絶叫)」 友人は微妙な顔をした。というか、ちょっとひいてい

          初老のコイバナでも聞いてくれ

          意外な弱点

          今回も、架空の話をしたいと思う。 ギリギリではあるが英語を使うことができるので、結構いろんなところに行っている。数えてみたら16か国で、できればあと4か国は頑張りたいところである。 衛生観念の違うところでもおなかを壊さないことが自慢なのだが、ヨーロッパのある国だけすごくおなかを壊した。調子が悪かったので、あまりその国に良い印象を持っていない。ヨーロッパはほかの国も行ったことがあるのだが、その国だけだった。 さて、先日、また海外に行った。で、また調子が悪い。なんでだろう。

          あなたに需要はありません。

          注:写真と本文は関係ない。 今回も架空の話をしようと思う。 ファキ田の父、電話にて号泣すでに書いたが、母の最期の言葉は「フェミ子、結婚して」であった。ふーん、まあ、そうだろうね、という感想しかなかったが、これを聞いていた父親が暴走した。 ある日、父からの電話に出ると、なんと号泣していた。泣き続ける父の話を総合すると、知らぬ間に以下のことが起こっていたらしい。 1.実家にお見合い紹介所のパンフレットが届いた。 2.父、勝手に私の釣りが気を作成し、紹介所へ。 3.「その学歴

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          出張だワッショイ

          写真はオーストラリアのオペラハウスである。写真は本文と関係ない。 今回も、架空の話をしようと思う。 先ほど、海外出張のチケットの手配を終えた。偉い人ではないので秘書ではなく自分がやるのである。行き先はオーストラリアではなく、初めて行く国だ。英語圏ですらない。その国出身の人は何人か知っているが、全員英語がぺらっぺらだったので、英語が通じると信じている。仕事は全部英語でやるので問題ない。 問題は博物館である。海外の博物館に行くのはお絵描きと並ぶ私の大事な趣味である。仕事の合

          親の気持ち、子の気持ち

          注:今回も写真と本文は関係ない。また、気持ちが溢れすぎてうまく説明できていない箇所があるかと思う。大変に申し訳ないことである。 今回も、架空の話をしようと思う。 私の母は、いわゆる教育ママだった。無理やりピアノを習わせては練習しないと言って30cmの物差しで私を叩いた。 空手が習いたかったのにバレエも習わされ、休日には突然強制的に母主催の茶道教室や華道教室が開催された。 私は本が読みたかった。本を読んでいると、勉強しないと言って怒られて、本の角で頭を殴られた。 ある

          親の気持ち、子の気持ち

          世界の車窓から愛を叫ぶ:キャンベラ

          今回も架空の話をしようと思う。 旅行の行く先として人気のオーストラリアだが、首都キャンベラに行ったことのある人は少ないように思う。 しかし、人工都市として整備されており、行く価値は大いにあると思う。そもそも、シドニーとメルボルンのどちらを首都にするかもめた挙句「じゃあまんなかで!」といった感じで何もない場所に街を作ったというエピソードが面白すぎる。 ほとんど人の住んでいない場所にドカンと人口湖をつくり、その周りに都市を発展させていったようだ。ちなみに、キャンベラという言

          世界の車窓から愛を叫ぶ:キャンベラ

          納得いかなかったが納得した、という話

          今回も架空の話をしようと思う。今回も写真は本文と関係ない。 注:怒りに任せて書いたら期末レポート並みに長くなってしまった。私の視点から書かれているので、主観的で私よりの話となっている。向こうにも言い分があるだろうということを先にお断りしておくし、私の性格の悪さにげっそりする人もいるかと思う。 怒りはざっくり二種類に分けられると思う。一つ目は激情型で、かっとなって怒鳴るなど、暴力的な行動によって表現される。二つ目は弱火型で、その場ではそこまで表現されないが、ずっと残り続ける

          納得いかなかったが納得した、という話