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    ゲーム好きコミュニティ「game game」のメンバーがゲームに関する色々を記事にするマガジンです。

最近の記事

2023年のゲームゲーム

みなさん、年の瀬はいかがお過ごしでしょうか? ゲームゲーム主宰の一人のcanavisです。 ゲームゲームというコミュニティは このnoteで記事を上げたり YOUTUBEで番組を公開したり ディスコードで毎晩ゲームについて語ったりしています (ディスコードに加入したい方は ゲームゲームのアカウントをフォローの上DMを飛ばしてください➡https://twitter.com/gamegam58653260) ゲームゲームの活動の目的は、バズや意識向上みたいなもんでなく メ

    • 『初代スーパーマリオブラザーズを今の視点でレビュー』GAME GAME MAGAZINE MINIMAL VO2

      game game magazine minimal ゲームに関する様々なお題に対しgame gameのメンバーが考え、回答していくという企画です。 今回のお題は『初代スーパーマリオブラザーズを今の視点でレビュー』というもの。このNOTEを見ている読者の皆さんも、よければTwitterのリプライで回答していただければ嬉しいです。 点数は10点満点を基準にしております。 時代背景を入れないとして 7点かしら。 まあ30分は楽しく遊べるけど、それ以上は、歴史を知るという方向

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      • 『ゲームに何を求めているか?』GAME GAME MAGAZINE MINIMAL VO1

        週の始め更新のgame game magazine minimal ゲームに関する様々なお題に対しgame gameのメンバーが考え、回答していくという企画です。 今回のお題は『ゲームに何を求めているか?』というもの、 このNOTEを見ている読者の皆さんもよければTwitterのリプライで回答していただければ嬉しいです。 自分は攻略よりも新しい風景が見たいのかもしれない —canavis 生活する自分の一時停止 混沌 郷愁 —よごえむ(林與五右衛門) 現実逃避 — カワ

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        • 『The Gardens Between』もどらない時間に祈りを

          文・canavis 校正・池田伸次 幼いころの友達と今でも交流は続いているか? 成長するに従い、人生に登場することがなくなったとしても心の片隅に残り続け ふとした拍子に思い出すことはないか? 彼らは、いまどこでなにをやっているか、少し考えをめぐらすこともあるが、日常は彼らに思いをはせる時間を許さない。 時間と記憶を鍵としたゲームデザインとストーリー『The Gardens Between』は、オーストラリアのゲームスタジオ『The Voxel Agents』が開発したアク

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          最近遊んだゲーム(canavis)

          文・canavis 『Paratopic』 初代PSを思わせるローポリゴンホラーゲーム 物語は断片的で直接的には描かれていないが 違法VHSテープを巡る、複数名の主人公を 代わる代わる操作して真の物語を読み解く作品らしい 『Gravity Bone』 10分ほどで終わる無料のウォーキングシュミュレーター? 見どころはラストに詰まっているんだが 感動していいのかわからず、何という感想をもっていいのかわからないオチw ほっぽりだされるのが好きな人は 『Thirty

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          マリオが平等を手に入れた日『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

          文・canavis スーパーマリオブラザーズの映画とはなんなのか? スーパーマリオブラザーズの映画がとうとう公開されました。マリオという特にストーリーが多く語られるゲームではないので、どういう作品になるか想像ができない分、期待半分、不安半分のファンも多かったことでしょう。 先に公開された米国では日本より早くレビューが届けられ、映画評論サイトRotten Tomatoesでは客の圧倒的好評に比べて、評論家の評価が若干厳しめとの情報が伝わり。映画館につくまでどういった作品な

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          ゲームイベント「cafe IGD's tokyo」レポ

          インディーゲームのイベントcafe IGD's tokyoに行ってきました。ゲームイベントとしては珍しくゲームの展示会場とカフェがくっついたような空間で(コーヒーも無料で飲める・・・!)居心地のいい楽しいイベントでした。 以下、game gameのcanavisによる、簡易的ではあるが試遊したゲームのご紹介 「マロンといっしょ(Marron Helps a Friend)」「同ZINE 1号」 ゲームボーイの開発キットを使用した、RPG?物語の少しと倉庫番的なミニゲーム

          ゲームイベント「cafe IGD's tokyo」レポ

          このさき、ではなく、これまでを歩く旅のゲーム『old man's journey』

          文・canavis あなたは旅に出た、なんのために? 未来やこの先に期待するのは若者の旅 では、老人はなんのために? Old Man's JourneyというゲームをIphone で遊ぶ スマートフォンをIphoneに変えて、音楽のサブスクの為に入った Apple Oneにapple arcadeというゲームのサブスクリプションサービスがあったので、最近はそれでゲームを遊ぶことが多い 自分のゲームを遊ぶ傾向は、アートが魅力的であることは大きい 本作は、まずその絵本のよう

          このさき、ではなく、これまでを歩く旅のゲーム『old man's journey』

          旅人のゲーム/GAME GAME MAGAZINE 02

          旅人のゲーム/GAME GAME MAGAZINE 02 text by game game proofreading and editing by SHINIJ IKEDA 序文 文/ canavis コロナ禍で、旅ができない世界 ゲームの中で外を歩く世界を観る ――その欲望を満たしていた人も多いのではないか モニターの中に写る 太陽、空、風、踏みしめる大地は 偽物かもしれない が、その作られた世界は 現実の世界より人の意思をはらんでいる 偽物の太陽 偽物の空

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          旅人のゲーム/GAME GAME MAGAZINE 02

          [P.O.N.D. 2022]遊びと作曲の境界線『Same Game, Different Music』

          文・canavis 渋谷PARCOで開催されているイベント「P.O.N.D.」 アートやファッション、エンターテインメントなどのカルチャーが集うイベントで、インディーゲームのコーナーがあると聞き スケジュールに空きを作り行ってきた ・・・といっても実際にイベントを体験できたのは30分ほどだが 幸いなことに目玉のインディーゲームの数はそれほど多くはなく 一通りの作品の概要は理解できたと思う なかでも自分が惹かれたのは Same Game, Different Music

          [P.O.N.D. 2022]遊びと作曲の境界線『Same Game, Different Music』

          かつてあった誰かの記憶の世界を記録している気分になる『TOEM』

          文・canavis 『TOEM』はスウェーデンのゲームスタジオ、Something We Madeによって制作されたゲーム 主人公は祖母からもらったカメラを使い、旅の中で出会った人々の問題を解決していく目的だ。 このゲームを去年からずっと暇を見つけてはプレイしている。 3時間ほどで終わると人からは聴いたが、このゲームの世界を早足で閉じるのは惜しい。 ゲームはモノクロの色調で統一され、その世界はモノクロで描かれているせいか今の時間の流れではなく、もう過ぎ去った時間の中に

          かつてあった誰かの記憶の世界を記録している気分になる『TOEM』

          2022

          あけましておめでとうございます ゲームゲーム主催のcanavisです。 ゲームゲームを初めて3年ぐらいになるのか。 わからないですが、まあそんぐらいでしょう。 暇潰しに初めて暇を潰しにきた人々と楽しくやってます。 自分たちは暇というものを舐めないで活動しているのでは?という思いがある。 時間は有限だが、無駄のない生き方は虚しい気もする。 ミヒャエル・エンデのモモは時間の使い方の話だったような。 わたしたちは時間を以下にして過ごすか常に問われている気がする。 だが

          2021年世界の終わりではない日にあそびたいゲームたち

          年の瀬はいかがお過ごしでしょうか、今年も振り返ると沢山の作品がでました。 そんな中で、今年を後々振り返るときにgotyとは違う視点で見るべき作品を、game gameのメンバーに依頼して文章として残しておきたいと思い。 今回の記事を作成しました。ランキングではなく、今年の記憶として残しておきたい作品群です。 『スーパー野田ゲーPARTY』文:仲村海斗 FLASH全盛期のような手作り感溢れるグラフィックに、野田本人のボイスが響く奇妙なゲーム群。プレイするたび程よい脱力感が身

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          ゲームのリアリティから逸脱する

          文・canavis 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を少し遊ぶ ある塔に上り切ったあと操作を間違えて装備していた斧をぶん投げた。 大きな斧は塔の外へ、遠く大地の深い所へ落下していく。 大切、というほどではないが序盤の序盤では大事かもしれないアイテムだ。 ゼルダの伝説、というゲームの物語ではリアリティを逸脱した行為だと思う。 というか、こいつ何をやってんだという感じだ。 その時、リンクというキャラクターがわけのわからない奴に見えて楽しくなってしまったのだ

          ゲームのリアリティから逸脱する

          日々の喜びも、苦悩も、全てを昇華する舞台の幕が上がる『ジャックジャンヌ』

          文・canavis 「ジャックジャンヌ」は歌劇そのものと舞台裏を写した、ドキュメンタリーと本編の複合体のような作品に私は感じた。 本作「ジャックジャンヌ」は2021年3月18日に株式会社ブロッコリーがリリースした少年歌劇学校を舞台にした、シミュレーションゲームだ プレイヤーは主人公「立花希佐」となり、ユニヴェール歌劇学校生徒として、春から3年生が卒業するまでの1年間を過ごす。 歌劇学校が舞台なので、学園生活を送る一年間の中で季節毎に公演が行われる。 春の新人公演、夏

          日々の喜びも、苦悩も、全てを昇華する舞台の幕が上がる『ジャックジャンヌ』

          ゼルダでも、リンクでもない『ゼルダの伝説』

          文・canavis 気が付くとそこにいた ここがどこなのかもわからない 普段の生活ではみなれない風景 買った覚えのない緑色の民族衣装 三角帽子 わざとらしいくらいに目立つ洞窟の入り口が怪しく手招いている、普段ならそんな場所に行くのは まっぴらごめんだが 自然と吸い寄せられてしまう 暗い暗い洞窟の中を進むと 2つの焚き火の間に、謎の老人と茶色い剣が しかしこのジジイ、何故2つと焚き火の中心にいるのかしら? 煙たくならない? 「ヒトリデハ キケンジャ コレ ヲ

          ゼルダでも、リンクでもない『ゼルダの伝説』