ラーメン4.0@開業日記#94 多加水麺と低加水麺

今日はラーメンの麺について記事を書いていこうと思います。
皆さんも聞いたことがあると思いますが、多加水麺と低加水麺という麺の種類があります。
普段は聞き流してしまいがちな2つの違いを解説していこうと思います。

加水率

これは麺を作る際に小麦粉に加えられる水分の割合です。麺の場合、小麦粉に対しての水分のパーセントを表しています。
ただ水分といってもただの水のみだけではなく、麺の種類によっていろいろなものを加えています。(かん水やアルコールなど)
加水率が低い麺のことを低加水麺と呼び、逆に加水率が高い麺のことを多加水麺と呼びます。

低加水麺とは

文字通り加水率の低い麺のことを指します。具体的な加水率のパーセントは30%以下の麺です。

特徴としては…
◎スープを吸収しやすい(水分量が少ないため)
◎スープとの絡みが良い
◎小麦粉の味がストレートに反映される
◎麺が伸びやすい

一般的に加水率の低い麺は麺が硬めです。
また加水率の低い麺は水分を吸うのでデメリットとして伸びやすいという点が上げられます。

なので例として博多ラーメンのように、短時間で麺を食べ切ってしまって替え玉をする形式などに向いている麺ですね!

多加水麺とは

低加水麺と逆で多加水麺は、加水率の高い(多い)麺のことを指します。具体的な加水率のパーセントは35%以上の麺です。

特徴としては…
◎スープを吸収しにくい(水分量が多いため)
◎スープに絡みにくい
◎麺が伸びにくい

加水率が高いので柔らかく食感はツルツル、モチモチしています。
ただスープに絡みにくいので濃厚なこってりとしたスープやドロドロのスープに合うと言われています。
イメージとしてはスープや具材と一緒に食べる麺ですね!

ただデメリットとして水分が多く含まれているため保存には向きません。逆に低加水麺の方が保存には向いています。
佐野ラーメンや喜多方ラーメンは多加水麺が多く使われています。

どうでしたでしょうか。
少しの知識で食べるときも味が違く感じるときもあります。
行きつけのラーメン屋さんの加水率に注目してみるのも面白いと思います。

それではまた明日!!

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