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薩摩オハラハー DAY6

島を出る日-大隅海峡をゆく-

3月29日。のべ5日間滞在した屋久島を去る日がやってきた。

ありがとう宮之浦
ありがとう屋久島

10:00発の高速船で鹿児島へと戻る。帰路は種子島 寄港便だった。

30分ほどの航海で種子島西之表港到着。

3月末の西之表港は、おそらく本土の中学や高校に進学すると思われる学生たちと、彼らを見送る家族や友人で溢れていた。

お互い言葉を交わしながら手を振り合う姿を車窓越しに眺めていると、「やめてくれ、こっちまでもらい泣きしてしまうじゃないか…」という気分になってくる笑

リアル「Dr.コトー」な風景に心を動かされながら高速船は鹿児島を目指し大隅海峡をゆく。「銀の龍の背に乗って」をスマホで聴きながら。

座席とは逆側の方向だったので佐多岬の写真は撮影できなかったが、その代わりに開聞岳の姿をしっかり目に焼き付けることができた。

「薩摩富士」こと開聞岳

そしてクライマックスは桜島。

出港時は悪天候でその姿を眺めることができなかったので念願の初対面。

高速船は定刻通り12:45に鹿児島港へ到着。予定通り、桜島へと向かうことにした。

オハラハー桜島

屋久島からの高速船を降り、すぐに桜島フェリー に乗り換えた。

桜島と鹿児島港を片道15分、大人片道200円、24時間運行で結ぶ便利なフェリーで桜島へ初上陸。
普段、地元有珠山で見慣れているはずの「火山との共生」を謳う風景だが、洋上に浮かぶ姿は別格の迫力だった。

滞在時間は半日だったが、「サクラジマアイランドビュー」という観光用の循環バスを利用しながら名所巡りを満喫した。

鹿児島を観光するならば桜島が晴天の下にある日に限る。

まずは「赤水展望広場」。
鹿児島出身の歌手長渕剛の桜島オールナイトコンサートを記念して作られた「叫びの肖像」が鎮座する場所だ。

正直「世代」では全くないのだが、自分が中学生の頃にtokyofm系列の「SOL」でコーナーを持たれていたこともあり、それなりに昔から楽曲を聴いてきた方だったのでぜひとも行ってみたかった。

モニュメントの全ては桜島溶岩で作られており、桜島に向かってギターを手に吠えている構図。今や桜島を代表する観光名所となっていて、事情をよく知らない人もたくさんカメラを向けていた。

 次のバスまでは時間があったので、一つ前のバス停「烏島展望所」へ。
かつては独立した島だった場所が、大正時代の噴火によって溶岩が海を埋め立て、沖合にあったこの場所を飲み込んだそう。
噴火後約100年となる現在、辺りは溶岩と植物に囲まれ、かつて島であったことが思い出せないほどになっている。
さすがはジオパークらしい事実を伝える場所だ。
噴火のすさまじさを静かに語る場所として、記念の碑が建っている。

桜島らしく道路には灰が積もっている

続いて早くも最後の目的地、「湯ノ平展望所」。
現状、桜島で一般の人が立ち入れる最高地点。

わずかな滞在ではあったが、存分に楽しめた桜島。

行きも帰りも桜島フェリーの洋上では、長渕剛を聴いていた笑
錦江湾の洋上で聴く「いつかの少年」は至高だった…。

城山へ

絶好の晴天だったので、桜島フェリー下船後は再び城山に登ってみた。

はい、優勝

初日と同じく、照国神社側の細い道を下り麓へ。
初日は巡りきれなかった鶴丸城をブラブラしてみた。

かつて大河ドラマにもなったこともある「天璋院篤姫」像。

再び鹿児島市に戻ってきた「薩摩オハラハー」。
鹿児島滞在はもう1日続きます!

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