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読書感想 死ぬくらいなら会社辞めればが出来ない理由

「死ぬくらいなら会社辞めればが出来ない理由」を読みました。


過労死などのニュースが流れるたびに、死ぬくらいならなんで会社を辞めないのだろう、と思っていたのですが、その理由についてとてもわかりやすく書かれていました。
長時間労働は思考力の低下を招き、視野をせまくさせ、正常な判断を下せなくさせるんですね。本来、ブラック会社勤め以外にも様々な選択肢があるはずなのですが、
真面目なひとほど
「みんな頑張っているから」 
「もっと辛い人だっているのに」
「辞めたらみんなに迷惑がかかる」
「親に心配かけてしまう」「転職出来るかわからない」などなど…
その選択肢を塗りつぶしてしまうのですね。

そしていつの間にか「まだ大丈夫」が「もう無理…」となってしまうのですね。
本書は、精神科医のゆうきゆう先生監修のもと、汐街コナさんの漫画を主軸として
自分の心を守るための方法(心の持ちよう)がたくさん書かれています。
やっぱり漫画で書かれていると非常にわかりやすくて、とても参考になります。

定期的に読み返したいと思います。笑

私も自分がうつ病気質である自覚があるので、色々な予防対策を立ててそれを習慣化しています。大切なのは習慣化だと思います。
ようは心の逃げ道をたくさん作っておくことなんですよね。 

疲れたら休む
しんどくなってきたらそれ以上努力しない
一緒にいてしんどい人とはなるべく物理的距離を置く
出来ないことは出来ないという
悩みを誰かに話す 

上記を自分に許可して、心掛けています。
そんなの当たり前じゃーん、と思われると思いますが、
真面目な人間は案外これが難しかったりするのです。笑

あとは、ストレス発散の趣味を見つけてそれを習慣化することですね。
私の場合
読書、ヨガ、ダンス、サウナ、ウォーキングなどですね。やっていて罪悪感がないものが自分には良いようです。

お酒やタバコ、暴飲暴食、ギャンブルなども楽しく嗜む程度なら全っ然いいと思うのですが、やはり多少依存性があり、健康を損なう可能性があるので、私は時々にしています。 
 

気分が落ちてきて、これはマズイぞ!となってから何かと始めようとしても無理なんですね。でも、日々習慣としてやっていることならなんとか出来たりします。私は読書を含めた趣味に何度となく救われています。趣味のおかげで、毎日心穏やかにすごせています。

私は看護師をしていて、何かとストレスがたまるんですね。やれやれ。

趣味を一点に集中しちゃうと、それが出来なくなったときの反動がヤバいので、なるべく分散するようにしています。

もちろん心と体がボロボロなときは、趣味より先に休む事が大切ですし、パワハラやモワモワがある職場は逃げるが勝ちです。

仕事上の立場はいくらでも替えがきくのです。総理大臣だって替えがきくんですから。
ただし、誰かの母親である自分、妻である自分、子供である自分、恋人である自分、友人である自分
などは絶対に替えがききません。

育児や親の介護など、どーしても逃げられない問題もありますが、時間が解決してくれるはずです。10年先を見越して、視野を広く持つことが大切な気がします。

本書にも書かれていたのですが、世界は広いのです。自分には無限の可能性と選択肢があることを忘れず、それらを自ら塗りつぶさないでいたいですね。



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