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いい文章はどのように生まれるか?

ここでいう「いい文章」とは、人の心を打つような、読んで良かったと思えるようなそんな文章のことだ。

そして、国語の授業で、「文章において『いい表現』とはどのように生まれるのか?」というお話があった。


それはこのように書かれていた。

いい表現はどのようにして生まれるのだろうか。
それはまず、観念とも感情とも感覚ともつかぬ不定の何かに突き上げられるという切迫感を伴わなければならない。 (中略)  
文章表現が個人の主体的な行為でありうるのはそのためである。

(「日本語の美ー書くヒントー」中村明)

自分の中から溢れてくるように言葉が出てきた時、
それは人の心を打つような文章になりそうだ。

自分はこんな経験をして、なんとしてでもそれを人に伝えたいんだ。とか、
ペンが止まらないくらいに何かに突き動かされて文章を書いている時。など。

そんな気持ちが前面に溢れた文章は人に刺さる。

でも、反対になんとなく形式的に書いたもの。
テンプレートに当てはめて書いたもの。
誰かに書きなさいと強制されて書いたもの。

そうなると、なかなか人には刺さらない。

文章においてもそうだし、それ以外の場面で何か表現をする上で、
「自分の内側から湧き上がってくる感覚」というのを大事にして、
それを素直に表現していくことが大切なんだと思う。

「切迫感」というと大袈裟かもしれなけれど、
そういった「自分の心の中に渦巻いている不定の何か」を大切にしていきたい。


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