え?‐ぼくの病休日記(4)


「大変な5年生」を担任することを目の前にして、希望と不安を胸に諸先輩方に相談を持ちかけたぼく。

「だいじょうぶやで」

「普通にやればできる」

という言葉を待っていたんだと思う。

一緒に組むことになる澤田先生から返ってきた言葉は、

澤田T「うまくいかへんで」

ぼく「え?」ぼくこの人キライってなりそうだけど、持ちこたえました。

澤田T「先生が思ってるようにはいかへんよ。こう言ったらこう返ってくるとか、こうさせたかったらこう言うとか。そんなんでなんとかなるもんではない。先生が思ってるよりしんどいと思っとき。」

僕「(心の中で二回目のえ?)大変ですよね。今のうちになんかできることありますかね?」

澤田T「今のクラスでしっかり学級じまいすることと、春休みしっかり休むことかな。」

僕「わかりました。できるようにします。」

終わり。この時は、言葉の意味を深くは聞かなかったけど、子どもたちと出会うとすぐにわかりました。

「いけすかんやつやけど、指導する力はあるよな」澤田先生は周りの先輩からみるとこんな人。後輩のぼくからするとただただ憧れの存在。

ぼくはこの後、どーなっていくのでしょうか。

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