映画レビュー 33作目 プリシラ

今回は、4月に公開された、伝説のアーティスト、
エルヴィス・プレスリーの妻、プリシラ・プレスリーに焦点を当てた映画、プリシラをレビューする。

本映画では、ドイツで兵役を受けていたエルヴィスがプリシラと出会い、交際、結婚、離婚までを見る
事ができる。

本作品を視聴して、思った事がいくつかある。

1つ目は、エルヴィスの妻、プリシラに焦点を当てている事だ。
エルヴィスのドキュメンタリーや映画は、和多く作成されている。
これらは、エルヴィスの視点から表現される事が多い。
今回は、今まで、あまりなかったプリシラの視点
から、エルヴィスを見る事ができて非常に新鮮
だった。

2つ目は、エルヴィスの自宅、グレイスランドが非常に細かく作られている事だ。
一瞬、本当のエルヴィスのグレイスランドで撮影がされたのではないかと思ってしまった。
なかなか、グレイスランドに行く事ができない
ので、雰囲気だけでも味わえて非常に良かった。

3点目は、パーカー大佐がエルヴィスの言葉でしか
出てこない事だ。
彼は、絶対に、グレイスランドに出入りして、
プリシラと交流があったはずだ。
その絡みが一切無かった事が非常に気になった

4点目は、プリシラとエルヴィスの出会いだ。
エルヴィスとプリシラの出会いがパーティーの場だとは知らなかった。
この時、エルヴィスは、スーパースターでありながら、軍隊生活を送っていたので、劇中で何度も開かれるパーティーを開いていいのだろうかと視聴しながら思ってしまった。

5点目は、映像の色合いである。
全体的に、映像が暗いシーンが非常に多かった。
見ていて、俳優さんの動きがよくわからなかった
シーンもあったので、そこが残念であった。

2人の再会から、結婚までが少し長かったかなと
思ったが、基本的にはテンポよく進んでいくので、非常に見やすい作品であった。
トム・ハンクスがパーカー大佐を演じたエルヴィスより個人的には好きな作品だ。

星は4つ。

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