映画レビュー 31作目 人間の証明

今年は、松田優作が生誕75周年といった記念すべき年なので、彼が出演した映画が再び劇場で公開されていた。

今回は、その作品の中から、人間の証明をレビューする。

ある男性が、アメリカから、日本へ出発する所からスタートする。
その男性は、ストウハといった単語を残して何者かに殺されてしまう。
その男性は、麦わら帽子と西城八十の本を持っていた。
その手がかりを元に、犯人を探していくと言った
物語だ。

この映画の見どころは、主に3つある。

1つ目は、物語の展開である。

本作品では、複数の事件が発生する。
しかし、そのすべての事件があまり複雑ではなく、
ロケ地も、日本の観光地に加えて、アメリカと複数の場所で行われているにも関わらず、展開が
スピーディーかつ最後に全ての事件がすべて関連
づくので、混乱せずに視聴する事ができた。

2つ目は、敗戦国、日本人に対しての差別である。
この作品では、終戦後、敗戦国となった日本で起こった日本人差別がものすごく大きなポイントとなる。
差別描写シーン、アメリカでの松田優作のセリフ、
は、終戦から、75年以上経った今より、あの時代に
制作されたからこそ、人々の心に響いたのではないかと考える。

3つ目は、豪華キャストである。
松田優作目当てに見に行ったが、岡田茉莉子、坂口良子、ハナ肇、岩城滉一など、これほど1作品の中で、豪華キャストが出演しているとは思わなかった。
豪華キャストなのに、ある一定の人だけが目立つのではなく、全員が一定にそれぞれの演技を見せていたのがとても良かった。

久しぶりに心から展開が気になり、見終わった後、面白いと思える作品に出会えた。

星は5つ。

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