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<終了>「地域文化プロデューサー」を1名募集します。遠野市地域おこし協力隊/(株)富川屋


※こちらの応募は終了しています

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こんにちは。岩手県遠野市でローカルプロデューサーとして活動している、(株)富川屋 代表の富川岳(とみかわ がく)と申します。

この度、2020年度遠野市地域おこし協力隊として、(株)富川屋がパートナーとなり、ともに遠野で活動していただく「地域文化プロデューサー」を1名募集します。任期は3年。募集期間は6月15日〜7月20日まで。遠野への着任日(移住&活動開始)令和2年10月1日から令和3年3月31日の間で良いとのこと、詳細な募集要項はこちらから。


まず富川の自己紹介をさせていただきます。

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1987年新潟県長岡市生まれ、東京で7年間広告会社(spicebox/博報堂常駐)でプロデューサーを勤めた後、2016年春に遠野に移住。Next Commons Lab 立ち上げを経て独立。遠野を拠点に、プランニングとプロデュースを生業としています。(株)富川屋の説明資料はこちら

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遠野は"民話の里"ともいわれ、河童や座敷童子、民間信仰、風習がまとめられた柳田國男著『遠野物語』(1910年発刊。今年は110周年の節目)を生んだ土地としても有名です。自分もここで生活するうちにその豊かな地域文化に魅了され、傾倒していきました。

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"足元にある文化や歴史は過去のものではなく、今、そして未来に活きるものだ"。  野を歩き、書を読み進めるうちにそれは確信めいたものとなっていきました。

それから、その土地の物語を編み直し、"いま"を生きる人々の糧とする。をビジョンに掲げた富川屋のリーディング・プロジェクト「to know(トゥーノウ)」も始動し、[土地の暮らし、民話、信仰、風習、技、食]などの地域文化資源をテーマにデザインや商品開発、ツーリズム企画、小学校の演劇のプロデュースを行ってきまして、またそのプランニング&プロデュースのノウハウを伝える研修事業等もしています。

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また、最近は、"オルタナティブ観光協会" と自社の役割を伝えていますが、時代に合わせた形で【発信】と【体験】づくりを進めています。既存の観光協会や行政(文化課、観光課)とは情報交換や連携もしていて対立しているわけではないですが、予算が縮小されて辛い行政に頼るのではなく、民間主導で動きをつくり、後からパブリックな組織からサポートを受けるような意識で進めています。



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◎地域文化プロデューサーを1名募集します

そんな活動をしてきた今、(株)富川屋をパートナーとして、ともに遠野で活動していただく「地域文化プロデューサー」を1名募集します。

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こちらは、遠野市の地域おこし協力隊として募集することになり、雇用形態は遠野市の職員という形になります(1年更新。最大3年間、毎月10数万円の給与。詳細は本ページの最下部へ)。

総務省が管轄する地域おこし協力隊は全国5,000人を超え、右肩上がりに増えています。僕も元・遠野市地域おこし協力隊であり、協力隊としての3年間は山あり谷ありでしたが、いずれ自立を目指す場合、毎月の資金的補助や起業支援は大きく、今の活動に繋がっています。3年間の日々はwebメディア「ジモコロ」さんでコラムを書かせていただきました。

こうした協力隊の活動に伴走するパートナー制度は全国でも見られますが、今回この「地域文化プロデューサー枠」では(株)富川屋が担当させていただきます。

これまで(株)富川屋が遠野で4年間続けてきた、遠野の豊かな地域文化を「学び」や「観光」と掛け合わせたり、現代に合わせたデザインや仕掛けにアップデートして発信したりすることで、『遠野物語』を読んだことがない人や観光客に、遠野の文化資源に触れてもらうための動き。その動きを土台に、流れをより加速させ、地域文化の豊かなポテンシャルを花開かせることをともにしていただく方。「遠野の文化資源×〇〇」を通して、新たな事業をつくる方を募集します。

なお、協力隊としての活動を終える3年後には独立してもいいですし、遠野でともに活動していくのも良いです。もちろん僕自身の気持ちとしては一緒に活動できたらと思いますが、3年後はいい意味で全然予想できないので笑、ベストな在り方を見つけられれば良いのではと思います。


◎なぜ地域文化プロデューサーを募集するのか

一方、地域文化を取り巻く状況は「時間との戦い」でもあります。先日以下のようなツイートをしました。


僕の『遠野物語』の師匠(郷土史研究家)は76歳です。師匠が元気なうちにとにかく色々なバトンを受け取らねばなりません。また、地域で関わる60〜80代の方々が持つ知恵や技、記憶をどう次の世代が継承していけるかは、この10年が勝負だと思っています。

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危機感と使命感を先に感じるとちょっと重くなってしまうので、最初はあまり力む必要はないかなと思いつつ、何もしなければ消えゆく地域文化に対し、その現場にある地域資源を活かしてどう今の時代に合わせてアップデートしていけるか。それは日本全体の課題でもあり、取り組むべき価値のある大きなチャレンジです。今回、協力隊として地域文化プロデューサーを募集するに至ったのも、富川がその価値やポテンシャルを強く感じていて、今、その仲間を増やしたいと思ったからです(1年前から行政に打診してきました)。


楽しさと心地よい使命感。
足元にある文化や歴史は、"いま"を生きる者にとっては新鮮で面白く、またそれを引き継いでいくことも、自分が脈々と続いてきた物語の当事者になるようで心地よさを感じることもできます。地域で活動する醍醐味はそこで、そのバランスを見つけられると良いと思います。

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◎求める人材:「地域文化に興味があり、地域内外のステークホルダーとともに事業開発やプロデュースワーク、それを発信することができる人物」


こちらが希望する求める方の条件等を書き出してみました。

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◎求める人材
・地域の歴史や文化、芸能、手仕事など後継者不足が全国的に叫ばれる中、地域文化資源の継承と発展に向けて活動していく志のある方
・地域文化への理解を深め、自分の頭で能動的に行動していく方
・新規事業づくりや既存事業のアップデートに向けて、企画立案から、連携企業/組織の開拓やネットワークづくり、資金調達の施策立案などに取り組んでいただける方
・デザインやアート、映像や文章などクリエイティブな領域に興味がある方であればなお良しでありますが、その辺りは富川もカバーできる領域なので、どちらかというと富川を追い越すぐらいフットワークが軽く、事業を前に進めていってくれる方を求めています


◎求めるスキル
・人と人の間に立ち、物事を円滑に進行できるコミュニケーション力
・人の話を聞くことができる傾聴力
・社会人/個人で5年以上の実務経験とメールのやり取りなど必要最低限な事務スキル
・SNSやデジタルの特性を理解し、個人でも発信・活用していること
・実務においてプロジェクトマネージャー、プロデューサーの経験がある
・(できれば)新規事業の立ち上げ経験がある
・(できれば)資金調達や助成金申請などの経験がある


などなど。
つい希望する条件が多くハードルが高くなってしまいましたが、、今回の募集は自分にとっても本当に大事な機会でありまして、上記のような方をまさに今、求めています。こういった方と出会えたら本当に嬉しく思います。。ただ、僕もまだまだ(本当に)未熟で試行錯誤の連続な日々ですので、、新たに加わっていただく方に色々と教えていただきながら、ともに成長できると良いなと思います。

それでは、長くなりましたが、興味のある方、どうぞよろしくお願いいたします…!また、興味ありそうな方が周りにいる方々、この記事をシェアしていただけますと幸いです。


それでは、民話の里でお待ちしています。

【パートナー】
富川岳(株式会社富川屋 / to know 代表)

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1987年新潟県長岡市生まれ。33歳。ローカルプロデューサー。都内の広告会社(spicebox / 博報堂常駐)を経て2016年に岩手県遠野市に移住。Next Commons Lab 共同創業を経て、プロデューサーとして独立。デザインや情報発信を生業とする。また、『遠野物語』を中心に東北の地域文化に傾倒し、民俗学の視点からその土地の物語を編み直し、“いま”を生きる人々の糧とするべくフィールドワークや商品開発、デザイン、教育機関と連携した取り組み等を行っている。遠野文化研究センター運営委員、遠野文化友の会副会長、宮城大学非常勤講師。MAIL:gaku@tomikawaya.com 
https://www.toknowjp.com/
https://www.tomikawaya.com/


応募要項はこちらのページから




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