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組織にはびこるマイナス感情

人が集まるところには、トラブルはつきもの。
職場という組織では、やりたいことや楽しいことばかりできるわけでもなく、意に反してやらざるを得ないこともあれば、評価を得るために自分を犠牲にすることもある。
そんなストレスの中にさらされていたら、仕事への不満、人間関係の不満、マイナスの感情が出てくることは想像できます。
個人のマイナス感情とは、組織の中で伝染すると言われています。
不満は広がる、これは組織にとっては、一大事です。

そもそも不満がゼロの人なんていません。不満が絶対悪でもありませんから、不満が出る事自体が悪いことではありません。
不満が絶対悪でない理由は、人は不満から課題を見つけることができるからです。何もかも思い通りで快適だったら、イノベーションは生まれません。

ここで言う不満とは、モチベーションを下げてしまう不満です。改善意欲を引き出す不満とは逆なのです。
この不満が高まり続けると、一人のマイナス感情が伝染し、組織的なモチベーション低下につながるわけですから、できる限りマイナス感情を減らすことが大事になります。

ではどうしたら、職場でのマイナス感情を減らせるか。

その前に、マイナス感情とは具体的にどんな状態のことでしょう。
・しょっちゅう 不平不満を言ってる
・不機嫌な態度が多い

こういう状態の人がいるのは本当に困りものです。
職場に限るものではありませんが、人間関係の中で、不機嫌な態度をとること自体、やめていただきたい。

大人なんだから、会社なんだから、そういう態度は辞めてくれ、と言ったら辞めてくれるのなら、何度でも言いますで、ほとんどの場合、そう簡単に事は進まないのが現実。こんこんと話したところで、パワハラだ!とか言い出しそうです。

そこで、ちょっと考え方を変えてみましょう。彼らの身になって考えてみる。すると不機嫌になるにも理由はあるのです。正しいかどうかではなく、何か理由があるのかもしれないなら、聴いてあげようじゃありませんか。

どんな不満を抱えているのか、まずは理解してみようと思う心で、すると、「そういうことだったんだな」と思える部分もある。人の正義は、立場によって変わるもの。自分の立場だけでものを見ていると、いつまでも真意にはたどり着かないし、人の心もわからないままです。

だからこそ大切なことは、「話を聴く力」を持つことです。
思い込みの気持ちを抑えて、相手の話にしっかり耳を傾ける。そこから課題を見つけたら、不満を解消する方法を見つけられるかもしれません。
または、解決しなくても、聴いてくれたことで不満が軽減して、態度が変わる、ということも珍しくありません。

そんな傾聴の力を身に付けると、より深い人間関係、信頼関係を作ることができます。
お客様の要望を聞き取る力になれば、営業力もアップ。
部下や上司とのコミュニケーションも有効なものとなるでしょう。

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1回でも傾聴が「コミュニケーションの基本」であること、そして「最も相手を理解できるツール」であることを理解でき、使えるものになるでしょう。

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