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キャンプのススメ

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ファミリーマートに行ったら「ゆるキャン△」というタイトルの雑誌が並べられていたので、手に取ってしばし読みふけった。

コロナウイルスが流行し始めたころから他人との間に適当な距離を保って接する「ソーシャルディスタンス」という言葉が声高に叫ばれるようになり「ソーシャルディスタンス」を保って気軽に楽しむことができるレジャーとしてキャンプが注目され、「キャンプブーム」なるものが到来したと思われる。

じつはいわゆる「流行」であるとか「ブーム」といわれる事象については、あまり関わりたくないというか、できればある程度距離を置いて接したいという思いが以前からあった。

たとえば10代半ばから後半にかけて経験した「バンドブーム」は、つまるところロックンロールの終末期における最後の断末魔のように思えたし、石垣島に暮らし始めたころにおこった「沖縄ブーム」や「スローライフブーム」に関しては、沖縄の豊穣な自然や伝統文化を経済的に根こそぎ搾取し食い散らかすだけの流行の事象に過ぎなかったと今でも確信している。

「スローライフシチュー」というシチューの素が沖縄のローカルスーパー「サンエー」の食品売り場に売られているのをみつけたときは、苦笑を禁じえなかった。

こんなものが需要を見込んで商品企画開発会議の稟議を通され全国に流通して、こうして石垣島の「サンエー」の食品売り場に並んでいるなんて、この日本という国はかなりイッちゃってるなと本気で思った。

「沖縄ブーム」が遥か彼方に去った令和のコロナ禍の世の中においてもなお石垣島に住み続けているぼくは、きっと世間の流行にうまく乗りきれない「オワコン」なんだろう。

だがしかし、である。昨今流行の兆しを顕著に見せている「キャンプブーム」については、おおむね好意的な眼でみている。というのもこの「キャンプブーム」をけん引しているのは、どうやら若い女の子たちらしいからだ。


自らを「キャンプ芸人」とのたまう厚顔無恥なYouTuberふぜいは論外としても、若い女の子たちが「キャンプブーム」をけん引しているという現実は、おそらく「フェミニズム」をどんなに声高に叫ぶよりも、きっと世間の市井の人々の耳に届くはずだ。

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