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【映画感想】これはひどい「わたしの幸せな結婚」をレビュー

2023年3月に公開され、あの「シン仮面ライダー」を文字通り完膚なきまでに叩き潰してしまった庵野キラーこと「私の幸せな結婚」を観ました。

私の感想…?

糞映画ですよ…これは。

思わず見終わった後、こう言ってしまった。

本当にひどい。

本作は小説家になろうで連載していた女性向け小説の映画化作品なのだが、要するに一言で言うと「婚約破棄」系の作品だ。

ストーリーはわかりやすくいえば、名家の長女で生まれたものの魔力がない人間として生まれて妹や親から「役立たず」と揶揄されてる女が、明らかに格上の軍人上級国民様に嫁いでいき、そこで国家元首たる天皇っぽい人の陰謀に巻き込まれて行くという内容になっている。

まあ、主人公は実は無能力者ではなく最強の能力者だったんだー!!!ってことがわかるのだがそれに至るまでがクソアホみたいに長い。

そもそも主人公実は覚醒してませんでしたー!!!系の話ってそれまで長い人生覚醒してない主人公って無能なんじゃねーの?って思うのであった!

あとちなみに、この映画の世界観は要するに明治・大正風ファンタジー世界らしいのだが、これが微妙に恥ずかしい。

また、明治風???を意識してると思うのだが、その割には銀髪のやつがいたり上司に敬語を使わないアホなチャラ男がいたり…まあ観ていてその小恥ずかしい気分になっていく始末である。

これがもしもアニメとか小説とかだと違和感がないんだろうが、実写版でやるんだったらノリをある程度リアルにしておかないと、グロテスクになるんですよ。

あとそれから、主人公たちがの格好が明らかに大日本帝国の軍人風なのだが、この映画韓国とかで上映できるんですかね…。

一応この世界の日本?風の国は朝鮮併合とかやってるのかね。

そんな本編に関係ないチクチクは置いておいて…。

アクションもまあ、アホみたいにひどい。

やたらと演出過剰でキレのいいアクションをみせようとしているがノリがどう考えてもジャニーズの舞台劇みたいにトンチキなことになっている。

ケレン味にこだわるのも問題があるな…と何かを察してしまった。

また設定も余計な物が多く、結局こいつらは誰と誰がやりあってるの???という気分になってしまう。

早い話が本作、あからさまにコスプレをした男女が、倉敷チボリランドや京都映画村あたりの場所でちちくりあうところを2時間かけてみせられるのだ。オエーっ!!!ゲロゲロ酋長!!!ギャース!!!

これの何が面白いんだ。

また役者の演技もひどい。

主人公はジャニタレらしいが、同じジャニタレでも草彅剛や森田剛なんかは演技うまかったんだな…とジャニーズ(もうジャニーズじゃないけど)のタレントの質の劣化が観ていて悲しくなってくるのだ。

アーそうだ一応褒めておこう。

冒頭のCGはできがいいです、邦画にしては。

でも、冒頭だけなんですね…悲しいかな。

点数は

10点/100点

開き直って能力者バトルアクションにすればよかったのにね…。


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