自己紹介(30代)
20代のボリュームが大きくて、
自己紹介なのに分けました
慌ただしい20代は、気付く暇もなかったけれど
何かと無理があったらしい
30代それも後半になって苦しむことに
ピンク女優以降は、バンド生活同様アルバイトしながらの生活
20代でもやっていた石材補修の職人が一番長く続いた仕事で、なんだかんだと建築業界に長くお世話になるきっかけの仕事
珍しい仕事で、建材の石の欠けや割れをパテを使って補修したり、石の色や柄を調整する仕事で美術系の人間は歓迎された
足場作業あり、ゴンドラや高所作業車もあり、出張もありで飽きないからか不思議と楽しめていた
ピンク映画以外に、Vシネマの仕事もしたけれど、脱がなきゃいけないっていうのが、お約束
わかっていても、消化できなくなっていく
人前で脱ぐって、やっぱり非日常っていうのか何のために演じているのか
演じるために脱ぐのか、脱ぎたいから演じるのか
服が着たい
こんなことを感じるようになり、結婚も視野に入り、マネージャーと距離ができて
って、裸稼業を続ける気持ちを失っていく
服を着るためには、少し休む必要も感じたし、休んで戻れない程度の気持ちなら、役者は辞めても良いんだろうって
それから、染色に少し戻ってみたけれど
自分と向き合い過ぎて具合が悪くなっていった
20代で悲しい記憶があり封印していたが、30代後半で思い出してしまった
記憶喪失の話って、物語的には思い出すまでがメインになるけれど、本当の物語は思い出してから
染めることも苦しいと思うようになり、表現することから逃避
建築現場の職人だけは続いていた
一人作業が多い仕事ということもあり、他人の目が届かなくなると泣きながら作業することも
振り返ると苦しい時期で気を抜くと闇を感じるというか、20代で悲しい気持ちと向き合わなかったツケなのか、やっと悲しいと自覚できるぐらい安全な場所に来たのか
それが、トラウマだと自覚して解けてくれたのは40代になってからだった
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