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家庭から取り組む小さなSDGs【コーヒーかすを堆肥化しよう】

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Hey! What's up people~? 鎌田です。あなたはコーヒー派ですか?私の周りには意外に紅茶派が多いんですよね。日本茶派もちらほら。

私は断然コーヒー派で毎日、焼酎のコーヒー割りをのんでいます。

それは焼酎派なのでは?というお声を頂戴しそうですが、朝は流石に豆から挽いたブラックコーヒーを飲みます。

ちなみにコーヒー豆って冷凍庫に入れてその都度挽いていると香りが減損しなくておススメですよ!

そしてコーヒーを淹れた後に残るコーヒーかすは、ポイってしちゃうと勿体ないというお話をさせていただきたいと思います。

色々な活用方法があって、共通のポイントはまずは乾かすことにあります。

なぜ乾燥させるかといえば、そりゃカビ対策なので何種類か提案します!

とにかく、しっかりと乾燥させることが大切ですよ~

① まず「天日干し」、めっちゃシンプルですね。ただお皿に広げても良いですし、通気性を確保するためにザルの上にキッチンペーパーなどを広げて乾燥させてもいいんです。

コーヒーフィルターのままやりたくなりますけど、それ自体が濡れていて目詰まりしてるんで、全然乾きません。

天候にも左右されますが、そこそこ時間はかかります。

② フライパンで炒って乾燥させることもできます。このときの注意点は焦がさないよう注意することくいらいでしょうか。弱火でじっくりと乾燥させていきます。

10分もあればあらかた乾燥しますけど、火をかけているうちは放置できないので、ちょっと面倒ですね。わざわざエネルギーを使うのもスマートじゃない。

③ 電子レンジでの加熱による乾燥もできます。乾燥の具合を確認しながら、ちょこちょこ30秒程度を数回にわけて、お箸なんかでかき混ぜながら乾燥させます。

フライパンと同じくエネルギーを使いますが、電子レンジの中の消臭にもなる点でおススメですね。また、ある程度水分を脱いてから天日干しすると乾燥の時間が短くなりますので、そういうやり方もありかなと思います。

④ 最後にうちの場合は食器乾燥機で洗うんですけど、その後に乾燥工程になるんです。その時にぶち込んで乾燥させてます。消臭的な意味でも効果があるのかな?あとはマンションなのでお風呂に置いておくと24時間換気だから、なんだかんだ乾燥が早い。

他にも、リモートワークの中で作業台の下にむき出しでこたつのヒーターを置いているのでその下に放置もなかなかおススメ♡

以上、あの手この手の乾かし方がございますので自分に合ったやり方でコーヒーかすを乾燥させましょう!

さて、乾かし方は色々ありましたが今回はガーデニングや家庭菜園に肥料としてコーヒーかすに活躍の場を提供していきましょうという提案になります。

コーヒーかすって実は肥料の材料として、めっちゃ優秀なんです。その理由はコーヒー豆の形状にあるんですね。コーヒー豆は挽いた後の状態でも、一つ一つに多くの気孔がある多孔質で水分や匂いを吸収するためです。

そういう性質を持っているので植物の成長を助けるというよりも、土壌を整えるための土壌改良剤として適しているわけです。

しかも肥料を作る時にコーヒーかすと他の材料を混ぜ合わせることで、他の材料が持つ水分とか悪臭の原因をコーヒーかすが吸収してくれて、全体のバランスを良い状態に保てるようになります。

脱臭・防虫・猫よけにする

このようにコーヒーかすには、脱臭の効果が高いことがお判りいただけたでしょう。コーヒーかすを、ふたをつけないビン等に入れて下駄箱や室内の消臭に使用したりとか、お茶パックに入れてゴミ箱内とか靴箱の中の消臭に使用したりできます。

このお茶パックに入れたコーヒーかすはクローゼットや旅行鞄に入れるのもいいですね。海外に行くときはこれは何かと聞かれたら説明がめんどいのでおススメできません。というか実際に聞かれてとっさに消臭って英語でなんていうんだっけって焦りました。

また、乾燥させたコーヒーかすは玄関先や庭に撒くことで、虫よけとか猫よけの効果があるみたいです。農業やってた経験からすると、これはあまり期待できないだろうと思います。

猫でいえば足の裏にコーヒーかすが付くのを嫌がる程度のことですから…

ただし、乾燥させたコーヒーかすを耐熱容器などにいれて火をつけると、その煙で虫よけになるのは確実です。

いよいよ堆肥化

コーヒーかすは前述のように土壌改良剤の役割なので、肥料づくりには必要な材料が他にもあるので、どんな道具でやればいいのかとか、簡単に手に入る他の材料を紹介します。

・コーヒーかす
・腐葉土(そもそもガーデニングに使っていた土がベスト)
・落ち葉(マンションの周りを掃除していると、ちゃんとした人だと勘違いされる効果も笑)
・油かすなど(これも乾燥させてね!)
・バケツ(他では段ボールが提案されることもありますが、完全に分解されることもないですし、Gの住処になりやすいので個人的には推奨しません)
・スコップと透明のごみ袋

これらを混ぜ合わせて発酵させると肥料が完成です。期間は季節に左右されますがおよそ1ヶ月~3ヶ月程でしょう。

腐葉土をバケツに半分ほど入れて、次にコーヒーかすを入れます。バケツが7割ほどの埋まったら、あとはスコップで毎日混ぜます。ぬか漬けと一緒ですね。

面倒に感じるかもしれませんが、発酵を促進させるために毎日軽く混ぜて空気を中に取り込むのも大切なことです。毎日のルーチンにしていると変化が楽しめてそのうち習慣になりますよ♪

混ぜ終わったらバケツを透明のごみ袋で覆います。雨や虫などが入らないようにするためなのと、お日様の光も受けることで発酵を促進させるためです。

期間中、コーヒーかすを追加していくことももちろん可能です。

コーヒーかすを追加するときは、乾燥状態のコーヒーかすを1日1回500グラムくらいが上限として混ぜ合わせていくと良いでしょう。

発酵の目安は、肥料の温度でわかります。触れると、ほのかな温かみがあるようであれば、発酵がしっかりと進んでいる状態です。

乾燥したコーヒーかすをそのまま撒いちゃいけないの?

残念ながら、肥料としてはそのまま使用することはおススメできません。その理由は、コーヒーかすに含まれる多量の炭素と若干量の窒素にあります。

窒素は植物の生育に欠かせない元素の一つで、そもそも土壌に含まれています。しかし微生物によっては分解されにくい作用が働いたりします。

そもそも微生物は炭素をエネルギーとして活動するので、その大部分が炭素であるコーヒーかすを撒くとい行為を行うことで、微生物の増殖・活動増大へとつながるわけです。

しかしコーヒーかすの窒素量は少ないので、微生物の窒素分解の活動が土壌にある窒素にまで影響が広がり、窒素の量が不足して植物が育たない状態を招いてしまうのです。

そこで腐葉土と混ぜ合わせて発酵させることで、植物育成阻害物質が分解されて肥料として使える状態になります。逆に言えば、この作用を利用して雑草抑制にも使えます(その場合は堆肥化しない)。

また、コーヒーかすに含まれるカフェインやタンニンには虫よけの効果もあるので、肥料にすると地中の害虫を寄せつけない効果があります。

コーヒーかすから、SDGsに参加しよう!

いかがだったでしょうか? このようにコーヒーかすをしっかり乾燥させることによって、家庭でのさまざまな活用法があることがおわかりいただけたと思います。

今回は、主にガーデニングや家庭菜園に活用する堆肥としての再利用方法につてご紹介させていただきました。肥料が完成するまでに時間はかかりますが、その作り方はとてもシンプルで日々の生活を整えるのにも役立ちそうですね。

美味しく飲んだコーヒーを淹れた後のコーヒーかすが肥料になっていくプロセスを楽しんでみるのもいいですね。

それではまたお会いしましょう!

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