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[UFC296]メインカードの予想結果

メインイベント ウェルター級
(C)レオン・エドワーズVS.(3)コルビー・コビントン

予想:エドワーズの5R判定勝ち(3-0)

結果:エドワーズの5R判定勝ち(3-0)


危なげなく王座を防衛したレオン・エドワーズ
©︎UFC(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC via Getty Images)

有効打を稼ぎコビントンに良いところを作らせなかったエドワーズがほとんどのラウンドを支配して3-0の判定勝ちを収め王座防衛に成功。

しかし、エドワーズの強さに脅威的な要素はあまり感じられなかったので、王座陥落は時間の問題かもしれない。

ラフモノフやチマエフといったファイターを退けられるイメージは持てなかった。

セミメイン フライ級
(C)アレクサンドル・パントーハVS.(2)ブランドン・ロイバル

予想:パントーハの3R一本勝ち

結果:パントーハの5R判定勝ち(3-0)


グラウンドコントロールでロイバルを封じたパントーハが初防衛達成
©︎UFC(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)

ロイバルに全く可能性を感じられなかった戦い。

パントーハの入りに合わせる膝をクリーンヒットさせられない限りなんの突破口も開けないような状態だった。

その結果、パントーハが危なげなく王座を防衛。

グラップリングが得意でパワーも備わっているフライ級のファイターは安定した強さを持つが、パントーハはその上タフネスも持っているので効かせて消耗を図るには相当なパワーや当て勘とタイミングが必要がある。

それを考えるとタイトル獲りを期待できるのはアミル・アルバジになるだろうと思うので、モレノVS.アルバジの結果によってタイトルの行方はまた変わって来そうだと感じる。

ウェルター級
(5)シャフカト・ラフモノフVS.(6)スティーブン・トンプソン

予想:ラフモノフの2R TKO勝ち(パウンドアウト)

結果:ラフモノフの2R一本勝ち


連勝・フィニッシュ100%継続のラフモノフがトンプソンを圧倒
©︎UFC(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)

スタンド勝負ではなく組み伏せることで確実な勝利を狙っていったラフモノフがトンプソンを完封してフィニッシュを奪った。

この試合を見て改めて思ったのは、ウェルターの階級でラフモノフの相手を出来るのはトップランカーしかいないということ。

そろそろタイトルマッチに繋がるようなランカー戦を見たい。

チマエフがミドル級に上げた今、期待出来るのはムハマッドとウスマンになってくるのではないかと思うので、この圧倒的なカザフスタンのファイターをトップランカーは止めることが出来るのかどうかに関心が高まっていく。

ライト級
トニー・ファーガソンVS.パディ・ピンブレット

予想:ピンブレットの2R一本勝ち

結果:ピンブレットの3R判定勝ち(3-0)


フルマークの判定勝ちを収めたパディ・ピンブレット
©︎UFC(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)

この試合の結果は確かにピンブレットの判定勝ちであり、3-0のフルマークが付けられるものだった。

しかし、内容はあまり良いものではなくピンブレットよりもファーガソンの頑張りが目立ったように感じた。

このマッチメイクからしてもピンブレットにはフィニッシュが期待されていたところがあると思うので、それを考えるとガス欠でファーガソンとのスタンド勝負を嫌がり、グラウンドでトップコントロールを行なってポイント稼ぐ方向にシフトしたというのは、物足りなさを感じる内容になった。

ピンブレットはオフでの自己管理を見つめ直さなければ、大幅な減量や戻しでパフォーマンスに大きな影響を出してしまうようになるだろう。

そのせいで黒星が付くようなことがあればライトの階級で戦っていくのは難しくなってしまう可能性もあるため、無理を押している自身のスタイルを修正する必要があると今回の試合を見て改めて感じた。

フェザー級
(6)ジョシュ・エメットVS.(10)ブライス・ミッチェル

予想:エメットの3Rスプリット判定勝ち

結果:エメットの1R KO勝利


エメットが強烈な一撃でミッチェルを沈める
©︎UFC(Photo by Chris Unger/Zuffa LLC via Getty Images)

積極的に攻めていったエメットが先にタイミングを掴み、様子を見ていたミッチェルが試合を作り始める前にマットに沈めてしまった。

かなり強烈な一発がヒットしており、意識が回復するまでに時間が掛かっていたようにも見えたので、ミッチェルは今回の一戦でかなりのダメージを負ってしまったと思われる。

それがミッチェルの今後の戦いにどのくらいの影響を与えてくるのか、その点が心配される。

一方エメットは復帰戦を華々しく飾ることが出来たので、再び上を目指して進んでいくことになるだろう。

ヴォルカノフスキーとトプリアの対戦が決まっているフェザー級は抜きん出たトップを据えている階級でもあるので、ヴォルカノフスキー・トプリアのどちらが勝つにしてもベルトを獲得するのはとても難しくなってくるだろう。

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