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ゲームいきものレポート(魚)

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ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
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記事一覧

【レポート】ヒレナガハギ――大人になるにつれて増えていって、減っていくもの

いきもの名:ヒレナガハギ
学名:Zebrasoma velifer

【登場するゲーム】

 スズキ目ニザダイ科のヒレナガハギ。縦長い魚といえばマンボウだが、こういうヒレナガな魚も結構縦長い。画像を撮るときに「あぁ縦長になるなぁ」と思いながら撮っている。横長になることが多い中、縦長になるとなんだか違和感を抱いてしまう。
 ゲーム世界でこの魚は海の中で見ることがある。釣りで見ることはあまりないが、釣

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【レポート】ロウニンアジ――流浪の民は力強い

いきもの名:ロウニンアジ
学名:Caranx ignobilis

【登場するゲーム】

 スズキ目アジ科のロウニンアジ。名前に「浪人」と入っていることからも、なんだか強そうな印象があります。名前の由来は群れで行動せずに単独で行動することから、その様が浪人武士のようであるということからきているそうです。名前の由来とは関係ありませんが、釣り人には力が強いことで知られているそうです。ジャイアントトレバ

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【レポート】メバチ――マグロの目玉、食べられますか?

いきもの名:メバチマグロ
学名:Thunnus obesus

【登場するゲーム】

 スズキ目サバ科のメバチ。メバチマグロとも呼ばれているが、他にもバチやメブトなどいろいろな名前を持っている。メバチというだけあって、他のマグロに比べて目が大きいように感じる。英語でも「Bigeye tuna」と呼ばれているらしい。
 ゲーム世界のメバチを見てみるが、マグロとそこまで変わるかと言われると、難しい。目

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【レポート】テングカワハギ――いつかテングカワハギ柄が人気になるかも

いきもの名:テングカワハギ
学名:Oxymonacanthus longirostris

【登場するゲーム】

 フグ目カワハギ科のテングカワハギ。カワハギという魚は有名ですが、このテングカワハギはあまり聞きません。カワハギに比べると、食用とするにはあまりに衝撃的な見た目をしているからでしょうか。
 ゲーム世界では釣りでも海遊でも見ることができる魚です。サンゴの周りを跳ぶように泳いでいるので、サ

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【レポート】アロワナ――ドラえもんのポケットのような形が特徴の魚

いきもの名:アロワナ
学名:ー

【登場するゲーム】

 アロワナ目アロワナ科のアロワナ。いわゆるアロワナですが、一口にアロワナと言っても、それがシルバーアロワナをさすのか、アジアアロワナをさすのか、もっと別のアロワナをさすのかは、その時々によるでしょう。ピラルクーと同じく古代魚といわれる魚の一種で、人気の魚です。
 ゲーム世界でも登場することが多く、観賞魚としても釣り魚としても見ることができると

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【レポート】ピラニア――後ろから迫って来る、こっちに向かってくる敵ってこわいよね

いきもの名:ピラニア
学名:ー

【登場するゲーム】

 カラシン目セルサラムス科のピラニア。塊魂の王子が「「サカナノ エサニ シテヤル」トイウ ヒトハ コノ サカナヲ カッテイルノダロウ。」と言っているが、本当にそういうイメージの魚。「サカナノエサニ……」のサカナはこのピラニアかサメくらいのものだろう。
 それにしてもピラニア、ピラニアかぁ……。ゲームでピラニアっていうと、どうしても『スーパード

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【レポート】ニジマス――帰化してひきこもることを学んだ川魚

いきもの名:ニジマス
学名:Oncorhynchus mykiss

【登場するゲーム】

 サケ目サケ科のニジマス。日本海外両方のゲームでよく見る魚で、現実世界でも有名な川の魚。釣りの分野でも有名だ。『つりライフ+』によると、「一生を河川で過ごす派と、海へと旅立つ派で分かれることで知られている」そうだ。
 ゲーム世界でも登場するゲームが多い。逆に『釣りスピリッツ』にいないことが意外なくらいだ。見

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【レポート】レインボーフィッシュ――あまり人気のない虹

いきもの名:レインボーフィッシュ
学名:Melanotaeniidae

【登場するゲーム】

 トウゴロウイワシ目メラノタエニア科のレインボーフィッシュ。虹の魚というと「ニジマス」が出てくるけれど、それとは別の魚だ。この魚は種類が多く、『めざせ!釣りマスターDS』によると、海水のもの、淡水のもの、汽水域のものと種類がいるらしい。
 ゲーム世界では若干違う色合いのものを見ることができる。『つりラ

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【レポート】オニボウズギス――その部分さえなければ普通の魚

いきもの名:オニボウズギス
学名:Chiasmodon niger

【登場するゲーム】

 スズキ目クロボウズギス科のオニボウズギス。深海に生息する魚は奇妙な姿であることが多いです。この魚もその一種です。身体の下の部分が膨らんでおり、不思議な見た目をしています。下の部分がなければ普通の魚ですが、さながら『こぶとり爺さん』のこぶのようです。
 ゲーム世界で深海は多いですが、この魚が登場することは現

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【レポート】シロワニ――大人しい性格であっても危険と言われるサメ

いきもの名:シロワニ
学名:Carcharias taurus

【登場するゲーム】

 ネズミザメ目オオワニザメ科のシロワニ。近年ではオオワニザメ科がいろいろな系統を含んでいるため、シロワニ属を独立する「シロワニ科」とする分類を採用する流れになってきている。ワニザメと言うだけあり、なかなかいかつい顔をしたサメだ。
 とはいえ、ゲーム世界では意外と敵意をむき出してこないサメだ。実際のシロワニも大人

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【レポート】オイカワ――釣れる魚の最小サイズはどのくらいだろう

いきもの名:オイカワ
学名:Zacco platypus

【登場するゲーム】

 コイ目コイ科のオイカワ。小さな魚だが、川で見たことある人もいるかもしれない。釣って美味しいみたいな話は聞かないが、小さい魚は小さい魚なりに食べ方があるようで、揚げ物や南蛮漬けにして食べるらしい(『めざせ!釣りマスター』より)。
 ゲーム世界になると、オイカワの体の色がきれいに見える。特に、『釣りスピリッツ』シリーズ

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【レポート】クイーンエンゼルフィッシュ――トランプで表現するなら「QQKQQ」

いきもの名:クイーンエンゼルフィッシュ(ホクロヤッコ)
学名:Holacanthus ciliaris

【登場するゲーム】

 スズキ目キンチャクダイ科のクイーンエンゼルフィッシュ。ホクロヤッコとも呼ばれている。なんだか対極にありそうな二つの名前だ。おでこのところの模様が王冠のように見えるため「クイーン」とついているらしいが、これがホクロに見えるという人もいるのかもしれない。何でキングじゃないの

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【レポート】アイスフィッシュ――凍らない透明な血液の魚

いきもの名:アイスフィッシュ
学名:Channichthyidae

【登場するゲーム】

 スズキ目コオリウオ科のアイスフィッシュ。またの名をコオリウオ。その名の通り、冷たい場所に生息する魚だ。冷たい場所に生息するために、体を適応させた魚と言ってもいい。
 ゲーム世界に冷たい海、南極・北極は珍しくない。そのため、この魚を見ることも、難しくないだろう。

 『アクアノートの休日2』のガイドブックに

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【レポート】サクラダイ――この桜吹雪が目に入らぬか

いきもの名:サクラダイ
学名:Sacura margaritacea

【登場するゲーム】

 スズキ目ハタ科のサクラダイ。「桜」とつくように、ピンク色がかわいい魚だ。ピンクの体の中に白い点のような模様があることも、桜吹雪を連想させる。『FOREVER BLUE』などによると、カクレクマノミのようにメスからオスに性転換する魚であり、メスの体色は黄色がかり、背ビレに黒色の模様がある。オスとメスの姿が

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