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マッドマックス 夜の法務省

メルボルンにあるサイエンスワークスという施設、コアなマッドマックスファンなら一度ぐらい耳にしたことがあるかもしれない。
スポッツウッド駅の近くにあるScienceWorksMuseumは子供も大人も楽しめる科学館。週末になると家族連れで賑わっているが、マッドマックスオタクにとっては特別な意味を持つスポットだ。

このミュージアムの一角にあるポンピングステーションは歴史ある建物で、ミュージアムの展示物として公開されており誰でも見学する事ができる。
マッドマックスではかの有名な法務省のシーンが撮影された場所。メルボルンを訪れるファンで、ここに行かない奴はいないだろう。

だが夜の姿を見た者は?

2019年4月11日(木)、12日(金)の2日にわたり、サイエンスワークスミュージアムではマッドマックスの特別野外上映会が開催された。イベントは夜の6時スタート。この寒い中野外上映というのがいかにもオーストラリアという感じだが、夜の法務省に入れるイベントとあって私は毛布を着込んで出かけていった。

最初にイントロダクションと、ティム・バーンズ(ジョニー・ザ・ボーイ役)の挨拶&トークがあって(私は遅刻して大部分を聞き逃した)、映画の上映は途中に休憩を挟んでの2部構成。バーベキューコーナーでは肉と酒が手に入る。

現地オーストラリアのファンと一緒にマッドマックスを観るというのは初めてのことで、地元の人はどんな反応をするのか?と実は結構楽しみだった。
みんな明るく笑い、クラッシュのシーンでは声を出して盛り上がり、映画の内容に反してアットホームな雰囲気が辺りに満ちていた。
ナイトライダーが泣き出すシーンとか、銃は嫌いだ!のシーンとか、やっぱりああいうのは地元の人にも面白いんだということがわかった。


映画以外の部分も充実している。ポンピングステーションの中庭には有志のファンたちによるレプリカカーの展示、マッドマックスグッズの販売ブースなどが出店しており、映画の前後や休憩時間も楽しめる。
ライトアップされた法務省の中庭に集まったレプリカインターセプターは、こんな機会にしか見られない貴重な姿。ファンたちは写真を撮影し、レプリカオーナーやティム・バーンズとの会話を楽しんでいた。

ScienceWorksMuseumは、大人15ドル。メルボルン中心地のサザンクロス駅から電車で15分、スポッツウッド駅で降りたら徒歩圏内。普段はマッドマックスも上映していないしインターセプターも停まっていないが、当時のままの貴重なロケ地。長い年月で滅びる聖地が多い中、保存してくれているミュージアムにお金を払う事ができるので、みんなもどんどん訪問しよう。もちろん科学館としても楽しいぞ!

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