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言葉は便利。言葉は面白い。

我が家には、4人の子どもがいる。と言っても、その内人間は1人だけだ。
長女がそうなのだが、我が子はもちろん可愛い。そして、長男(犬)、次男(猫)、三男(猫)がいる。この3人(本来なら匹を使うところだが、人を使わせていただきたい)にも、娘同様常々愛情表現を怠らないようにしている。

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我が家の犬猫への愛情表現の変遷を辿ったところ、言葉で表現することの面白さを再発見した。
始まりは長男からと言いたいが、実は最初に家族になったのは、メス猫である。子どもが生まれる前から15年飼っていた。それはそれは愛らしい猫であった。当時は彼女1人なので、
「可愛いね〜、世界一可愛いね〜」と溺愛モード。

次に我が家に迎え入れられたのは、長男くんである。この時は猫と犬なので
猫の中で1番可愛い」
犬の中で1番可愛い」となった。

その後、娘が次男を連れて帰ると猫が2匹になった。しかし、オスとメスなので
メス猫の中で1番可愛い」
オス猫の中で1番可愛い」と上手く収まった。

しかし、今度はメス猫を保護したのである。
その当時先住猫は、14歳になっていた。新入りも動物病院で診てもらったところ「背骨の状態から、10〜15歳」と判明。

これは困った。すると娘が「この子種類なんだろね」と言うではないか。さては娘よと思うが早いか、
「モモ(先住猫)はスコティッシュフォールドの中で、1番可愛い😍」と断言したのだ。
(娘よ、グッジョブ👍)

一方、保護猫のビビはその見た目から「ノルウェージャンフォレストキャット」と思われたが、雑種かもしれないので、
雑種のメス猫の中で1番可愛い」とか「毛の長い猫の中で1番可愛い」とか言われるようになった。

♧♧♧

残念ながら、モモとビビは既に虹の橋🌈を渡ってしまった。
女の子は娘だけになってしまった。
しばらくは3きょうだいで過ごしていたが、今年になり知り合いから、保護猫をもらってくれないかと連絡があった。  

我が家にきた三男は、次男と同じ雑種だ。オス猫、雑種、短毛種。もう違いは、年齢と毛色だけなので、
三男は「子猫の中で1番可愛い」
黒猫の中で1番可愛い」
次男は「ハチワレ猫の中で1番可愛い」
とそれぞれに【嘘のない】1番可愛いを伝えることができた。

ちなみに、娘が長女で、モモとビビは次女、三女かというとそうではなかった。
それぞれ「女帝」と「女王」であった。

女帝モモ
女王ビビ

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見た目の違いを言葉で表現するだけで、『1番可愛い』を何通りにも言える。これから先、
見た目の違いだけじゃ足りなくて、性格や表情で新しい『1番可愛い』が生まれるに違いない。

心で思っていても、言葉にして出さないと伝わらない。と私は常々思っている。娘への愛情表現は、欧米人のように「愛してるよ」を使う。

思春期の娘に「世界で1番愛してるよ🫰」と言えば当然の如く「キショ」「キモ」と返される。最初の頃は心がぽきぽき折れまくり、今じゃ言われるのが当たり前になっているが。
しかもツンデレ娘は、こちらが油断してる時に限って「愛してるよ〜、おやすみ」とか言ってくる。思春期め〜🥹

Maria Sin. Pinterest



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