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建築学生の日常#6 「ドローイングを辿る」

みなさんお疲れ様です
かもしれです

普段、建築学生として生活を送っています
※卒業制作の模型のお手伝いを終え、ようやく春休み突入です

※ 先輩の卒業制作の模型やパースなどのお手伝いは、
 建築学生にとって恒例行事のようなものです

とはいえ、研究室の活動やアルバイトなどで案外普段と変わりませんが、、


今回は最近出会った本の中で、魅了された本について紹介したいと思います


本の紹介に入る前に、
みなさんは「ドローイング」という言葉をご存知でしょうか

建築におけるドローイングとは、一般的には「図面」のことです
建築ドローイングの表現は大きな飛躍をみせます。ポスト戦後という時代に、建築家たちは実務上の要求を超えて、多くのエネルギーをドローイングに注いでいきます。画面は大きくなり、技法は多様化し、ひとつの独立した作品として鑑賞されるものとなります。

紙の上の建築 | https://nama.bunka.go.jp/exhibitions/1710/#:%E3%80%82

建築学生であれば、
一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?

図面のようにきっちりしたものに限らず、
草案ができるまでのラフなものまで多様に存在します


これまで、手に取ってきた建築の本では
現実の作品すなわち実際の建築物について紹介しているものでした

その建築物を考える過程や
出来上がったものに対しての批評や考察を巡って
建築家を読み解くことしかできないと思っていました

この本と出会うまでは、、

起こらなかった世界についての物語 
三浦 丈典 著|2010年08月

https://www.shokokusha.co.jp/?p=1506

この本は、海外の建築家のドローイングを辿りながら
建築家を読み解く(あるいは推測する)内容となっています

一人の一枚のドローイングについて数ページで書かれているため、
隙間時間に読書をする私にはもってこいの本でした

本で展開されるドローイングたちは
桃源郷・理想・悪夢的な想像のような物語からは
一人の心の底から湧き上がる思想が垣間見えました

また、三浦先生のワードチョイスや各々の建築家に向けた想いが
想像を加速させ、私を本の世界へと引き込んで行きました


あなたもドローイングの世界に誘われてはいかがでしょうか?



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