• まだ若いし、今は頑張るべき時期だから、
  がむしゃらに気合いで乗り切るぞ！

• 毎日仕事仕事で自分の時間が無い！
  このままじゃ仕事人間になっちゃうから何か勉強しなきゃ！

• こんなに忙しく過ごしているのに体調崩れないなぁ。不思議。

上記の3つの項目に1つでも共感した方は注意が必要です。
この3つの項目は私が体を壊す前に感じていたことだからです。

年齢を重ねてくると、職場で頼られ、家庭で頼られ、
色々な場面で大事な立場を任されるようになってきますよね。
でもそんな時こそ、自分にとっての優先順位を意識しながら
重要な決断を下していくべきなんです。

私のように体を壊さないためにも、
あなたにとって本当に優先順位の高いものを大事にして欲しいと思います。

いつもの図の復習

今回の話をする上でもこの図が考えの根幹になりますので、
まずは大事な図を載せておきます。
心理学者のマズローの欲求5段階説というものです。

左側のピラミッドがマズローの唱えた各段階で、右側は私の解釈です。

詳しくは前回と前々回の記事に書いてあるので、
ここではポイントだけ書いておきます。

• 下の2段階は重要！

• 人は上に登っていこうとする

• 一度手に入れたものを失うことに大きな恐怖を感じる

働き盛りの立場になると忘れてしまうもの

職場で新人期間を過ぎて中堅になってきたり、家庭を持ったりすると、
社会的な責任が増したり、自分の生き方について深く考えたりする機会が増えてきます。
すると、先ほどの図の中の承認欲求や社会的欲求の部分を求めるようになるんですね。

ただでさえ頼られがちな忙しい時期なのに、
「職場で活躍したい」とか、「良い親でありたい」とか、
「自分らしさを手にいれたいと」と、
さらに体に鞭打って頑張るタイミングが増えると思います。

ですが、そういった欲求にばかり気を取られてしまって、
すでに持っている下層の欲求の重要性を忘れてしまうんですね。

この図はピラミッドの形になっていますよね。
そこが肝だと思っています。
つまり、下の欲求が上の欲求を支えている。
下が崩れると全てが崩壊してしまうということです。

1段上がると慣れてしまう

私が体を壊したのも中堅社員になってリーダーを任されていた頃でした。
難しい仕事やとりまとめを任され、とてもやりがいを感じていたし、
もっと成長できる！と思って毎日頑張っていました。

一方で、仕事だけの人生になっていることにも疑問を感じていました。
毎日終電に近い時間に帰宅していたにも関わらず、
そんな日々が悔しくて、帰宅してから勉強をしていました。
仕事以外で何か１つでも変化していないと耐えられなかったんです。

そのため当時の私は、圧倒的に休息時間が足りていませんでした。
承認欲求や社会的欲求の部分に気を取られすぎて、
睡眠という最も重要な要素をおろそかにしてしまっていたんですよね。

私たちはすでにあるものに対して、
当たり前という感覚をすぐに持ってしまいます。
慣れてしまうんですね。
そして最重要の下層1段目すらおろそかにしてしまう。

一度手に入れても失ってしまうことがあります。
何度も言いますが、
下が崩れると全てが崩壊してしまうということを
しっかりと覚えておかないといけないんです。

どんな時でも無条件で大事な下層2段

前々回お話したように、
下層2段の不安定さは心を乱します。

体を壊す前から、私はすでにイライラしがちだったりと、
今思えば予兆が出ていたように思います。

上の段階の欲求を満たそうとする時にも、
必ず下層2段は最低条件として満たしていること。
ここが最優先だと言うことを是非忘れないでいただきたいです。

さて、この下層2段というのは人によって多少違いがあります。
自分にとっての下層2段を理解しておくことがとても重要です。
具体的であれば具体的であるほど良いです。
そのためには自己分析が欠かせません。

次回はこの自分にとっての下層2段について分析していきましょう！
ついに自己分析のお話です！

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた。
Genie Granny（ジーニーグラニー）