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キャリア支援:大学でのオンライン講演会のお話


大阪公立大学キャリア支援センター様との共催イベント@Zoom

4月26日、大阪公立大学様とのコラボレーションで、キャリア支援セミナーに登壇させていただきました。
市立大と府立大が統合され、新しく大きな総合大学となられた大阪公立大学様の総勢150名以上の学生さんの前でオンライン講演を行ったのですが、これがまた僕にとっても、ものすごく良い刺激になりました。
これまでも何度も大学や企業で講演会をやらせてもらっていますが、その度に僕自身も「変化と成長」を感じることができ、とても良い機会になっています。

この度の講演では、まずは僕自身の経歴やキャリア観をお話しし、今の就活のトレンドについて説明させてもらった後、学生の皆さんと一緒に「我究図」を作成しました(下記に参考リンクあり)。
講演の中で、僕自身もいろんな事を感じ、考えました。
特に僕が充実した思考ができたのは「質疑応答」の時間。
皆さん、ワークにも熱心に取り組んでくださり、質問をたくさんいただきました。
こういう、今の学生さんのそれぞれの悩みに触れることで、僕自身がどんな言葉を投げかけていけば就活生や転職者の皆さんの最高の内定をサポートできるかについて、考えを深めることができますね。
とても良い時間でした。

参考リンク:
2023年2月15日特別公開 藤本健司
『絶対内定』の著者が指南!5段階で完成する「理想のキャリア」のつかみ方
ダイヤモンド・オンライン

【質疑応答で改めて確認した重要なキャリア観】

学生の皆さんは、僕が新卒就活生だった頃と同じような悩みを持っておられることが改めて分かった一方で、「これは今の時代らしい悩みだなぁ」と感じる質問もたくさんありました。
いろんな質問に僕なりの答えを投げかけさせてもらいました。
どんな質問にどういう答えを言ったのかについては、この記事には書きませんが、学生の皆さんの質問にお答えする中で、僕が改めて考えた「今本当に必要なキャリア観」について書いていきたいと思います。

他人に笑われ、心配されるような夢やビジョンを持つ事
「家族や友達に自分の進路を応援してもらえない」という悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
僕自身も、上場企業でのキャリアを捨てて、青年海外協力隊としてアフリカに行くと言い出した時は、決して応援してくれる人ばかりではありませんでした。
それでも、なぜ僕はその道を選んだのだろうか。
他人に笑われたり、心配されたりしたと思うが、なぜ踏み切れたのか。
そんなことを思い出し、考えてみました。
他人に笑われ、心配される夢を躊躇する場合、多くの人は「自立」できていません。
自立できていない人にとっては、その夢を笑う人は自分の居場所の住人であり、心配する人は支援者である場合が多いと思います。
笑われ、心配されることで夢を諦める時は、まだ「やりたいし、できる」の状態になっていないのです。
皆さんの夢を笑わず、尊敬してくれる人がたくさんいる居場所に行くため、そして、心配してくれる人が応援してくれるようになる状態にするための努力が、ちょっとだけ足りないのかもしれませんね。
僕自身も、努力が足りず、自信のない夢を語る時もあります。
一緒に前を向いて、「やりたいし、できる」を実現させましょう!

努力しなくても何かが得られるとついつい考えちゃう
ところで、キャリアを考える時、他責思考になっていませんか。
僕自身も、これを日々自分に言い聞かせています。
「こうしたい」「ああしたい」はあるけど、なんだか上手くいかない時、どうしても他人や社会のせいにしてしまうことがありますよね。
「自分は頑張っている。でも上手くいかない」
そういう状態は実は存在せず、いつも何かを成し遂げるためには、相応の努力と思考が必要です。
それを忘れずにいたいですね。

継続は力なり?
このことわざ、良く聞きますよね。
でも、この本当の意味は「同じことを繰り返す」ということではありません。
僕は、このことわざが本当に言いたい事は、「PDCAやり続けましょう」だと思います。
これを誤解して、とりあえず同じことを毎日やっても、良い学びは得られません。
良いエントリーシートや職歴書を書くにしても、良い面接対策をするにしても、今日やれたことを振り返り、反省し、分析し、新しいアクションプランを立てて、明日はもっと充実した内容をアウトプットできるようにしないといけないですよね。
我究館で圧倒的な成長と成果を出す人の共通点は、早く正確にPDCAを回せる人なんですよね。故に、同じことをただ繰り返すことが成長につながる訳ではないことを皆さんに理解してもらえたら嬉しいです。

「まじめ」なのは良いことなのか
「まじめ」って、どういう状態なのでしょうか。
何かに真剣に取り組んでいる人、そういう時に悪ふざけしない人、タスク管理が正確で結果に対してストイックな人が「まじめ」だ!ということならば、僕は「まじめ」を目指しています。
しかし、「まじめ」な人の中には、ルールを逸脱しない人、疑問を持たない人、抗議しない人も多いです。
もちろん、社会活動やコミュニケーションを円滑に進めるためにあるルールの一つひとつにいちいち疑問を持ち、反骨精神をあらわにしていてはいけませんが、通説を疑う力、自分で考える力、他人の言う事を鵜呑みにせずいったん立ち止まる能力を持つ人は、人生を歩む力が強いですよね。
当たり前を疑うこと、自分の世界の範囲内で考えないことはとても重要だと思います。
そういう賢い人の中には、優しい人が多いですよね。

今回の講演を通じて、いろんな事を考えることができました。
偉そうに言いましたが、講演で自分の考えをアウトプットすればするほど、僕自身も、身につまされる思いで学びを進めることができます。
今年もたくさん、そんな機会に恵まれそうで楽しみです。


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