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犬と旅行するときに必要なもの【グッズ編】

ここ10年ほど、ずっと旅行には犬を連れていっている。
最初は犬を連れて行くのに戸惑いや不安があった。
連れてる最中も困ったことや悩みはあった。
しかし10年たって「これだけ揃えれば、一緒に旅行しても安心」と思える旅行グッズセットが出来上がりつつある。
犬と旅行する時に必要な【グッズ編】と【マインド編】にわけて、ご紹介しようと思う。そのうち【観光地編】や【ペット可ホテルレビュー編】も。

ぜひ大切な家族と、楽しい旅行を安全に、ストレスフリーに過ごしていただきたい。

犬と旅行はありえないと思っていた

犬と旅行に行くなんて、小学生の頃の私はあり得ないと思っていた。
飼っていた犬はラブラドールという大型犬で、病院に連れて行くにも車の中がよだれと毛だらけになるし、おしっこは蛇口をひねったのかってくらい沢山出てくるし、一緒に旅行なんてとても考えられなかった。
なので、旅行が大好きだった私たち家族は、旅行に行く前に沢山ご飯とトイレの場所を確保してあげて、人間だけでお出かけし、帰ってきたらトイレやご飯のお片付けをしてあげていたのだ。
犬は頭がいいので、私たちがせっせと旅行の準備をしていると「あ、また行くのね」と言った感じで聞き分けは良かったし、帰ってきたら喜んでくれるので私たちも嬉しかった。

私は、飼っているラブがとても優しくて好きだったので「小さい犬(チワワなど)は犬じゃない」という謎のポリシーがあり、特にトイプードルなんて気品が高そうで無理だと思っていた。

が、現実的に室内で飼おうと思うと小型犬か中型犬までが限度。
そのために住む家を広くするわけにもいかないので、仕方ない。
その中でも、アレルギーになりにくい、毛が抜けない、頭のいい、個性がある、といったいい所尽くめの犬種を発見した。
トイプードルである。

それまでラムクリップが主流だったトイプードルに、テディベアカットが加わり、爆発的に人気が上がった。

同じ犬です。濡れるとラムクリップになります。

トイプードルを飼ったら旅行に行くしかない

どんな生き物でもそうだが、飼うと家族の一員になる。
私は旅行が好きなので沢山行きたいが、せっかく楽しい思い出に家族が一人いないのはとても寂しい。
旅行に行くときはペットホテルに預けて、人間だけで思い出を作っても、心のどこかで寂しさを感じる。
一緒に行けたらもっと楽しいのにな、、、そう思うようになっていった。

ありがたいことに「ペットも家族」のような時代がやってきた。
いろんなことが背景にあるが、ペット可の観光地や、ペット可のホテル・ペンション・宿が増えてきた。

今トイプードルを飼っていて、まだ一緒に旅行に行ったことないあなたは今すぐ次の旅行はペット可のホテルを取っていただきたい。
初めてでも大丈夫。
この先のグッズを一通り揃えれば、ほぼ安心できるから。

犬と旅行する時に必要なグッズ9選

①リュックがないと始まらない

まずは、何を買えばいいか。
犬を連れて行くためのリュックである。
車で行こうが、新幹線で行こうが、リュックが必要になる。
スリングや、バッグも試したが、人間への負担が半端ない。

今、わんこを飼い始めたのならば、絶対このリュックを買った方がいい。
エアバギーは人間のベビーカーを作っているメーカーだ。
大きなペットショップには置いてあるので、ぜひ何かおもりを入れて背負ってみてほしい。
犬が重くなればなるほど、リュックを背負った腰や肩への負担が大きくなるのだが、エアバギーは全く重さを感じない。

・まずリュック自体が軽い
とにかく背負いやすいし、疲れない
・ポケットが沢山あるのでトイレシートなどを入れるのに便利
・底面は、柔らかいが芯がしっかりしているので、中にいるワンコがふらふらしない。
・少し長い時間リュックに入っていてもらっても、犬の負担が少ない。(うちの子は丸くなって寝ている)
・メッシュウインドウなので風の通りがいいし、様子が見れる
・ブラインドカバー付きなので、寒いときは閉めることができる
・これに慣れてくれれば、病院や避難時にも使える

人間にも犬にもとても優しい設計なのだ。

とにかくうちの子はこのリュックが好き

微妙に安いリュックを買ったことがあるが、それらが全て逆なので、安物を買うならばエアバギーを一つ買った方がいい。

②安いトイレシートはいくつあってもいい

うちの子はトイレシートが汚れていると、別の場所でトイレをしてしまうので(キレイ好きなのかなんなのか)一回ごとにシートを変えている。
旅行になると、途中のサービスエリアやパーキングエリア等にドッグランがあったり、少しお散歩できる場所があるが、トイレシートは何枚あっても困らないので沢山使える方がおすすめ。
ペット可のホテルでは基本的にわんちゃんセットといって、トイレシート、コロコロ、お水、消臭剤など貸してくれる所もあるが、数が少なかったり、ワイドサイズしかないなど色々あるので、基本的には自分でも用意しておこう。

ちなみに慣れていない人がこれを使うと、裏表を逆で使ってしまうという惨事が起きるので、家族や友達に預ける時などは、色や柄付きのものをお預けするといい。

ちなみに両面が白色だと、慣れていても寝ぼけていたりすると普通に間違える。
二回は確実に間違えた記憶がある。。

③トイレのゴミはやっぱりポリ袋+防臭袋

以前、ゴミ箱の紹介をした記事も掲載してるが、犬のトイレはポリ袋に入れた上で防臭袋にまとめると良い。

まず、ポリ袋に入れてから。安いのでたくさん使っても気にならない。

その後、少し高いけど防臭袋に入れる。本当に全く臭くない。1日分ぐらいまとめてOK。

顔周りや足回りをふくウェットティッシュもたくさんあると便利なので、常備しておこう。

わたしはこれで手を拭いたりしてる…!
忘れたら道中コンビニで人間用のものを買えばいい。

ついでに消臭剤もあると安心だ。

④マーキング問題を解決するのはマナーパンツ

慣れないうちは、他の人や犬の匂いが染みついた旅行先は、犬にとっては落ち着かないだろう。
初めて旅行に行った時「うちの子はトイレきちんとしつけできているから大丈夫だろう」と思っていたら、客室に着いた瞬間に人間のトイレの扉に向かっておしっこしたのだ。(この付近がトイレっぽいということはわかるようだ)

拭き掃除した上で、消臭剤をかけて、拭き取って・・・などしている間に、またおしっこ!
もうこれじゃトイレの掃除をしに旅行に来たようなものだ!
そこでマーキング防止に役立つという「マナーベルト」を導入した。

おむつ型のものもあるが一枚一枚のコストが高いため、中にトイレシートを挟むタイプのマナーベルトにした。
部屋に着いたら、すぐにこれを装着しておくと、あちこちでおしっこしないで済む。
だが、怪しい動きをした後や、落ち着かないときは、おしっこしているか確認してあげた方がいい。
うちの子にとっては「マーキングをしないためのマナーベルト」ではなく「マーキングしても部屋を汚さないためのマナーベルト」になっているので、ベルトしようがしまいが、するものはするのだ。
お腹が汚れてしまうので、こまめに拭いてあげたりするといい。

お友達の家に遊びに行くときにも便利。

また長時間つけていると犬にとってはストレスなので、部屋にいる時だけつけて、外では外して大いに自由を満喫させてあげるといい。

⑤首輪よりハーネスが安心

旅行先では、何が起きるかわからない。
普段は体験しないような人の多さだったり、急に子供が頭を撫でようとしてきたり、そこらじゅうからいい匂いがしていたり、若い女の子たちに「きゃーーーっかわいーーーっ!」と言われることもある。
 
普段おとなしい子でも何を感じるかわからないし、パニックを起こしてしまうかもしれない。
守ってあげられるのは我々飼い主だけなのだ。
なので、犬にとって一番の味方であってほしい。
できれば、首輪より胴輪(ハーネス)が安心だ。

撮影は周りの安全を確かめてから、速やかに

これは実際に私が使っているもので、マジックテープで着脱ができるからお気に入りなのだが、心配な方はバックルタイプのものがいい。

事故が起きてから後悔するのでは遅いので、できる対策はしておくといい。

⑥水分補給とおしっこ後の掃除にハンディシャワー

車や新幹線、電車での移動は人間が思っているよりも、犬にとっては寒かったり暑かったり、どんな環境になっているか普段より察知してあげにくい。
特に車で移動している時、直射日光が当たっていると体温が上昇してしまうので注意が必要だ。
普段あまり水を飲まない子でも、水は用意してあげよう。
道中にミネラルウォーターを一本買ってあげるのでもOK。

これは外でお散歩中におしっこした場合でも、シャワーに切り替えができるのでさっと水をかけることができる。

【マインド編】でも紹介するが、飼い主のマナーが悪いと、どんどんペットを受け入れてくれる施設が少なくなってしまう。
未来のために、マナーを守って、沢山犬との思い出を作ろう。

⑦車での移動にはクッションがあると寝てくれる

うちの子だけかもしれないが、車での移動の際はクッションを置くとそこで寝てくれる。
私の場合、車移動のときは必ず膝の上にクッションを置いて、その上で寝てもらっている。

いつも使ってるクッションでもいい
体がはみ出していようが気にせず寝る

夏場で暑いときはクールタイプのものがあると便利だ。
冷風を常に当ててあげたいが、自分も寒くなってしまうのでクッションが冷たいほうがいい。

ニトリのNクールもお気に入り

⑧夏場は携帯ファン+保冷剤が必須

トイプードルはモコモコなので、夏場はサマーカットしてあげるといいが、それでもリュック内に入れると、いくらエアバギーの通気性があっても心配になる。

そこでリュックを背負った人も涼しくなるように、携帯ファンと保冷剤を導入したところ、とても快適だった!

背中側のメッシュにポケットがあるので、そこに保冷剤を入れ、
横のポケット(ペットボトルなどが入れられる)にファンを差しておけば、快適空間の出来上がり!

保冷剤はLOGOSを買っておけば、キャンプの際でも使えるので長時間保冷できるものがおすすめ。

ただ宿に着いた後に、翌日用に保冷するのを忘れてしまうので、注意!
また宿によっては冷凍機能が弱い冷蔵庫もあるので、翌日までに凍らないこともある。

そうなったらコンビニで冷凍されたアクエリアスなどを買って、横に差しておけば大丈夫。
便利な世の中になりました!

⑨あれば便利だが特別必要でもないスリング

リュックで出かけるほどでもないが、少しお出かけしたいときはスリングがおすすめ。

ただ、犬が飛び出してしまいやすいので、飛び出し防止のリードをつけたり、ふたがきちんとジッパーで閉まるものがいいと思う。

近場のお出かけには、スリングが気楽でちょうどいい

うちの子は巾着型を開けるのが好きみたいで、閉めるたびに開けられたので、ジッパーできちんと閉まるものを選んだが、今は巾着型しか売っていないようだ。。。

初日の出をワンコと迎えた。背負っているのはエアバギー。

初日の出はワンコと家族で素敵な瞬間を迎えることができた。
みんなのご協力と事前の準備をしっかり行ったからできたこと!

あれも必要だった!なんてことがあれば追記していきます!


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