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研究者志望へのアドバイス

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大学の基礎実験に対する思い出と旅行の共通点(らしい思考×らしい思考=現実)

おはようございます!旅行に行く時間もお金もありません!

ところで大学の基礎実験から得られる物があまりにも多すぎるのに、得られなかったという後悔が、多すぎるので一応書き留めておきます。

大学の基礎実験は基本的にどんなに難解な理論と、どんなに一見難しそうに見える実験でも過去の、誰かの研究です。

ここで、皆さんかなり勘違いしている人が多いです。というか、理系が理系たる所以、秘密はここにあります。

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早稲田理系が語る、加水分解が起こらないと仮定するとかなり話しがややこしくなるお話

早稲田理系が語る、加水分解が起こらないと仮定するとかなり話しがややこしくなるお話

こんばんは!

今日も大学で化学を学ぶってどういう事?

という視点から、大学の専門の勉強が苦手な方向けに。

そもそも、無限にある反応の中で加水分解が起こります!という知識があるだけで①高分子の加水分解

②有機の加水分解

③無機の加水分解

と、カテゴリーがたったの3つになりかなりスッキリする。

他の重合だの、縮重合だの、ゾル-.ゲル法だのも同じです。

仮に加水分解という現象が起きている

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早稲田卒理系が語る研究者になる勉強方法

早稲田卒理系が語る研究者になる勉強方法

続きます。

大学の受験勉強と同じように、基本的な理論を勉強したら、後はぼけーと繰り返し同じ問題を解くだけです。

難しく考えては駄目です。基本的な理論を学ぶ。後はぼけーと、1日10時間位ひたすらレポート用紙10枚分位ひたすら問題を解きましょう。

ほぼ、作業ですね。

何故か、難しく考える事が頭良い!って考えがちですが、ほぼ、何も考えずに、ひたすら問題を解く。これだけで、理科大以上の研究者にはな

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早稲田卒理系が語る勉強の仕方と研究に活かしかたと、その弱点

早稲田卒理系が語る勉強の仕方と研究に活かしかたと、その弱点

こんにちは!

理系の方も見てくれているのかな?とにかく勉強法。

1、まず前提として、「研究室に入るまで全く勉強してないのに、そこそこの研究成果を出す人が、早稲田、東大には居る。他の旧帝大はもうちょい勉強してるはず。彼らが1日30分でも専門の勉強してたら、世界は変わったかも!

2、例えば、OH基の分子間力に着目したとする。高分子化学、有機化学、訳わからない化学物質においても分子間力は普遍的だと

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早稲田理系が語る、化学の後付け理論の話し(パズルみたいな認識苦手な方へ)

早稲田理系が語る、化学の後付け理論の話し(パズルみたいな認識苦手な方へ)

こんにちは!大学の授業意味不明、と言う方へ何故、大学の化学理論が意味不明なのかを説明します!

これは哲学的な物事の認識の仕方にも由来します!

まず、とある事象

AにBを加え、180℃の熱を加え、70℃以下に冷ました後、15分撹拌し、Dを加えるとEになった

これを

→Aは180℃以上に加熱すると構造変化を起こす、◯◯効果で知られ、AにBを加え、70℃以下に冷ました後~

と、表現する。

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大学で、化学を勉強する上で国語が重要な理由

という訳で、化学の理論はあと付けなので

誰が、いつ、どのように発想した理論が教科書となって載っているのか?

が、実はメチャクチャ重要です。さらに、その裏には、何十通り、何百通りのポシャった理論が、存在しています。

にもかかわらず、教科書では

「A+B→C」これは、◯◯反応です。こういう理論です。

の一言で済まされています。

その裏には「普通の人は思い付かない、天才理論だけど、私には思い

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普通に研究について、書いてみる。(私大の方向け)

普通に研究について、書いてみる。(私大の方向け)

かつては本業だった研究職について書いてみる。

そもそも私は研究職に挫折したのだが、挫折してからうん十年、現在の自分だったらどうしたか?という視点から書きます。

①そもそも、とんでも無いプレッシャーがかかる。

とんでも無いプレッシャーがかかります。

「確実に二年後以内に成果を出して下さい」

という状況なのだから、当たり前です。

例えばAとBからCが出来ました!条件を変えてみたら、なんとD

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早稲田卒からみた研究者志望へのアドバイス④

続き。

という事で厳密さへの追及がモチベーションと書きました。

そしてアドバイス

①セレンディピティ-は人にあげる。

突飛なアイデアや、誰にも思いつかない素晴らしいアイデアにより、後々大成功する、という夢や希望は捨てるべきである。これは自然科学の持っている本来の法則とは別の物である。

これは貴方が将来大成功した時に結果的に「あー、偶々発見したんだなー」って振り返った時に思うもので、最初か

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早稲田卒からみた研究志望へのアドバイス③

早稲田卒からみた研究志望へのアドバイス③

続きます。

そもそも、研究とは根底に「自然科学の原理原則の究明及び応用」がありますので、必要なのは厳密さの追及です。

「自動車を走らせるには?」「人口知能の開発」をしたいと思うなら、その先にあるのは「異常な位正確で厳密な」設計であり、「異常な位正確で厳密」を追及したい!という欲求の上に、実験計画なり、応用なり、講義の授業、実験があります。

何故、異常な位正確で厳密さを追及するのかと言えば、異

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早稲田卒からみた研究者志望へのアドバイス②(時間の概念と歴史認識、記憶の歪みから)

続きます。

そもそも、時間とは過去から未来に向かって一直線に、ベクトルを持って流れているのですが個人の記憶とは、過去から現在まで正確に時系列を持って把握できず、感覚的に、ある一時を断片的にしか記憶出来ません。(実は空間に歪みがあって、時間の流れも飛び飛びだとか、日本人は四季の影響で、螺旋状に時間を認識しているとか、色々あるけど)

したがって、歴史も正確に把握する事が困難で、おそらく、こうだった

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早稲田卒から見た研究者志望へのアドバイス

早稲田卒から見た研究者志望へのアドバイス

研究者志望の方、思ったより多いみたいなので、基本的なアドバイスと心構えを。

①東大卒研究者から京都大学卒研究者を見て

「あー、こんな感じでやれば、研究者になれるんだ??へー」って位レベル知能共に、差がある位研究者にも差がある。って事を知るべき。

→「東大卒なのに、こんな事も知らないの?」という意味は「京都大学卒の研究者を見て、批判する権限が与えられている、あるいは仮に京都大学卒の超優秀な研究

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