野球が大好きな家内と息子が、ラジオ中継を聴いている。今日は、テレビやネットでも中継をやっていないからだ。

トランジスタラジオから、実況アナウンサーの大きな声が流れてきた。

〈打ったぁ～～っ❗️大きい大きい高～く上がったぁ～っ❗️〉

家内と息子が興奮している。贔屓チームの攻撃中なのだ。

「わぁ～っ❗️母さん打ったよぉ❗️」

「行けぇ～っ❗️ホームランだぁ～入ってぇ～っ❗️」

打球の行方は・・・

〈・・・キャッチャーフライです〉

「えぇ～っ❗️」

「なんでぇ～～っ❗️」

ガッカリする家内と息子・・・

そうなのだ。状況を言葉で表現しなければならないとは言え、ラジオの実況中継は表現がオーバー過ぎるのだ。