陸上自衛隊の事件、ようやく有罪判決が言い渡されました。

心情的には軽すぎると思いますが、これが限界なのでしょう。
それでも、勇気ある女性の声が世論を巻き込み、「許せません」という断固たる意思が判決にも反映されたと思っています。

それでも、どうやら自衛隊組織というマッチョ体制では、今後も同様のいやがらせ、ハラスメントは減らないのが現状のようです。ハラスメントも6割は申告できない現状があるそうです。

申告しなければ成立しない犯罪ですから、とても難しいものですが、やはり許してはいけないと心から思います。

被告の3人は「笑いをとるため」に犯罪を犯したようですが、笑いをとるためなら、人をおとしめてもいい、という言い訳ができてしまう脳みそなのが、大変残念。笑いをとるため、と言えば許してもらえると思っていたのでしょうかね。
彼らの彼女、奥さん、娘が同じように、笑えるからと同じことをされても、笑っていられるのでしょうか。
・・といっても、もしかしたら、笑っていられるのかもしれませんね。。

まったくやるせない気持ちです。そして勇気を出した五ノ井さんには、もう静かに幸せな時間を過ごしてほしいと心から祈ります。

さて、ハラスメントも同じですね。企業ではハラスメントの教育は毎年義務付けている企業もあります。私が一時ご支援した企業でも年2回の研修。（ハラスメント研修は他の業者が行っていました）
ところが、ハラスメント、、いや、ほぼ犯罪では？という事件が毎年起こっていました。

忘年会シーズンの今、久しぶりに大勢の宴会で盛り上がる人も多いでしょう。
そんなときは、一言発する前に、ちょっと考える癖をつけましょう。

自分の大事な息子や娘が、その言葉を言われて、そのように扱われて、楽しいですか？うれしいですか？笑っていられますか？

誰もが誰かの大事な息子、大事な娘、大事なお父さん、大事なお母さん　です。

もし、自衛隊がその原理原則もわからないようであれば、大事な日本の国を守るに値しないのではないでしょうか。
だって身近な人のことすら、大事に思えない、人の気持ちもわからない人に、人の命を守ることなんてできませんから。

一人一人の意識を変えて、悲しい思いをする人を作らないようにしていきたいものです。