2018年映画ベスト&ワースト
今更ながら、去年に公開された多くの映画の中でベストとワーストを独断と偏見で決めさせてもらった。
ベストは残念ながら10もなかったと思う。
ワーストをあげるときりがないので、ベストとワーストそれぞれ2つに絞って決めることにした。こりゃ便利だぜ!
ベスト
「ランペイジ/巨獣大乱闘」
ロック様×怪獣という悪魔的発想に基づいて制作された本作。
ちゃんと怪獣の怖さや強さ・すごさについて巨大感と圧倒的なスケールで描かれた本作。
シンプルだが、怪獣が暴れれば人は死に町は崩壊するそんなシンプルなことを悲壮的に描きすぎず荒唐無稽に描いた本作は、本当の意味で「怪獣映画を超えたエンターテイメント」といってもよかったのではないだろうか。
2010年代以降数多く制作されたハリウッド製怪獣映画の中ではそのわかりやすいエンタメ性・派手さ・怪獣のシンプルなデザイン・個性的なキャラクター設定・・・これでもかといわんばかりに積み込まれたまさしく「ハリウッドの底力」をみせつけた一本だといってもいいんじゃないか。
また、最近のハリウッド映画にありがちな「過剰な中国惜し」や「ポリコレ主義」といったダメな要素はほとんどなく、怪獣の前ではあらゆる人間が平等に無価値であることを真正面から描いた傑作だといっていいだろう。
「孤狼の血」
暴対法施行前の広島の歓楽街を舞台にした骨太なエンターテイメント映画だ。
本作に出てくる役所広司はめちゃくちゃかっこいい。たとえやり方は強引で法律を逸脱していてもその真意は正義を守り人々を守るためであったというまさしくダークヒーローな男。
その姿はノーラン版「ダークナイト」三部作よりもバットマンらしかったのではないかと思ってみた。
敵対する悪役のヤクザの石橋蓮司も憎々しく、たまにユーモラスなとこをみせるかなり魅力的な悪役として描かれていることにはすごく好感を抱いた。
あの下品でいかにも頭悪そうにみえてかなり知恵が回るずるがしこい感じはいかにも田舎ヤクザって感じでありそうだ・・・。
こんな映画が日本映画でできるのはかなり珍しいことなんじゃないだろうか。
まあ、ベストといえばこれぐらいであとはワーストにいこうか
ワースト
「シェイプ・オブ・ウォーター」
基本的にギレルモ・デルトロの映画に甘い俺だが、本作はちょっと無理でしたねぇ~(困惑)
まずキャラクターが全員かったるい。
「耳が聞こえない女性が半漁人に恋をする」という話だが、この主人公がある程度感情移入持てるキャラならいいけどこの人のやってることは周囲の同僚を巻き込んで迷惑をかけてるだけなんで相当タチ悪いです。
主人公の友人のゲイの絵描きもこれまた、気持ち悪い人です。猫をあんなに飼ってるのに扱いがぞんざい過ぎて感情移入できませんでしたわ~。
っつーわけで、まあ駄作です。
「若おかみは小学生!」
一部で話題になってた某旅館アニメ映画です。
まあ、退屈ですね(笑)
一言で言えばギャグが幼稚です、幼児向けアニメに何いってんだっておもうかもしれませんがクスリともしませんでした。
キャラクターもクソです、今時テンプレ的なお嬢様がライバルって・・・センスが90年代ですか?
ええ年齢したおっさんがこんな子供向けアニメで「泣いた!」とか言ってるの本当みてて悲しいですわ。
あとあらすじもテレビの総集編みたいなんで、2時間スペシャルアニメとかそんなんでよかったんじゃないかと思います。
以上
まとめ
全体的に言えば傑作は数あれど、ほとんどつまらないものばかりだったとしかいいようがない去年の映画業界。
今年はこのようなことがないように製作者・配給者・俳優のみなさまについては気合を入れてがんばってほしいものだ。
っていうか2019年になって映画をろくにみてねーわ(笑)ってことで・・・・まあそこんとこよろしくおねがいします。
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