見出し画像

読書記録「会計の地図」

今日は読んだ本のご紹介。

お金の流れがたった1つの図法でぜんぶわかる会計の地図
著書:近藤哲朗/沖山誠 岩谷誠治公認会計士監修


この本は図解で、会計・財務においての会社のお金の流れをとてもわかりやすく教えてくれています。

なので内容の要約、というよりは
私がこの本を読んで感じたことを書こうと思います。

これを読んで興味がわけば、ぜひ手に取って読んでみてください。


まずこの本を私が手に取った理由として、


わかっているようでわかっていない、お金の流れを理解したい。

そして「お金」に対する自分の中にある苦手意識を、知ることで払拭していきたい。


何より、これからの自分に最低限必要な知識だと感じている。

などです。

「もう誰も挫折させない」っていうキャッチが良い!
わかりやすそう!と即購入。


とはいえ、読み始める前は
会計や財務に関して「勉強しなければいけない」というmustの思いが強く、購入後、数か月本棚に入れっぱなしになっていました・・・笑

その重い腰をあげ、今回ようやく読了したわけなのですが、
率直な感想は「読んで本当に良かった!」です。


数年前に勉強した簿記の知識が、ようやく自分の中に落とし込めた気がします。


「自分の中に落とし込めた」をもう少し具体的に説明すると、

・バラバラだった知識の全体の繋がり、流れが理解できた

・現場との繋がりが理解できたことで、様々な検討・決断する時の視点が増えそう

・今の自分の会社の仕組みや流れについて疑問がでてきた


ひとつずつ説明します。

バラバラだった知識の全体の繋がり、流れが理解できた

本を読む前は、簿記で勉強したような
「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」
「借方」「貸方」「資産」「負債」「営業外収益」・・・・

その種類や内容、単語を理解するだけでも精一杯、どれがどの表に入るの?とごっちゃになっていたり。

そもそもひとつひとつの表が「何を見るためのものなのか」が
覚えるのに必死すぎて理解できておらず、
とにかく頑張って頭に詰め込んだ、という状態でした。

「簿記3級もってるけどほとんど忘れちゃいました」状態

でもこの本を読んだことで、
それぞれバラバラだと思っていた財務3表のつながりが理解することができました。
そして「忘れた」のではなく「理解できていなかっただけ」ということにも気付けました。

もし、これから簿記を勉強したい、今まさに勉強している、という方には
理解しながら学べるのですごくおすすめです。



2つ目は

現場との繋がりが理解できたことで、様々な検討・決断する時の視点が増えそう


今までは、自分が学んだ簿記は現場と少しかけ離れているような気がして、
どう仕事に活かしていけるんだろうと疑問に思っていたのですが、
それは単純に「わかっていなかったから」でした。

全体の流れがわかると、
当たり前ですが、すべては繋がっているということが理解でき、色んな場面での判断要素にもなると感じました。

今まで現場目線でしか考えていなかったことを、会社のお金の流れを頭に入れたうえで検討する。
そのことは判断の選択肢を増やし、視野が広がることにも繋がると思うのです。



最後に

今の自分の会社の仕組みや流れについて疑問がでてきた

一番実感として良い傾向だなと感じたことがこれ。

私の会社では、売上や利益、経費、人件費、など数字をオープンにしていて、「日時採算表」「月次採算表」を会議の場でも使います。
店ごとの単位で数字を出しているんです。

そして、この採算表は
元々ベースがある上に社長がアレンジを加えた、うちの会社オリジナルのもの。

最初の頃は何回もフォーマット改定して今の形に落ち着いています。

そのオリジナルの形式や定義に対して、今回学んだことによって、疑問点がでてきたのです。

例えば
「一般的な会計では、この項目は”固定費”に入っているけど、うちの採算表では”変動費”に入れているのはなんでだろう?」


色々会社の数字を見るための指標や数字「〇〇比率」などで目標を決めてその時の状態を数値化する中で、
「この数字をうちの会社で評価基準とするのはなんでだろう?」
という疑問。

いままでは、ただなんとなく
「この数字は多ければいい」「少なければいい」という理解だったことが
もう一歩踏み込んで理解できた証拠なのかなと。

社長に言ったら今更かとつっこまれそうですが・・・笑


何事においてもわからなかったことが「わかった!」になるときって嬉しくて、楽しいものだなぁと思います


この学びを
「理解できてよかった」で終わらせず、活用させていきたい。

今すぐに経営判断に使う、とかはできなくても

たとえば、
現場で仕事をする中でしかるべきタイミングで、自分の言葉でかみ砕いて伝えていく、
ということから始めてみる。

またそのアウトプットをする中で
きっと疑問や、質問が出てくると思うので、それをクリアにしていくことで、さらに使える知識として育てていけるのかなと

そんなことを感じています。



この本を読んで一番感じたことは
何事においても、用語の意味を理解するよりまずは

全体像と流れを理解すること


これに尽きるかなと。

知らないことを学ぼうとする時。
難しそうな感じの羅列、長いカタカナ用語、似たようなアルファベットの略語・・・

それを見るだけで
「こんなたくさん覚えないといけないのか。。私には無理」
となっちゃいがちですが

必要な用語はきっと使用頻度も高いので自然と覚えていけるはず。

まずは知ろうと行動してみる。
部分ではなく全体の流れを知ることから。

そんなことを実感できた本でもありました。


何か新しい学びの機会に活用できることがあれば幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
ワクワク笑顔で過ごしたい、パティシエガーコでした😊
ではでは♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?