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【舞妓から芸妓へ】

京都宮川町の〈舞妓まいこ小晶こあきさんが、〈芸妓げいこ〉になる前の最後の舞妓姿を披露する、そんな動画を観た。

舞妓さんが、〈舞い〉や〈茶道〉、或いは〈お囃子〉などの厳しい修行を経た後、晴れて〈芸妓さん〉になる前の短い期間、鳥の尾羽に似たような髪型をし、お歯黒などの装いをするそうである。

それは、一説には、昔の〈芸妓さん〉は独身を通すのが普通だったので、少しの間だけでも新妻の格好をさせてあげようという花街の習わしからだそうだ。

ギャラリーが外で待ち受ける中、暫くして置屋から出てきた彼女は、化粧も髪型も着物も、〈舞妓〉の時とは打って変わって、〈清楚な娘〉から〈艶やかな女〉になった、別人のような姿の〈芸妓:小晶〉であった。

それを見たギャラリーの口々からは、次々に「おめでとうございま~す」の声が上がる。

その厳かな雰囲気に、僕はなんだか感動してしまって、胸が熱くなったのである。

(以下は、〈YouTube:歩く日本史チャンネル〉から引用した動画〉

https://youtu.be/268w3uJRP4U?si=ri6dj96FwR39DjXs


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