習慣化のためのシンプルなコツ ~③課題設定編~

前回までのまとめ:

①習慣化には、そうせざるを得ない状況に自分を置く”システム化”が有効。

②自分の意志力を過信せず、外部の力をうまく活用するのがシステム化。

前回、課題解決の重要な第一歩は現状把握と述べました。

そもそも課題は何なのか、使える手札は何なのか、現状を見誤ったままではその後の全てのプロセスが徒労になってしまいます。

今回はその中の"課題は何なのか"という、重要な課題解決プロセスについて見ていきます。


ポイントは過大な課題を設定しないことです。

習慣化では、いかにモチベーションを維持できるかがカギです。

ハードルが高すぎると、どこかで諦めの心が入ってしまうため、おすすめできません。

極端な例を挙げるとすれば、実現不可能な目標です。

「明日までに10kg痩せる!」これは闇手術でもしない限り無理でしょう。

このレベルでなくとも、例えば朝活で、

朝6時ぴったりに二度寝せず一発で起き、すぐにスムージーを飲み、ストレッチをした後近所を30分ジョギングし、帰ってきてシャワーを浴びて肌ケアをしてトーストをかじってコーヒーを飲みながら新聞の経済欄を読んで身支度し、始業の30分前にデスクに出社するこれを毎日必ずやる

なんていうごちゃごちゃした目標を立ててはいけません。

あれもこれもやろうとすると、面倒くささが先に立ってしまいます。


継続は力なりとはよく言いますが、本当に目標は"継続のみ"に絞ってもいいぐらいです。とにかくシンプルに。

朝活なら、朝6時台に起きる。それだけ。

そこから軌道に乗せて初めてジョギングなどを追加していくという方が、ステップアップ感もあって持続性が増します。


習慣化ではハードルは極力低くが大原則です。

ポイントは完璧を目指そうとしないこと。

”習慣化に苦労している時点で、自分は完璧な人間ではない”という現実を受け入れて、では完璧でない人間が目指せる目標なんてこんぐらいなもんだろう、と低いハードルを設けるのがコツです。


人間、誰しも完璧でなくてもいいのです。

これは前回記事の"意志の強さを過信しない"ことにも通ずる自己受容の思考法です。

どんな些細な努力でも、継続できればそれ自体が力ですし、それを思い立った時点ですでに凄いのです。

千里の道も一歩から。



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