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日本は、北朝鮮よりタチの悪い国

オリンピックは、予定どおり7月開催すべきだ。

逆説的な意味ではあるが。

開催したら、事態は、もっともっと深刻に、決定的になる。

日本人一人ひとりが生命の危機にさらされるかもしれない。

私もだ。

その時、日本人は、これまでさんざん騙されてきた政治家の言葉やテレビ報道を信じ、○○大学の◇◇専門家であるエライ教授の見解を信じるのだろうか?

権力や権威を盲目的に信じる、世界一従順な人々であるかどうかの最終決着がつく。

そして、写真のような、将軍様に屈従している人々と同じであるかどうかがわかる。

その意味で格好の機会だ。

さて、5月末現在、コロナで亡くなった人は、12000人を超えている。

警察庁によると、311の死者数は、2021年現在15899人。このままのペースで推移すれば、死者数で上回る日も遠くない。

しかし、オリンピックでひと儲けしたい人々に、これだけの人が死んでも開催するつもりなのか、で言っても通じるわけがない。

彼らにとって、それは幼稚な感情論だからだ。

もっと言うなら、日本は賤民資本主義社会だからだ。

つまり、オリンピックという蜜にたかる人々にとって、自分以外の人の命なんて、どうでもよい。自分の懐に金が入るかどうかしか、彼らには関心がない。

彼らは、金儲けという目的のためには、他人の命を犠牲にしても何とも思っていない。

日本人ではないが、ぼったくり男爵ことバッハIOC会長がそう言っているではないか。

他人への共感や倫理観なんて、彼らにははなから存在しない。

マックス・ウェーバーが指摘する賤民資本主義の特徴そのものである。

ところで、ブルガリという時計を盗んだ窃盗犯であり、竹中平蔵が天才と呼んでいる経済学者であり、内閣官房参与だった人が、死者数のことをさざ波だといった。

彼らの考え方が、的確にわかるよい表現だ。

いいねが1万件を上回っている。

ヤラセがあるにしても、冷酷非情な考え方の持ち主を支持する日本人がこれだけいるという現実をどう思いますか?

自分には関係ない、興味ないと思う人は、このオッサンと同じ究極のエゴイストです。


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賤民資本主義と関連するが、福永光司という老荘思想の大家は、こんなことをかつて言っていた。

利益と言う物を、人間の生き方の中心に置いた社会と言う物は、必ず破滅する。人間が人間を搾取し、人間と人間が利益を争って食い合う。人間が他人を人格として見ずに、利益の対象として見、血も涙もなく相手を食いものにする。そういう社会を修羅の社会という。

賤民資本主義社会を別の表現で言えば、修羅の社会ということになる。

したがって、日本は修羅の社会だ。

自虐的過ぎと思う人は、下の写真をご覧になって欲しい。

Twitter投稿者によると、2021年5月24日撮影とのこと。

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これを見ても、7月、オリンピックをテレビ観戦したいですか?

東京に行ってみたいですか?

あまりに、露骨で、かえってすがすがしい気持ちになりました。

彼らの願いどおりに、オリンピックが開催されれば、コロナで疲弊しきった日本人に、スポーツは勇気と感動と希望を与え、アフターコロナへの第一歩となった、などと紋切り型の報道を繰り返すはずです。

白々しいポスターのように。

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松岡修造とか松木安太郎みたいなスポーツコメンテーターや吉本芸人、ジャニーズタレントが、テレビ番組で感動の押し売りコメントをして、お年寄りたちは、涙を流して、またまた騙されるのでしょうか?

そして、テレビを見ない人たちは、シラケ切って、日本なんてこんなもん。仕方がないとかしょうがないと言って、またまた自粛生活を続けるのでしょうか?

もううんざりです。

しかし、いつものようにうんざりで済ましてよいのでしょうか?ヤレヤレ困ったものだと冷笑してやり過ごして本当によいのでしょうか?そういうあなたにも、つけが必ず回ってくると思います。

結論として、日本は、北朝鮮よりタチの悪い国、だと言えませんか?

形の上だけの民主主義・近代資本主義ではない賤民資本主義・上級国民の存在。そして、ただ傍観して我慢するだけの人々。

ここまで、醜悪な実態を見せつけられても、世界が羨む美しい国日本というのでしょうか?

7月にオリンピックが開催されれば、私の考えが間違いであったかどうかがわかるよいチャンスになります。

ぜひ、開催して欲しいです。

最後に、次の記事参考にしてください。

あなたのおじいちゃんやおばあちゃんが地上波のテレビを盲信しているのなら、読ませてみてはいかがでしょうか。

追記 2021年5月29日

これが、日本のマスコミの本質だという記事を見つけた。

一見バランスを取った記事のように感じる。しかし、ディリー新潮編集部は、結局のところ、「さざ波」だからオリンピックを開けばいい、という結論に誘導したい意図ありありだ。批判をするのは、情緒論か党派的立場か高橋洋一に私怨を持っている連中だと決めつけている。さらに、記事のなかで、高橋洋一、原英史のもっともらしい新聞批判を引用しているが、これは罠だ。大体、この2人と竹中平蔵、岸博幸が、規制緩和とか既得権益打破とわめけば、インチキであることは明白だ。大阪を今の惨状にした責任の一端は、彼ら4人組にある。私から言わせれば、新聞社とこの連中は、人の生き血をしぼって金儲けをしている点で同じだ。むろん新潮社も同じ穴の狢。性根が心底腐っている。松本サリン事件の際、河野義行さんを犯人扱いにして、おどろおどろしい記事を書いた週刊新潮のDNAを、見事に引き継いでいる。朝日新聞だろうが、毎日新聞だろうが、新潮社だろうが、日本のマスコミを信用すると、自分の命がいくつあっても足りないことを再確認した。







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