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【言葉足らず系ゲイ向け】語彙力の高さが鋼のメンタル獲得には必要です

『すごい(語彙力』

と、語に彙力の足りなさをネタ使ってしまう人向けに、今回の話を書きます。

結論から言うと、語彙力は高ければ高いほど人生にプラスになります
逆に、語彙力が低いと損することも傷つくことも多いし、立ち直るのにも時間がかかります

語彙力がなぜ人生の中で重要な位置を占めているか。
あるのとないので何がどう変わるのか。

この辺りの話をしていきます。

語彙力の低さが危険な理由

語彙力が大事な一番の理由は、

メンタルの安定度に関わる

からです。

今何をしたいか。
何を話したいか。
どんな気持ちなのか。
何を考えているか。
誰と話したいか。
誰に会いたいか。

こうったう頭の中にあることを正確に言葉にできない状態は、実は危険です。

客観的に見ても、相手が「何がしたいか分からん」って言ってきたら困りませんか?

何かハッキリしないもやもやしたグレーな何か。
これが頭の中に増えれば増えるほど、人は行動できなくなります。

これが「悩み」です。
グレーのもやもやしたものは悩みの原因、ということです。

なので、グレーのもやもやが増えると、その分メンタルも不安定になってしまうんです。

語彙力とメンタルの関係

この辺りの仕組みの話をしましょう。

人の脳は言葉で物事を捉えています。

例えば、下の画像をよく見て記憶してください。

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覚えましたか?

そしたら目を閉じて、このコップを言葉を一切使わずに、頭の中で正確に、かつできるだけ長い時間イメージし続けてみてください。

できたでしょうか?

「え、そもそもどうやるの?」というくらいに混乱しませんでしたか?

「青い」「そこが丸い」「右に取っ手がある」「陶器」のコップ

こういう言葉とセットだとイメージし続けられませんか?

このように、脳は言葉にできないものに対して動作不能になる性質があります。

ではここでグレーのもやもやの話に戻りましょう。

頭の中のグレーのもやもやは、自分自身言葉で捉えきれていない思考や感情の集合体です。

言葉で表せないから、よく分からない

よく分からないから行動できない

行動できない理由が分からない

だから悩む

こういう流れになってしまうんですね。

グレーのもやもやが増えれば増えるほど、脳は動作不良を起こします。
自分が何かしたいか、何を話したいかも分からなくなっていきます。
これをこじらせるとうつ病のような症状に………

逆の見方をしましょう。

このグレーのもやもやを白か黒かに区別できると、頭の中はスッキリします

要は、悩みをぴったりな言葉に当てはめて表現することで、正常な思考ができるようになる、ということです。

正常な思考ができれば、その通りの行動もできるようになります。

行動までできるようになると、悩みは小さくなり、消えていきます。

これがメンタルの安定につながります。

このように、グレーのもやもやをそのままにするのは、悩みを増やす行為
メンタルの不安定さに直結します。

グレーのもやもやを言葉で白か黒か区別できると、悩みの正体もハッキリします。
その分誰かに話すこともできます。
自分で解決法を考えることもできます。

白黒の差をハッキリつけられる力、つまり、

頭の中身をより詳しく正確に言葉にできる語彙力

があれば、その分メンタルが安定することになります。

語彙力はどうやって高める?

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ここまでの話を聞いて、心当たりがある方もきっといると思います。
語彙力がメンタルの安定には重要だということも理解してもらえたと思います。

でもここでは、

『自分には語彙力そんなにない…』

こんなふうに心配しなくても大丈夫。

こういう自分の内側の問題に対しては、自分自身で気づけただけでも十分だからです。

ということでここから、どうやったら語彙力が高くなっていくかをお伝えします。
語彙力でメンタルを強くしたい方は、ぜひ参考にしてください。

語彙力を増やすためには、まずは自分の手元にある自分なりの言葉で感情や考えを表現することから始めましょう。

自分なりの言葉、というところがポイントです。

例えば、

『仕事がツラい』

というシチュエーションで。

ただ「ツラい」だけだと語彙力低すぎです。
このままグレーのもやもやを、ただ一言「ツラい」だけで捉えていたら、もやもやが増えすぎて脳が動作不良を起こしかねません。

そこで、

どんな状況のとき?
誰といるとき?

こんなことを付け加えてみましょう。

『仕事を始めたばかりで、内容が分からないことが多すぎる。
かと言って先輩に聞くのも気まずい。
怒られたりするのは怖いし。
周りに同じような仕事をしている友だちもいないから
相談する相手もいない。
突然わーッ!と叫びたくなる。
毎日自分のふがいなさや心細さで、一人でいるのがツラい』

これだとツラさがかなりハッキリしますね。
そして、この文の中から解決策も見つけることができます。

ここで分かるのは、語彙力とは単語の幅の広さではない、ということです。

特にメンタルに関わる語彙力というのは、

状況や心情を細かく正確に表現する力

のことです。

これなら、自分なりの言葉で自分の頭の中のグレーなもやもやを表現することができるはずです。

語彙力を高める最適な方法はインプットすること

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語彙の数自体を増やす方法もお伝えします。

一番手っ取り早いのは、尊敬する人や憧れる人の発信を参考にすることです。

今の時代であれば、そういう方の発信はネットでいつでも見聞きできます。
話が得意な人、上手な人の語彙はかなり参考になります。

堅苦しい発信スタイルが苦手なら、エンタメ系でもゲーム実況でもOK。

ぜひ毎日少しだけでもいいので時間を作って、その方の話す語彙をインプットする習慣を身につけてみてください。
いつの間にか自分の話し言葉の中に、その人の語彙が登場してきたらバッチリです。

時間に余裕があるなら、本を読むことを強くオススメします
読書で語彙力が高まり、メンタルが安定していくという研究結果もあるからです。

本の中の書き言葉は、無限に語彙がちりばめられています。
こんな時にはこんな言葉が、こんな表現が使えるんだ、という新発見がたくさんあります。

感情や考えを言語化することに特化するなら、小説がオススメです。
最近の作品だと、現代風の語彙で書かれていることもあるので、それよりは、ちょっと昔の、言葉遣いに違和感があるくらいの時代のものだといいでしょう。

語彙力を増やす中で一番大事なことは、インプットしたらアウトプットすることです。
ぜひ日常の中で、覚えた語彙を使って自分なりに自分の頭の中のことを表現していきましょう。

語彙力を身につけてメンタルを鍛えていく

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ということで、語彙力と表現力、そしてメンタルの強さの関係をお話しました。

言葉は受け取る相手だけではなく、発する自分自身にも大なり小なり影響を与えます。

脳は言葉でしか物事を捉えることができないし、脳は人称を認識しないからです。

「バカ!」も「好きです」も、毎日の何気ないツイートでさえも、自分に影響すると考えてみてください。

だからこそ、自分の頭の中のグレーなもやもやを白黒つけてハッキリと言葉にすることが大切です。

ハッキリ言葉にするのが怖いという人もいるかもしれません。

特に自分の感情を言葉にするのって、時にものすごい勇気が要りますよね。
受け取った相手にどんな反応をされるか、ものすごく不安にもなりますよね。

その気持ち、分かります。

そんなふうに一歩踏み出せなくなったら、このnoteのことを思い出してみてください。

感情の表現が中途半端になれば、その分自分のもやもやを増やすだけです。
相手にも自分のことが100%伝わらないので、さらにもやもやが増えることにも。

逆にハッキリ言葉にできれば、自分の中のもやもやはなくなります。
相手がどう受け取ってくれるかは分かりませんが、あなたがより細かく正確に言葉にした感情は、その分より細かく正確に相手に伝わります。

大事なことはここ、「グレーなもやもやを白黒つけてハッキリ言葉にしたこと」ではないでしょうか?

こういう勇気もメンタルを鍛えることにつながります。

自分の頭の中のことを、より正確に言葉で表現することにぜひ慣れていきましょう。

その積み重ねがあなたを強くします。


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