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【料理記録】油淋鶏

月曜が憂鬱なそんな日曜の夜には、、、、


揚げ物とビールだ!!!


早速作っていこう。

作り方

鶏肉を用意しよう。モモ肉でも胸肉でもいい。
モモ肉はジューシーだが、柔らかすぎて肉食ってる感がない。胸肉をよく噛んで食べよう。
胸肉をパサつかせないことにかけては私は顔の次くらいに自信がある。

胸肉は皮を剥がして、厚さが均等になるように切り開こう。今回は控えめに一枚だ。
皮は剥がさなくてもよいのだが、おれは鶏皮をピーマンと炒めるのが好きなので大事に冷凍して取っておく。油淋鶏に鶏皮がついていることで上がる満足度よりも、鶏皮単体で食べる満足度の方が明らかにでかい。

フォークで鬼のように刺しまくり、塩、砂糖、酒、ニンニクをいれよう。
砂糖は小さじ一程度。酒は大さじ一程度。塩は後述するがタレに合わせて塩分量を調整しよう。
ニンニクはなくてもいいし、入れるなら一片程度で十分だろう。
刺しまくること、砂糖をいれることが柔らかくするポイントだ。
15分くらい漬け込んだら、卵を入れよう。一枚に一個入れると多すぎる。三分の一個くらいで十分だろう。

卵を入れてからも15分くらい放置しよう。
卵は入れなくても良い。卵を入れるとその分、粉をよく含んで、衣がデカくなる。今回はタレを染み込ませたかったのでそうした。
片栗粉のザクザク感を楽しみたい場合は片栗粉だけにしよう。

ここからが大事なポイントだ。
片栗粉を鶏肉にかけて、しっかりと水分を吸わせる。もったりとさせよう。粉が残らない方がよい。べちゃべちゃしないように粉が残るくらい粉をかけていた時期もあったが、その粉は油の中に四散し油を汚すだけである。水分と共にしっかり肉にまとわりつく衣をつくろう。
しっかり水分を吸わせた粉を、油の中にいれて水分を飛ばすことでかりかりの衣が出来上がる。

おれくらいになると、この時点でカリカリの衣が見える。

揚げるのは定番の二度あげだ。
衣を入れたら穏やかに泡が出るくらいの温度で肉の表面に火が通る程度に揚げる。
この時は外側は狐色だが、中は火が通っていない状態だ。この時点で一度取り出し、揚げたのと同じ時間くらい休ませる。
休ませたらもう一度温度をあげよう。今度は衣を入れるとすぐにジュワッとなる程度だ。
二度目は片面1分程度でいい。


だからいったろ?私は胸肉に火を通すのが上手いんだ。

私は天才なので、この時にはすでにタレが出来ている。
ネギをみじん切りにする。
一本丸ごと白い部分を使おう。今回は細いネギだったので、太いネギだったら半分くらいでもいい。
油淋鶏に欠かせないのが酢だが、酢というのはともすればキツイ酸味を残してしまう調味料だ。

どれくらい酢がやばいか、説明してやろう。
私が高校生の頃、体育祭で障害物競争があった。ネットくぐり、平均台、様々な障害物があるなか、事件を起こしたのはまずい飲料だ。
こういったところでの定番は、青汁系の苦い飲み物だろう。テレビの罰ゲームでもよくあるあれだ。だがテレビというのは、なんだかんだプロが絶対に危険じゃない範囲を計算しながらやっている。出演者に何かあったら大炎上だ。だがうちの高校は違うぞ。

うちの高校の障害物にはデスソースと酢が入っていた

赤ちゃんが甘いものを好むのは、それがカロリーになると本能的に知っているからだ、という話を聞いたことがあるだろう。逆に言えば赤ちゃんが好まない、からいもの、すっぱいもの、にがいもの、しぶいものというのは毒を示唆する味なのだ。酸はだめだ。酢を単体で飲んだらそれはもうペーハー値のヤバイ化学兵器だ。そうして、その年の体育祭では、あまりに濃度の高い酸に体調不良者が続出したという。

要するに、酢はそのままじゃだめなんだ。酢の酸味を美味しいと感じられる程度に濃度を下げてやらねばならない。ウイスキーのトワイスアップとかに近い感覚だ。
濃度を下げる方法としては、水を足す、砂糖を足す、塩味を足す、うまみを足す、などがいいだろう。だが、下げすぎてはいけない。あくまで油淋鶏は酸味を楽しむ食べ物。ほかの素材と酢の比率はおそらく他:酢が5:5~4:6くらいだろう。私は文系なので細かくははかってない。
酢にほかの調味料を少しずつ足していく。甘くしたいか、塩味をつけたいか、単純に酸だけを下げたいか。味を見ながら、酢が少しきついな、、、くらいにしておくとよいだろう。ねぎをいれたらちょうどよくなるはずだ。

ちなみに、酢に足すべき要素をいい感じに兼ね備えているのがめんつゆである。酢の物とかは、酢とめんつゆを一対一で作ると目分量・味見なしでもすっぱすぎない美味しい酢の物が出来上がる。今回は中華なのでめんつゆはつかわなかったが。

今回はすっきりした酸味を楽しみたかったので、酢と砂糖を多め。塩分は少し醤油を垂らした程度。その代わりに、鶏むね肉には塩と醤油の下味をしっかりとつけておいた。

さあ調理の仕上げた。
鶏むね肉を上げ終わったタイミングで、3分クッキングのようにこのたれをどこかから出してきて、一口大に切った鶏肉にたっぷりかけるのだ。たっぷりだ。

今回は贅沢にロング缶とともにいただく。


一番搾り麦汁だけでつくる、特別なビール。美味しいにきまってます。

材料は上から察してくれ

・鶏むね肉 一人二枚くらい食べたかった
・塩 たれに合わせて適量
・酒 大匙1くらい
・砂糖 小匙1くらい
・醤油 たれに合わせて適量
・にんにく 一片

・卵 肉1枚あたり、三分の一個くらい
・片栗粉 もったりするまで

・ネギ 白いとこ1本分くらい
・酢
・醤油
・砂糖

反省点

卵をいれたことで、たれはしっかりしみたが、ザクザク感がなかった。
鶏の火の通り具合は完璧だった。
酸味強めの仕上がりでめちゃくちゃうまかったけど、ジャンキーさが足りず酒がそんなに進まんかった。
あとタレには、シナモンとか花椒とかを少し入れると本格っぽい味になるぞ。

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