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社員の退職理由は、人材定着の課題が詰まっています

従業員の退職理由、分析していますか?
人材の調達、質的向上が課題の昨今に当たり前だと思いきや、ある人事部の方から「辞める人に関心はない」「辞めたいなら辞めればいい」という意見をお聴きし、目玉が飛び出そうになりました!

社員が辞める理由を速やかに、そして真摯に受け止めることは、とても大切。そこには多くの企業の課題が詰まっています。放置するのはもったいない企業の損失です。

そして、バイアスなしに分析していくことで、採用の基準を見直したり、教育不足のエリアを見つけたり、組織風土の隠れた問題に気づくこともあります。

例えば、一部門に離職者が多く、それぞれの退職理由はバラバラでも、そこには会社として、組織として、改善すべき大事な情報が詰まっているのです。無駄にしてはいけません。

人手が不足していく一方の日本、高齢化していく日本、収入が上がらない日本、やりがいが世界一低い日本、ネガティブ材料ばかりでも、私たちは生きていかなければならない、社会を構築する企業も発展していかなければならないのです。

働くことにやりがいと収入の安定、どちらも手に入れられる、そしてそれが誰もが手に入れられる、それが長きに発展する企業になるのが、真の資本主義ではないか、と思います。

一人の社員の退職に「なぜ?」と意識を向けることが、企業の発展の気づきに大いに役立つとしたら、安上がりでは?

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