【働き方】以外に大きい「半ドン」の効果
今月は私用により通常は出勤している土曜日がすべてつぶれてしまった。
いまでは働き方として週休二日制が当たり前の中、わたしにとっては土曜日は雑務をこなすための貴重な1日として存在している。
土曜日の出勤は電話が鳴ることや仕事のメールが来ることも稀であり、静かに平日こなせない雑務を処理するには最適な曜日であるのだ。いつもよりゆったりとした時間の中、粛々とこなすタスクや集中を要する仕事など、いわゆるまとまった時間に処理したい業務に適している。
その土曜日がつぶれてしまうと、そのシワ寄せは当然のことながら平日におよぶ。そのせいもあって、今月はずっと忙しい。主要な仕事をこなしつつ合間に雑務を挟むものだから時間がいくらあっても足りない。
わたしは就業時間以降の残業をしない主義なので、その分朝が早くなり、最近は5時前に出社してはそこからアクセルベタ踏み状態。夕方には憔悴しきって帰宅する状況が続いているのだ。
だが、よく考えてみれば週休二日制の大半の方々はこのようなペースで仕事をしているのだろう。普段のわたしに比べて常に忙しそうなのは当たり前である。遅くまでの残業に、終わらなければ仕事を家に持ち帰る。そうなると週末二日の休みは必須なのだろう。
それぞれの働き方の違いだろうが、個人的には平日5日間と土曜日の半日、というペースが最適で、家族がどう思っているかはわからないが毎週2日間も休むと気持ちもダレるし、平日が大変。
であるのなら、平日そこそこで1.5日の休暇というのは丁度いい塩梅だとあらためて思うのだ。
わたしの幼少期は土曜日の学校は当たり前で、そのかわりお昼を挟まない午前中で終了といういわゆる「半ドン」というやつだった。この言葉自体が今では死語だと思うのが、人によっては土曜日も半日だけだったら働いてもいいという感覚もあるのではないだろうか。
わたしはこの土曜日の数時間をとても有意義に思っており、普段できなことや整理や考え事など、仕事に関するメンテナンス的な領域を割り当てるのには必要だと感じている。
単にわたしの時間の使い方がヘタなせいかもしれないが、平日にどっぷりと利益を上げる仕事に集中し、土曜日はF1レースでいうピットインのような感覚で次週に向けて整える、というルーティンが最適なのだ。
今月は走りっぱなしでそろそろタイヤがバーストしそうだが、なんとか来月までだましだまし走るとしよう。わたしの土曜日よ、早く帰ってきておくれ。
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