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NFT作品は○○○○によって金にもゴミにも化ける

NFTとは?

『NFT』という言葉をご存知でしょうか。
Non Fungible Token
の頭文字を取ったもので、日本語では『非代替性トークン』と呼ばれます。
しかし、日本語で非代替性トークンと言われても、まだまだ聞き慣れない単語ではないでしょうか。
それだけ新しい分野の言葉なのです。

Wikipediaから簡単に説明を抜粋しますと……

ブロックチェーン上に記録される一意で代替不可能なデータ単位である。NFTは、画像・動画・音声、およびその他の種類のデジタルファイルなど、容易に複製可能なアイテムを一意なアイテムとして関連づけられる。

要するにブロックチェーン技術を用いて、現実に存在しないようなデジタルな作品に対して所有者を明確にできる技術です。

さてデジタルな作品に対して所有者を明確にしたから何だという話になりますが、所有者を明確にすることによって何ができるようなるか。
それは唯一無二のデジタル作品として売買ができるようになるわけです。
つまり、現物でしか存在しなかった骨董品や絵画のように一点もののデジタル作品として扱えるようになるのです。
最近のNFT作品は主にデジタルアートの所有権が多いですね。

NFT作品を所有するきっかけ

実は今から2~3年前にNFT作品を購入しました。
当時はNFTという言葉も知らずに、ただただ唯一無二のデジタルアート所有権という言葉に未来性を感じたのです。
追々売買できるというシステムにも惹かれ、仮想通貨に匹敵する新しい資産になるだろうと考えたのです。

一番最初の所有権の購入方法は抽選でした。
そのデジタルアートは自分が好きなアニメ作品であり、原作も連載していたので、これからも注目されるだろうと考えました。
NFTはこれから流行ると予想していたので、募集していたデジタルアート数作品に応募しました。
株式投資のIPOと同じように最初の所有権を押さえれば公募価格以上では売れるだろうと考えたのです。
しかし、当選したのは1作品のみ。
1作品でも当たっただけ良かったかなと当時は思っていましたが、今は1作品だけで本当に良かったなと思っています。

NFT作品を所有したその後

IPOと同じように抽選に外れた方が直ぐに買ってくれるだろうと考えていたのですが、残念ながらそうは上手くいきませんでした。
NFT作品を抽選販売をしたのは良いですが、売買するシステムが構築されていなかったのです。

販売と同時に売買システムも動いていれば、まだ注目されていたと思いますが、忘れた頃合いに売買システムが稼働。
それから2~3年が経過し……やっと購入依頼が来たのです。

いざNFT作品を売買した結果

当初は高く購入依頼が来たら良いなとワクワクしていたものですが、年月が経過するたびにさっさと手放したいと思うようになりました。
まさかこんなに流動性が悪いものとは思わなかったのです。
「購入依頼が来たら即行で売ろう」と思っていたので、購入依頼が来た時は購入者には申し訳ないですが助かったと思いました。

購入依頼価格は発売価格以上の最低保証があったのでプラスで売れると思っていたたのですが、決済画面を見て愕然としました。
何と……

トータルでマイナスです。

流石に笑ってしまいました。
なんと購入依頼価格は高かったのですが、手数料で元本割れをしてしまったのです。
クリエイター還元金等の費用は分かっていましたが、ここまで手数料等が高いとは……。

トータルマイナスの画面が出て「はあ!?」と販売許諾画面で手が暫く止まってしまいましたが、結局はポチッと売却しました。
所有していたという証が永遠に残っている分、まだ価値があるのかも知れませんが、マイナス分は勉強代ということにします。

NFT作品は買わないほうが良いのか

もし、そう聞かれたら……、

運営会社を見てください」

と言います。

NFT作品で検索すると数多くのNFT作品が出てきます。
物によっては何百万、何千万ドルで売買されたというNFT作品も。

何度も言いますがIPOと同じように値が上がるものだろうと考えていました。
NFT作品自体は悪いものとは思えなかったのです。
今回マイナスになった原因は運営会社の知名度、広報、そして流動性だと考えています。

運営会社のTwitterアカウントはありますが、最近はグッズ販売の告知のみでNFT作品に関しては何も発信していません。
NFT作品を買った自分が見てもグッズ販売業者かなと思うくらいです。
グッズ販売が好調なのかもしれませんが、NFT作品の告知や宣伝などを積極的に行わないと、将来性を信じてNFT作品を買ったオーナーたちに対して誠意が足りないんじゃないかなと思ってしまいます。

取引の基本ですが、買い手と売り手がいなければ取引は成立しませんし、価値も生まれないのです。
だから流動性は大事なのです、これは株式市場にも言えることですよね。

残念ながら運営会社がのらくらしたことにより自分のNFTは流動性がまったくなく、金ではなくゴミになりかけていました。
今後どのようになるかはもちろん分かりませんが、今のままでは期待できないと思われます。




せっかくなので有料版の方に自分が所有していたNFT作品の詳細と、どのくらいで購入して、どのくらいで売れたのかを書きたいと思います。
NFT作品投資の一つの経験談として参考になれば幸いです。
気になる方はどうぞ。
無料版はこの辺で。


ギアでした。゜ω゜)ノ

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誤字、文章編集2022/05/26

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