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最近のゲームボーイソフト事情(第3回/閑話休題)

ここまでのあらすじ

ゲームボーイで最後のソフトが発売された2003年以降。同人ソフトなどの発売はあれど、実機で遊べるソフトはごく少数。
そんな中、2017年に発売された海外ソフト2本を皮切りに、ゲームボーイの実機で遊べるソフトの開発が加速。2019年のゲームボーイ発売30周年記念に合わせて、発売ラッシュが始まったのでした。

(詳しくは 第1回・第2回の記事をどうぞ!)


最近のゲームボーイソフト事情(2020年・・・の前に)

新作ソフトの発売ラッシュは2020年に入っても継続中。

前年に公開された、ゲームボーイソフトをノンプログラミングで作れちゃう「GB Studioのおかげで、今まで敷居が高かったゲーム開発がググっと楽になり、むしろ、海外を中心にゲームボーイソフトの発売はさらに加速していきます。

・・・ということで、新作ソフトの発売が続き喜ぶ反面、期間限定や少数ロットでの販売、クラウドファンディング、イベント専売などなど、販売方法も多岐にわたるようになってきました。

また、発売告知がSNSのみのことも多いため、この辺りから、情報収集が特に大変になっています。

 

(GB Studioについて)

ちなみに、そんなゲームボーイ界の盛り立て役となった「GB Studio」は、今ではバージョン3までアップデートしていて、ゲームボーイカラーにも対応済み。

初代では「2Dアドベンチャーゲーム」以外を作るのは大変だったのですが、バージョン2以降は、いろいろなことが簡単にできるようになりました。

(初代で作ったオリジナルのADV<未完成>)

どのくらい簡単になったかというと、例えば、どこかで見たことがあるような「横スクロールアクションゲーム」や・・・

(カラーで作ってみた、五十○次的なゲーム)

画面のカーソルを操作して、気になるところを調べる、ポイントクリック型の「アドベンチャーゲーム」や・・・

(5秒でクリアできるアドベンチャー)

トライアルアンドエラー感あふれる横スクロールの「シューティングゲーム」や・・・

(なせか紙飛行機に乗っています)

そして、どこかでみたような「パズルゲーム」などが、全部まとめて数時間で作れちゃうほど!

(もはや違うゲームだ!)
(ステージクリア!)
 

(GB Studio日本語版について)

そんな夢のソフト「GB Studio」は、同人サークル CUBIC STYLEさんのサイトで、日本語版が公開中!!

アルファベットに加えて「ひらがな/カタカナ」が利用できるため、日本語メッセージが簡単に表示でき、一気に自分のアイデアをゲームにしやすくなっています。

CUBIC STYLEさんは、GBAの同人ソフト巫女ぱらの制作・販売、そして、ゲームボーイ自作ソフトの制作にはかかせないハードのカートフラッシャーや書込用カートリッジの販売、各種ソフトの公開などなど、携帯ゲーム開発の強い味方です!

(カートフラッシャーのセット)
レア度:★
☆☆☆☆☆☆
 

ということで、GeeBeeも「GB Studio」の日本語版(初代バージョン)で、レトロゲームの世界に自分が入っちゃうという謎のゲームを2本を制作し、自作ゲームのパッケージ化という、昔からの夢をかなえました!

 
また、こちらがメインだったかもしれない、実機で好きなゲームミュージックを好きなだけ流しまくるという夢も実現!

(ゲームミュージック聞き放題!)

 
そして、ついでに・・・子供の頃からのもう一つの夢もキッチリとかなえました(笑)。

 
どちらのソフトも、音楽やグラフィックなど、レトロゲームへの思いが強すぎる作品になってしまったので、とても販売はできず、結果として「非売品」となってしまいましたが、箱や説明書、特典などを発注し、すべてが揃い箱詰めした時の感動は忘れられません。

(自分の分は結局作り忘れた)

 
今回作ったデモソフトも含めて、ゲーム愛があふれすぎる作品が多いので、販売は難しいかもしれませんが、今後も制作を続けていきたいと思います。

(あげるくん的な意味でNG)
 

ちなみに、ドット絵さえ書いてしまえば、上のような画像とメッセージを表示するくらいであれば、制作には10分とかかりません。

また、扱いに慣れてくれば、大ブームのこんな麻雀ゲームも簡単に移植が可能です(注:ただのデモです)

 
また、ゲームソフトだけではなく、GeeBeeは密かに新日本プロレスを応援しているので、過去にはこんな応援ソフトも制作。

「プロレス」×「レトロゲーム」というニッチなジャンルなので、需要は全くありませんでしたが、これこそが自己満足の世界で、作っていて超楽しい(鷹木信悟選手KOPW防衛おめでとうございます)!

 
・・・ということで、話が尽きない感じになってきたので、お話はここまで。

ゲーム好きなら一度は夢見たはずの「オリジナルゲーム」の制作が、簡単に実現できるソフトの紹介でした。

海外では、ドット絵を描いたり、ゲームのシナリオは書けるのに、プログラミングが・・・という厚い壁に阻まれていた方々が、このソフトで続々とゲームを制作し、次々とパッケージ化されています(そう。これが書きたかっただけなのですが、なぜこんなことに・・・)。

ぜひ、日本でもこの流れになって、新作ソフトをバンバン発売して欲しいので、これを読んで興味が湧きましたら、皆さんもぜひ「ゲーム」や「イラスト集」などを制作して、ぜひ販売してくださいね(買います)
 

(追伸)

ちなみに、ドット絵は作ったけど「GB Studio」のインストールや操作方法を覚えるのは、簡単とはいえやっぱり面倒!

・・・と、感じた方には、これまたCUBIC STYLEさん開発の「ドット絵を簡単にゲームボーイソフトにしちゃう」という、すごいサイトまでありますので、ぜひお試しください!

(カートフラッシャーのマニュアルより)
 

(お詫び)

以上、記事を補足するつもりでデモソフトを作成したら、ついつい力が入りすぎて、結局、2020年の紹介をしないという「本末転倒な結果」となってしまいました。

ですが、そんな裏では2020年以降に発売された新作ソフトも(GeeBeeなりに)まとめていますので、次の記事にご期待ください(つづく)

https://note.com/geebee/n/n8b22989e67d3

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