ひとつのパネルポスターから始まった、
とある日常での社長との会話。

私のデスクに置いていたこのポップ。

カメラ好きのスタッフに写真を撮ってもらって作ったもの。

写真の周りに白い縁が残ったポップ。

それを見て、社長が

「この、縁の白い部分切るだけで全然違う。
見せたいものが前に出てくる」

と言うフィードバック。

私は正直、

今白い縁残すのも流行ってるし、
これはこれでデザインとしてきれいやん。

そんな変わらんやろ。

と思った

そして

カットするの、正直ちょっとめんどくさいな。
いいやんこのままで。

そんな思いもあった。笑

今までなら
「もういいですやん」
と、聞き流してた。

でも最近
社長の思いを受け取っていきたいと言う気持ちが強くなっている私は、
もう1歩踏み込んで聞いてみた。


「どういうことですか？そんな変わりますかね？」


社長はまた話してくれた。

「白い縁があるとそこに目がいく。

全体のデザインとして良いか悪いかではなく、

自分はこれを通して何を伝えたいか、

そこが物事の本質。

ポップひとつにしてもものづくりにしても同じ。

それが大事なんや。」

そうか。

私はこのポップをただ風景の中にきれいに置きたいわけじゃない。

目的はこのポップを通して伝えたいことを伝えること

写真を通じて

素材の持つ味わいを活かすお菓子作りをしているということ、

本物の良さを伝えたい。

そう思うと、
やっぱり切ったほうがいいなと思った。

切ってみてなるほどそういうことかと体感した。



ほらなと満足げな社長。

「昔デザイナーさんに教えてもらった受け売りやけどな」

と笑いながら言ってたけど、

それをこうして自分の言葉で
私に伝えてくれる。

日々の中にもこんなに受け取れるものがある。

そう感じた時に感謝がうまれてきた。

この環境、この存在、関係性。

そしてそれを受け取れた自分にも。

ほんの数分のやりとりだったけど、
すごく豊かな時間だった。

5〜6年前の自分だったら
きっとめんどくさい、って言って
受け取れてなかったな。笑

自分の成長を実感した

そして社長との関係性の深まりも感じられた

日々学びをいただける環境に本当に感謝。

受け取れる自分でありたいし

そして今日の学びを
体現できる自分でありたい

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

ワクワク笑顔で過ごしたいパティシエガーコでした。

今日が人生最高です。

ではでは✋