「このままの人生でいいのかな」と思ったら見てほしい作品
フィリピンセブ島留学6ヶ月中に、月額料金が安いという理由で登録し始めたNetflixで、
「今際の国のアリス」
を鑑賞しました。マンガワンという無料漫画アプリで既に内容は知っていたため、英語字幕に英語音声で鑑賞。「日本語のドラマなのに英語で見ると、変な感じがするから私は日本語音声で見てたよ」と外国人の友達は言っていましたが、英語初心者としてはそこまで違和感も感じずに楽しむことができました。
最初に漫画で読んでいた時は正直、面白い、続きが気になるというだけでした。結末まで読んでもそこまでその先何か感じることはなく。
しかし、留学中に、内容の振り返りも含めてNetflixで鑑賞し終えた時、「ああ、これが人生か。未来に不安ばかり抱いていないで、今を楽しんで生きよう。やってみたいこと、行ってみたい所、会いたいひとがいるなら、今すぐ行動を起こしていこう。」と思うようになりました。
あらすじ
友人のチョータとカルベと共に夜遊びに出ていたアリス達が、突然誰もいない廃墟の街へと迷い込む。人を求めて歩き回り、辿り着いた場所で女性・シブキにここは現実であることを教えられた3人。わけもわからぬまま、「くらぶの3」というゲームに始まり、次々に命がけのゲームへと参加させられる。全てのカードが集まると、現実世界に戻ることができるのか、その真実を追求します。
ここから先は、ネタバレを含めて「このままの人生でいいのかな」と考える人に見てほしい理由を説明していきますので、ネタバレ嫌いだよという方は先に漫画を読むか、Netflixで見てください。どちらも特に大きな差はないように私は感じたので、お好きな方でいいと思います。私はどちらも見て、違いも楽しみました。
人生と同じだと感じた部分(※ネタバレ含む)
会社員時代、繰り返しの毎日に追われる業務から鬱気味になっていた時、「なんで生きてるんだっけ」という疑問が浮かびました。考え出すとわからない「生きる意味」。
これが、作品内では「なぜこんなゲームに参加させられているのか」と何度も答えを求めることとよく似ていると感じました。そして、この追い求める様子、そしてその答えが作品中盤で出てきます。しかし、これは中盤で出てくる「ビーチ」をまとめるリーダーによる作られた答え。でも、それのおかげでビーチの人々は今を楽しむことができるのです。。。
なんだか、宗教ってこうして作られたのかななんて思いました。
でも、これって「生きる意味」を探し求めるのと同じだなと。求めて求めて求めて、出てくる答えは結局誰かが作ったものになる。なんだか腑に落ちないなと思いながらそういうことなのかなと納得せざるを得なくて。
最後のゲームでも、主催者がゲームをする理由を教えてくれる場面があります。ただし、これも実は私達読者・視聴者も求めるような結末、答えだったりするのです。いくつか出てきましたが、その中で一番私が好きだったのがこちら。
つまり、イレギュラーな人生はなく、長く健康に生きられるようになった人間が娯楽を求めて仮想現実世界でサバイバルゲームをしているというもの。
日本で生きていると感じていたのって、これに近いのかもと思ってしまった。平和で健康に当たり前に生きていることで、それが幸せと感じられない。だから、サバイバルゲームのような非日常を求める。海外に行きたくなる。または、同じような毎日を繰り返して脳には快楽物質が供給されない。そして、脳の快楽物質が足りなくて生きられなくなる。自殺に走ってしまう。
作品を見て得た個人的な結論
「生きる意味」は求めても出てこない。それは、結局は誰かによって作られたものだから。こうしてインターネットも繋げて明日の食事も生活も心配しなくて生きているのだから、未来の不安なんて考えすぎず、感じたままにやってみたいことをやればいい!! 現実が辛いことだらけなら、幸せになれるようにもがいたらいい!! それが人生‼︎
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