#8.トレーニングと競技動作

トレーニング指導をしていると
説明をした上で取り組んでいますが
これどんな意味があるんですか?って言われる事がある

競技力を向上させるためにトレーニングしているのに全く関係ない事指導されていたら嫌に決まっているので聞いてくるんだと思う

競技力を向上させるにはどうした良いのか?

トレーニングを競技動作に近付ける?
トレーニングと競技動作は別で考える?

僕の考えは
競技動作に近付ける必要はないけど、必要な動作、獲得したい動作に対して必要な事をするべき
その上でトレーニングが競技動作に近付いてしまったなら良いんじゃない?って思います

何言ってるの?そう思われたかもしれません

筋力を鍛えていく事を前提にトレーニングした場合、筋力を上げる事が目的なのでトレーニングを競技動作に近付ける必要はありませんが
トレーニングに取り組む目的が「試合に勝つこと、上手くなること」だった場合
ただ筋力を鍛えるだけじゃ成し得ないと思うんですよね
(勿論例外もありますし、ごく一般的なストレングスを指導する事もあります)

現在、ボクシングやゴルファー、サッカーダンサーや機能改善のクライアント様を指導していて
ボクシングやサッカーはごく一般的なストレングスを指導していて、クライアント様も効果を感じてもらっているのですが
ゴルファーやダンサーの方は違和感を覚えたんですよね

正直、僕も指導していて思いました

ストレングスしてても本当に変わるのか?って
ゴルファーは発揮パワーを高めて上げれば飛距離も上がりますが、それよりもスイング時の体幹動揺を減らせるようにするための重心のコントロールを伴うトレーニング等を行う方が競技力に結びつくと感じたんですよね

なので今そのように指導しています

ポールダンサーの方も見られる仕事だからボディメイク中心でやってましたが、ダイナミックにいろんな動きが出来るようになりたいって事で重心移動、握り方、ボディイメージの構築をやったら少しづつ改善出来て来てるんですよね
(練習でダイナミックに動けるように筋力を鍛えておくのも大切です)

筋力を鍛えて身体のベースをあげるのがトレーナーの仕事
なんて風に言ってるトレーナーの方もいましたが
強くなりたい、勝ちたい、この場面で困っているからどうにかしたいって方が来たら
それをどうにかして上げるのがトレーナーだと思うんですよね

その人に取って必要なことは何か?
トレーナーだからストレングスだけ指導してれば良いって訳じゃない
筋力を向上させて上手くなるのであればみんな上手くなってるはず
上手くならない人はストレングスよりも他の事に取り組むべき事があるのではないか?

クライアント様に取って何が必要なのか
これを第一に考えて指導する事が出来ればその人はきっと良くなる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?